忘れない、パレスチナの子どもたちをのレビュー・感想・評価
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この映画の存在感
3年前2021年5月の11日間、イスラエル軍によるガザ攻撃で子ども達の犠牲者は60数名が死亡 数百人が負傷した
内部のパレスチナ人監督がひたすらその亡くなった子供達の家族の肖像を撮るが声高に泣き叫ぶことはなく、亡くなった子らがどんな子どもだったかを静かに語る家族たちの悲しみを湛えた澄んだ瞳、瞳、瞳
その場面だけがひたすら続く映画 観たことない映画
昨年10月に始まったイスラエル🇮🇱による大規模なパレスチナ🇵🇸へのテロへの報復攻撃からハマス壊滅作戦に拡大した戦争によるパレスチナ人死者は今や4万数千人で、そのうち子供達の死亡は1万6千人を超えた
毎朝NHKの海外報道のダイジェストニュースを観るのが日課で、あまりの非道な惨状に知らず知らず感覚が麻痺していたことをこの映画が自分に気付かせてくれた
3年前にキャメラの前に立っていた家族、子供達ももしかすると・・・そう考えると命の重さに胸が潰れたが、もう今2度と撮ることが出来ないパレスチナの現状を鑑みる時、この映画の存在感はとてつもなく大きく重い
1人でも多く、重い尻をグッと持ち上げて映画館へ行って我が目でありのままを確かめて欲しい
百聞は一見にしかず
パターン化の一長一短
日本人女性によるナレーションがあって、ガザにおいてイスラエル軍による空爆が殺していった子どもたちの遺族が、その子どもたちの思い出をカメラの正面を向いて語ったり、写真や映像で振り返るというのが、結構パターン化していて、それが良い面もあるのだろうけれども、辟易感も生じてくるような気もする。
色々な場面で犠牲になる人たちのこういう映画、 もっと作られたら全作...
色々な場面で犠牲になる人たちのこういう映画、
もっと作られたら全作品見に行きたい
亡くなった記録は、
少なくとも生きてきた証だから、
敬意を持って鑑賞したい
映画のポスターのイケメンの男の子は主役じゃない
映画を見るときは、ネタバレが嫌なのでレビューはもちろん、予告編も見ないようにしています。
サユリ、あの人が消えた、アビゲイルなんか、ネタバレを見てしまったら、どこに怒りを持っていったらいいのやら想像するだけで恐ろしいたらありゃしない。
映画のポスターの第一印象で、このポスターの少年が主役のジョジョ・ラビットみたいな映画だろうと思っていたのだけど、
映画が始まってみると空爆で身内を殺された家族のインタビューがずっと続く映画で、亡くなった身内の生きていた頃と、死んでしまった映像が交互に映しだされていく鬱展開になるとは予想だにしていませんでした。
それよりも何が鬱かというと、亡くなった身内の事を語る家族の目つきが共通して、何かをすがるような目つきが葬儀屋で働いていた時を思い出すからなのです。
遺族からご遺体を移送する依頼の電話があって、寝台車で病院なり自宅なりに向かって、亡くなった故人の遺族が最初に見るのが俺なんだけど、その時の遺族の目と同じなのです。
あの目が嫌で嫌でたまらなくて、夢にも出てくるんですよ。あの目が。
もう、人の悲しむ姿を見るのが苦痛になったので葬儀屋からは足を洗いました。
人が亡くなってから、泣き叫ぶ家族というのにはお目にかかった事はなく、この映画のように冷静沈着に話しをするのです。葬式になったら、泣くんだけどね。
病気で闘病していたなら、まだ心の準備はしているだろうけど、空爆でさっきまで元気だった家族が亡くなるという喪失感たるや想像したくないです。
そんな遺族達に何人もインタビューをする監督のメンタルは真似できるもんじゃなくて、生きていた頃の写真と、破片が頭に刺さって死んだ子どもの写真の映像が流れた時は他人事とは思えない気持ちになり、早く映画が終わってくれないかと何度も願いました。
戦争はフィックションの中だけにして欲しいものです。メンタルが弱い人はあっちの世界にもっていかれるので見るなら自己責任で...。
戦争反対!!
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