リリアン・ギッシュの肖像

劇場公開日:

リリアン・ギッシュの肖像

解説

フランスを代表する名優で映画作家としても活躍したジャンヌ・モローが監督を務め、サイレント映画期からハリウッドで活躍した歴史的女優リリアン・ギッシュに迫ったドキュメンタリー。

1893年にオハイオ州で生まれたリリアン・ギッシュは、「國民の創生」「散り行く花」などD・W・グリフィス監督作への出演でサイレント映画期を代表する俳優となり、トーキー映画の時代に入ってからも、チャールズ・ロートン監督作「狩人の夜」、ジョン・ヒューストン監督作「許されざる者」など数多くの作品で活躍、71年にはアカデミー名誉賞を受賞した。83年の夏、モローはニューヨークでギッシュにインタビューを敢行し、彼女との対話を通して、その好奇心に満ちた人生と映画の歴史を浮かび上がらせていく。

日本では、特集上映「映画作家 ジャンヌ・モロー」(2024年10月11日~/新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか)にて劇場初公開。

1983年製作/59分/G/フランス
原題または英題:Lillian Gish
配給:エスパース・サロウ
劇場公開日:2024年10月11日

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LILLIAN GISH (C) 1983 FONDS JEANNE MOREAU POUR LE THEATRE, LE CINEMA ET L’ENFANCE. TOUS DROITS RESERVES

映画レビュー

3.5“好奇心”を持つことが人生を楽しむ秘訣と教えてくれる

2024年10月21日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

知的

幸せ

萌える

“アメリカ映画のファーストレディ”と呼ばれたリリアン・ギッシュを知る人は、今や映画ファン以外では少ないかもしれませんが、彼女のモノクロのポートレート写真ならば一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

それが約100年前のものであっても彼女の美しさと気品は色褪せることなく、映画スターとしての魅力が写真から伝わってきます。映画の創成期、サイレント映画時代からハリウッドで活躍した歴史的“女優”。本作はそんなギッシュに、フランスを代表する女優ジャンヌ・モローが監督として迫ったドキュメンタリーです。

世代や活躍した国は違いますが、同じ映画女優であるギッシュとモローの対話時の笑顔は、まるで写し鏡のようです。モローは少女のように興味津々で質問し、ギッシュはモローに心を許して答えているのがわかります。「幸せな人生とは、何を手にしたかではない、何を与えたか」であるとし、「好奇心」を持つことが人生を楽しむ秘訣であると教えてくれます。

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和田隆

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