花まんまのレビュー・感想・評価
全332件中、141~160件目を表示
大阪の寅さんのような話かと思いきや
想像していたストーリーイメージと違っていて、少し驚き。義理人情に熱い大阪の下町の兄妹の話、と勝手にイメージしていた。ザックリの設定は合ってるけれども、大阪の寅さん的雰囲気ではなく。ただ人生の中で何を大切にして、そのために何をするのか、ということは描かれていた。鈴木亮平の役を生きてる様はさすが。そして有村架純の他、個性的な役者さんが並んでいて、その顔ぶれを見ている楽しみもあった。ストーリーからとても温かいものを受け取ることが出来た作品。
ほんのちょっと残念
1.妹の前世のお父さんの結婚式出席を反対している立場から受け入れるに至る過程が夢落ちというのがちょっと残念。心境の変化を細かく描写してほしかったが、夢に出てきた両親のおかげっていうのは・・・
2.結婚式終了後に、スパッと前世のお父さんを忘れてしまったところが何とも切ない。最後の列車の中の引き出物をみたところで多少納得。
終盤の結婚式シーンはそりゃ泣きますよね、一般のリアルの結婚式でも泣けるんですから。ちょいちょいSFチックな夢の話が出てくるのは、私には受け入れにくいところがありましたがしっかり泣ける映画でした。
酒向芳さんの演技だけで泣いてしまいました
映画館内は、すすり泣きで溢れていた。
期待度△鑑賞後の満足度◎ 『花まんま』って何のこっちゃ?と思っていたが、意味が分かった途端じんわり泪が…不満な点は少々あるけれども予感通り随分泣かされてしまったので点数は少しオマケ。
①珍しく時間潰しの為に鑑賞。よくあるお涙頂戴もの(確かに大分頂戴されてしまった)だと思っていたからだけれども、少々の不満点に目をつぷればなかなか良くできた好編だと言っても良い(何、この上から目線👅)
②前田哲監督の演出はこれといった妙味・巧みさはないが、泣き笑いをバランスよく配した手堅い演出。
③鈴木亮一は好演だが、彼が身に纏うスマートさというか知的さというか(何でも出来きる良くできた人みたいな感じ)が邪魔して、高校はドロップアウトしたけれども中小企業の街東大阪の町工場で働くプルーカラーの熱い男というには少々違和感が漂う。もう少しガサツで不器用さを感じる役者の方が良かったのではないか。ラストももっとに泣かされたかもしれない。
④有村架純扮するフミ子は難役と云えば難役だが(他人の記憶が自分の中に入り込んでいる役なんてどう演じたらエエねん?というのは分かるが)、フミ子の内面が殆んど描かれていないのが物足りない。そこに踏み込んだらもっと奥行きの深い作品になったと思うのだけれども...
子役の女の子の表現・佇まいの方が其の複雑な内面を巧まずに表現していたように思う。
⑤それと、主要キャラに扮した役者が殆んど関西出身なので変な関西弁の引っ掛かりがなかったのはよろしい。
ファンタジーやね!
主役のお二人、ファーストサマーウィカさん、阪神巨人師匠たち、関西弁のノリ抜群でした。加藤俊樹(鈴木亮平さん)とフミコ(有村架純さん)の幼い頃からの口喧嘩、自然すぎて笑っちゃいます。
他人の記憶が関係ない人に宿る、世界仰天ニュースでやってそうで、信じるか信じないかはあなた次第です、が本当にあるとすればこの作品のようなことが起きたらまさにファンタジーですよね!『ザ!世界仰天ニュース』は相変わらず前途多難状態ですが。
結婚披露宴の兄やんのスピーチ、涙もんでした。フミコ(有村架純さん)も脚本ではなくても本当に涙してそうでした。
それにしても鈴木亮平さんのここんとこの活躍ぶり目を見張りますね。妹のために働いて働いて、喉渇けばお茶、仕事終わりには生ビール、疲れたら強壮剤、季節ごとには救命救急として走り、休みには宝くじ引いて電気自動車をぶっ飛ばして「やっちゃえ」!見ない時間帯がないくらいです。
でも幼なじみの設定のウイカさん、ちょっと歳離れてますよね。フミコの方が近いかも。その意味では繁田家の親子(酒向さん、キムラさん、六角さんの)も逆に近い年齢じゃないかとも。酒向さん、いつも怪しい容疑者のイメージでしたけど今回いいお父さんでした。泣けました。
今日は違った形のファンタジー作品をハシゴ観できて幸せなGW後半の始まりでした!いい映画観せていただき感謝です!
かなりファンタジー強め
傑作
“花まんま”とはそういう意味だったのか・・・
有村架純作品ということで、楽しみにしていた。
【物語】
大阪の工場で真面目に働く加藤俊樹(鈴木亮平)の生き甲斐は妹のフミ子(有村架純)だった。両親を早く亡くした俊樹は、幼い頃に「妹を守るのが兄貴の務め」と親から言われたことを頑なに守り、「兄は大変」を口癖にしながらフミ子を守ることが生き甲斐になっていた。
そのフミ子の結婚が決まり、1ヵ月後に式が迫った俊樹は寂しい気持ちを抱えながらもその日を楽しみにしていた。しかし、式を直前に控えたある日、フミ子は兄に嘘をついてどこかに出掛けてしまう。俊樹の脳裏にはある思い出したくない記憶が蘇る。小学生の頃、突然フミ子が「私の頭の中に別の人の記憶がある」と言い出したことで、親にも話さなかった俊樹とフミ子だけの秘密だった。
俊樹はフミ子への思い、亡くなった両親への思い、様々な大切な思いの中で葛藤する。
【感想】
何度も涙してしまった。
本作はフミ子の結婚式を巡る物語だが、実は観賞の3日前に自分の息子の結婚式を終えたばかりというタイミングだったので、息子の結婚とリンクしてしまうところも多く、普通より強く響いてしまったこともある。
予告編にも描かれているように他人の記憶がフミ子に宿るというところは、SFと呼べるような緻密な設定は無く、おとぎ話的で他愛無い。 下手すれば陳腐なドラマになってもおかしくなかった。 また、結婚式の始まりからエンディングにかけて展開描写がちょっと雑。 「それ、普通あり得ないでしょ!」的展開が散見され、「普通無理だが、皆の頑張りや特別の好意でそうなった」的展開シーンを入れて欲しかった。
そんな不満もあり、完成度が高い作品とは言えないのだが、役者の好演がそれをカバーして感動することができた。特に酒向芳の感情あふれ出る熱演に涙が止まらなかった(ネタバレになるのでどういうシーンかは書けないが)。
“花まんま”というタイトルは、観賞前はどういう意味?と思いつつ深くは考えなかった。それが中盤で「なるほど!」と明確になり、物語上重要なキーアイテムとなる。観るまで何のことか分からないところが上手いタイトルだと感心した。
若い人も楽しめるとおもうけど、やはり子供が結婚を迎えるような世代に一番響くと思う。
花まんま?何だ?聞いた事が無い言葉だぞ?下ネタか?
と、思っていたが、お花さんを摘んで、容器に入れて白い花はご飯に見立てて、黄色い花は玉子焼き、赤い花は梅干し、後は忘れた。まぁ、そんな女の子がやる、おままごとなのだ。
このニコライ・バーグマンの箱に盛ったお花のような
↑ 知ってる?ニコライ・バーグマン?有名なフラワー・アーティストで、白い箱にお花を敷き詰めたギフトで、一万円超えするんだよ?日本中に店舗があって、超絶イケメンなの。
今の奥さんと知り合ったきっかけが、飛行機に乗った時に自分の席に、女の人が座っていて、席の取り合いで喧嘩になった事がキッカケで、結婚したんだとさ。
こんなベタなエピソード、脚本家が書いてきたら、プロデューサーに突っ返されるぜ?
いかん、いかん、また、話しがそれた。
映画冒頭で、鈴木亮平のお父さんが有村架純が生まれた直後に死んじゃって、お金を稼ぐ為に、お母さんはニコライ・バーグマンのお花を箱に詰める内職を最低時給で始める。
そのお母さんの技術を眺めていた、子ども時代の有村架純が、ニコライ・バーグマンを真似たギフト、それが、花まんまなのだ。
これが、伏線になって、映画本編に何度も出てくる。
本作の脚本家は、この作品以外に手がけた作品は無い。でも、凄く面白かったので、余程、原作が面白かったのでしょう。
有村架純の子役時代の演技がもう最高!芸能事務所から、選りすぐりの演技お化けのトップクラスから、選ばれしものだろうから、いちいち演技に説得力がある!
でも、これだけ演技力があっても生き残るのは一握りなんだよなー?芸能界って、厳しいよなぁ?
今回は脱がない鈴木亮平と有村架純の仲良し兄妹コントが微笑ましい。近所の人も、オール阪神巨人も、誰も足を引っ張らない。
有村架純のもう一人の家族のお父さんの体型変化が驚愕モノで、どうやって、あんなに痩せたのかが意味分かんない。役者って、すげーや?
もう一つの家族が出来た原因は、まぁ、フィックションでしか、あり得ない理由なのだが、そこは目をつぶりましょう。心にしまいましょう。大丈夫、きっと大丈夫。
有村架純の結婚相手が、カラスと会話する事を研究している学者なのだが、この能力も後の伏線となる。非常に馬鹿馬鹿しいのだが、この伏線、矢沢嫌いじゃない?
さぁ、クライマックス男!!
↑ さぁ、誰が知っているのか?マイナーな漫画のセリフを?知ってたら、一言、コメントくれくれタコラ。
結婚式のドタバタがさぁー?いいんだよー?泣かせるぜー?本当によー?
でも、俺の嫌いな感動ポルノじゃないんだ?違いを教えてあげよう!感動ポルノは、客が泣く前に出演者が泣いてしまっているから、暑苦しいのだ!
ラストシーンに至るまで、どこを切り取っても、無駄なシーンが無い完璧な映画!
366日とか、片思い世界とかの能無し映画なんか見るな!こっち、見ろ!ぜぇーたいに損しないからさー?
さぁ、これだけ俺が推すという事は、爆死フラグが立ってしまいましたな。ごめんねー、ごめんねー。
涙腺決壊😭 警報級 タオル持参お忘れなく
良い意味で予想を裏切ってきた良作!!
有村架純だし鈴木亮平だしこれは良い感じの作品なんじゃないか?と、思って見にいきました。
なんとなくイメージ的にほんわかアットホームなヒューマンドラマ的なやつかなと思ってたし最初の方なんかも見てるとまさにそんな感じで進んでいきましたから最近ってこういう映画少ないからたまには変な捻りのないこういう作品もいいよね〜こないだの鶴瓶と原田知世のやつみたいなのかな〜なんて思ってたらいきなりのファンタジー要素がぶっ込まれます(笑)
これはもしかしたら人によっては何これ?ってなるのかな?
その辺は自分としては見ていて変に感じることもなくすんなりそういうもんだと受け入れれました。これはやはり演者の皆さんの演技力の素晴らしさもあってなんじゃないかなと思います。
特にやはり酒匂芳さんが本当に素晴らしい!
この人はマジで何やらせてもしっかり演じ切ってマジで一番すごい役者さんだなと思う。
本当に変人から優しいお医者さん、お父さん、怖い刑事やマフィアのボスなど何でもやれるからマジですごいです!
あとはお父さん役の板橋駿谷さんもすごく良かったなー!この人ももう少し売れてくれてもいいと思うんだよな。この方も熱い男から悪いやつまで幅広くやれる素晴らしい役者さんだと思います。
鈴鹿央士は有村架純の相手役には似合わないかなと最初思いましたら彼のあのなんとも愛らしいキャラクターが今作ではとてもいい色づけをしてくれていたと思います。
主役の兄妹のお二人はもちろんすごく良かったです!ウイカさんもうまいですね!
オール阪神・巨人も良かったし
演者の方々がみんな良かったです!
マジでオススメです!
落語の人情噺っぽい
大爆笑ではなくクスッとする要素が散りばめられていました。
また前半の仕込みが後半で上手く活かされている脚本でした。
最後ちょっと切なくなりましたが、それ以上に救いがあって良かったです。
そして、主演の二人はもちろん、わき役陣の演技が素晴らしいです。
子役の二人、特にフミ子役の小野美音ちゃんが上手い上手い!
フミ子は幼少期に自分の異変に気付くのですが、
その違和感の出し方、「一生のお願い」の仕方が秀逸でした。
大人では酒向芳さんとファーストサマーウイカさんが良かったです。
特に酒向さんの演技にはホロっときました。
あと、何気にオール阪神・巨人師匠の映り方の距離感が面白かったです。
人は支え合って生きていく
予告編を観た時は生まれ変わりというスピリチュアルな題材のミステリアス作品だと予想したが、実際には違っていた。本作は、兄妹愛を主軸に、リアルとファンタジーを巧みに融合して描いている。芸達者な演者達を揃え、彼らの持ち味を存分に活かして、大阪弁を駆使して、生まれ変わりというスピリチュアルな題材を、笑いあり涙ありの心温まる作品に仕上げている。観終わって、良い作品を観たという心地良い余韻に浸ることができる。
本作の主人公は大阪の下町で暮らす加藤俊樹(鈴木亮平)。彼は若くして両親を亡くし、亡父との約束通り、親代わりとして妹のフミ子を懸命に守ってきた。しかし、フミ子の結婚が決まり一安心した矢先に、子供の頃に封印したフミ子の秘密が蘇ってくる・・・。
生まれ変わりを題材にした作品ではあるが、前世、現世での登場人物を演じる子役を含めた芸達者な俳優陣が適役なので、違和感なく作品世界に惹き込まれる。
やはり、鈴木亮平には本作のような熱い物語が相応しい。彼の熱い演技が作品を力強く牽引し、観客を感動に誘っている。そんな鈴木亮平に有村架純も負けてはいない。いつもより強い目力で自分の生き方を貫こうとするフミ子を好演している。
前世の記憶に苦悩しながらも、前世の父子愛を大切にするフミ子と、前世のことは封印して現世で幸せになれと諭す俊樹。二人の主張は噛み合わないが、俊樹の性格から着地点は推察できる。
鑑賞中に渥美清主演の“男はつらいよ”が頭に浮かんできた。不器用な兄と健気な妹という設定が同じであり、令和版兄貴はつらいよ的な雰囲気を感じた。
終盤のフミ子の結婚式が本作のハイライトである。感動シーンが多いが、特に俊樹の親族代表スピーチが素晴らしい。彼のフミ子への想い、彼とフミ子を支えてくれた人々への想いに溢れていて感動的である。結婚式後のビタースウィートなラストも申し分ない。
人は、色々な人達に支えられ、色々な人達を支えて生きていることを強く実感できる後味の良い作品だった。
ええ話やねんけど
設定問題でモヤモヤしてして全然話入ってきーへん。
ふみこは人格乗っ取られてるん?
それとも記憶だけ共有してるん?
きよみさんの記憶で成績優秀やったん?
記憶消えたら何が残るん?
もしきよみさんの人格のままで大人になったとしたら
それはもうお兄ちゃんやってられへんしな。
でもそういう感じでもない描写もあったりなかったりでな。
核となる謎の投入から解き明かしまでのなるほど感がもっさり。
六角精児さんを老けさせるか若い時は別の人にするかで
見た目はっきりさせたら良かったかもしれへんな。
酒向芳さんは気味の悪いヤバ目の役ばかりだったから
こういう正統派優しいおじさん役は新鮮やったねえ。
鈴木亮平さんはもう並ぶものおらんのちゃう?
天性の耳の良さで関西弁も板についてるし。
強いていうなら雑な中にも育ちの良さが出てまうとこかな。
有村架純さんはもっともっと見たいわ。
スケジュール的に忙しかったんかな?
ウイカさんと鈴鹿央士さんはすくすくと伸びていってください。
阪神巨人師匠お疲れ様でした。
南琴奈さんは「ちひろさん」にチョロリと出てたりしてますけど
桜坂46にいても違和感ない透明感ですよね。
ちなみに見たのはふみこの結婚式の当日でした。オモロ。
つつじ🌺きれいかった!
それではハバナイスムービー!
感涙笑
前田監督、今度はそっち系の話でしたか!また1つ、大好きな前田監督作品が増えました!こういう作品って、実はちょっと苦手です。ほらほら、感動するでしょ!って期待されてるようで、ついつい観る前から構えてしまいます。でも、物語の序盤に子供時代があったお陰で、その辺の期待バイアスが薄れて、兄妹の絆が自然と感じられるような流れがとてもよかったです。兄・加藤俊樹(鈴木亮平)の気持ちもわかるけど、妹・加藤フミ子(有村架純)の気持ちもわかる、そこに挟まってくる繁田家の面々との関係もすんなり納得というわけにはいかないし、両親や婚約者との関係、さらにはカラスまで参戦(笑)。いい感じで笑えるシーンも多くて、その塩梅が流石、前田監督って感じでした。この物語は兄目線で進んでいくので、フミ子役の有村架純は受けの演技が多いように感じましたが、個人的には過去作で一番、いい役者だなあと感じました(「花束みたいな恋をした」の絹超え!)。それと、映画ではたぶん初めて観た駒子役のファーストサマーウイカがよかったです。駒子を主役にした物語を観てみたくなりました(笑)。でも、心底凄いなって思ったのは、鈴木亮平のスピーチでした。
ただただ泣く
全332件中、141~160件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。