花まんまのレビュー・感想・評価
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圧倒的な鈴木亮平と、優しく暖かいストーリー
鈴木亮平の素晴らしい才能が光ります。
関西弁で陽気で頑固な兄貴でありながら、小さい頃に親を亡くし、妹を育て続けた兄貴。
結婚式で、今日くらい褒めてくださいというのは、長年頼る事ができずに頑張ってきた心の叫びだろうと思います。
それにしても鈴木亮平、完璧な救急救命医から、映画ドラマ史上最凶の広島ヤクザ、変態だマックスの画面、どんな役にも変化するおそらく現代最高の俳優だと思います。
鈴木亮平と有村架純でよかった・・・
昭和か、君は・・・じゃ、なんと言えば?
バスガイドだった繁田喜代美が殺害され、彼女の記憶が生まれたばかりの加藤フミ子に前世の記憶として宿ってしまう。世にも不思議な内容のハートフルストーリー。病院でぶつかりそうになったのはそういう意味だったのね・・・
両親を早くに亡くしたため、兄の俊樹は妹フミ子を守り、彼女の結婚式まで親代わりとして育ててきた。それがフミ子の前世の記憶によって彦根に住む繁田家と文通してたことに憤る。もう影の主役は酒匂芳やないか。
自分的には無関係の家族の結婚式スピーチでも泣ける!そんな俺だからやはりスピーチでは泣いた。ここで繁田家の話題も盛り込むのかと思っていたら、全く無くて、式場を後にする際の挨拶でフミ子の記憶がいきなり・・・泣ける話の裏にはこんな時限装置がついていたのですね。
今まで転生モノ作品は好きじゃなかったのですが、温泉をキャンセル(したのか?)してまで繁田一家が式に参加のが心和ませてくれた。いや、元々結婚式に出席したかったんじゃなかったのか?最初から結婚式に乱入する計画もしていたかもしれない。つつじの美しさに見とれていたけど、見終わってから邪推してみた。
酒向さんの物語
鈴木亮平と有村架純という名優を揃えてのブライダルムービー。
よくある兄妹のブライダルにまつわる話を、ファンタジックな要素でちょっと違った遠回りをさせている。
酒向さんは今作、アカデミー賞もんだろう。
明らかに主演を喰っている。しかも喰われたのは鈴木亮平とあれば、驚きも大きい。
鈴木亮平は手紙のシーンも素晴らしいが、実際の結婚式ではそれ以上の感動が山ほどある。期待していた分、そこはまぁそうだよなって想像の範囲に収まる、いいスピーチだったな、っていう感想。
どこまでも突っ走り続ける兄妹は、似たもの通し、といった感じか。
有村架純の美しさは必見だが、総じて印象は薄い。
むしろ婿役の鈴鹿央士くんの設定が面白く、使い方も上手い。
ファンタジックなムービーとしては、いま会いに行きます、などには及ばないが、娘を持つ父親には刺さる。
弁当、バージンロード、引出物。全て泣かせるのは酒向さんだった。
ウイカの芝居がとても好感が持てて、今後もいろんな役どころで観たいと思った。
有村架純、芝居が上手すぎてファンが減りそうな、なかなか損な役どころだな。でも、上手い。
キャスティングの素晴らしい映画
「花まんま」とは、原作ではいざ知らず、この映画を観て私なりの感想として、「辛く悲しい前世へのお別れの手紙」のような物と感じた。ただ、それを「弁当」の形で表しているだけと思う。
それにしても、ストーリーの設定自体はよくある話。しかし、この映画を感動的なものにしているのは、キャスティングの妙だろう。W主演の「鈴木亮平」と「有村架純」は勿論のこと、他の俳優さんたちも役の人そのものに見えてくるほど見事な演技。「酒向 芳」さんの演技に至っては、ただただ涙としか言えない。
とにかく、悲しく切ない物語ではあるが、心暖まる美しい物語。
「鈴木亮平」と「有村架純」が共演する映画とくれば、絶対「面白い」に違いない。と思う。
あたたかな世界
展開が読めなくない優しい物語であるが、役者らがうまいのか、めちゃくちゃ泣いた。
痩せた父親が出る場面で何回も泣いた。
とくに、駅で女児を見て亡くなった娘と気づく場面と、披露宴のお見送りで有村架純さんの記憶が失くなった場面。
とても爽やかで切なくて、
脚本とか演出とかはいいんだけど……
鈴木亮平主役だから期待して見た。予想通り鈴木亮平のお兄ちゃんの演技は文句なしでものすごい熱演だなと感じたが、それに対しての妹のふみ子の有村架純があまりにも冷たい演技で見ていて度々イラッとした。原作のふみ子がそういう人なのかもしれないけど、ちょっと性格良くなさそうに感じた。
他のキャストや大まかなストーリー、伏線は面白かっただけによりそれが際立ってて残念。
てか最後のふみ子はもはや誰なの?喜代子さんの記憶が消えたからといってふみ子という人格は地続きであるはずなのに最後繁田家のことを覚えてないのは流石に違和感。
タイトルなし(ネタバレ)
いわゆる町工場にいそうな声でかい自分の一方的な気持ちを
押し付けてくるけど情に厚いから憎めない正義感の塊みたいな
父性愛たっぷりな男をやらせたら右に出る人いないでしょって感じ。
公開当時から見たいみたいと思ってたんですが
秘密とはこれだったんですね。
転生と天国人とのトークなどファンタジー要素もかなりありますし
元々、主役の二人が好きだったので楽しみにしていたのですが
いやぁ、酒向さんにやられました。がいこつといえば確かに骸骨
魂の抜けた屍が花まんまを見たとたん息を吹き返す。
思わず涙するというよりも息を飲むといった方が良いかもしれません。
まだ小さい愛娘の作った花まんまをうんうんと頷きながら
食べる相手をしてやった事を思い出している。そんな情景が
はっきりと見えました。
途中までは
キヨミの父親とヴァージンロードを歩く姿は、『兄可哀想』とは思ったものの号泣シーンでありその後の親族挨拶も泣けた
だがしかし、キヨミが成仏して『どちらからいらしたんですか?』で全て冷めた
キヨミの人格が入り込んで二重人格状態になっているならともかくあくまで“キヨミの記憶を持って産まれた”設定だと思っている
これだと、小さい頃から元父親と文通していた記憶も消えている
結婚報告しに会いに行った記憶も消える
私が号泣したヴァージンロードを歩いた画像や動画を後で見た時フミ子は何を思うんだろう
小さい頃から人生を共に過ごしたキヨミの記憶がスパっと消えるって事は少なくない人生の記憶が消える事
それでいいのか?と思ってしまった
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