私は憎まないのレビュー・感想・評価
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私は人類史上希(まれ)な時代と国に生きているのかもしれない。
私は平和が当たり前の時代と国に生きているが、案外そのことは珍しいことなのかも、と思った。
「アンネの日記」が(ここではその是非は述べないが)イスラエル建国の世論の地ならしをしたように、一本の映画が人々の考えを変えたり、行動のきっかけになることもあるのかもしれない。少なくとも、それを信じて、この映画は製作されたように思う。
ぜひ、いろいろな人にこの映画を見て欲しい。
どうして憎まないでいられるのか?
この映画の予告を見た時自分の愛する家族を奪った相手を憎まずにいられるのか不思議でした。この映画をみてその謎が解けました。この映画の主人公であるアブラエーシュ医師はイスラエルの病院で働いており多くのイスラエル人の友人がいるということがその秘密ですね。
イスラエルのテレビのキャスターが医師の友人であり奇しくも医師が3人の娘を失う事となった自宅への砲撃直後の様子はイスラエルのテレビを通じて多くの人に伝えられる事となりました。医師を応援するイスラエル人も多くいることだと思います。
相手の国の人と個人的なつながりを多く持つことがその国の人に対する偏見を持たないことや平和に共存することにもつながることだと感じました。
都市が爆撃される様子やケガをして運ばれる場面などもありショッキングでもあり思わず涙がこぼれたりもしましたが、医師の力強い言葉に多くの勇気をもらいました。ガザの戦争はもちろんのことウクライナやミャンマーなど世界中の戦争が一日も早く終わってほしい事や武器で平和は守れないとも思いました。
映画として評価というよりも
題材が題材なだけに
映画としてどうこうというよりも
人間の難しさを見たような気がする。
おそらく軍人として砲弾を放っているほうも
なにかを信じて正義だと本気で思っているのかもしれない
が、それが同じ人間として捉えた場合
正しかったのかは疑問
人種、宗教、生まれた場所
育った環境、さまざまな要因によって
生物学的には同じ人間なのに
複雑な分断が起きるというのは
なんとも滑稽で悲しい話だなと感じる。
分断は分断を産むし
憎しみは憎しみを生む
目には目を、歯には歯をという
有名な経典があるが
歴史を振り返れば
それはもしかしたら未来を見据えた言葉ではないのかもしれない。
やられたら同じ分やりかえして
それで終わり
のように簡単にはいかないんだろうなと。
人間は過去の出来事に囚われてしまうけど
とらわれるのではなく、
過去から何を学び未来へ繋げるのか
というところが人間の最大の課題なのかもしれないと思った。
映画もすごいけど、 それよりこの人自身がすごすぎる 放送中に電話を...
映画もすごいけど、
それよりこの人自身がすごすぎる
放送中に電話を受けた知り合いも言っていたように、
普通じゃない
娘もすごい
この映画、
たくさんの人に見てもらいたいですね
素晴らしい精神力に圧倒!でも・・
主人公のことは知らなかったけれど、聖書考古学との関係からイスラエルに興味を持っていて何が起きているか知りたかったし、貴重な機会と思ってトークショー付きの回を観ました。
実際の報道番組が使われていてリアルで、攻撃される中で家族を思う様子に、苦難の中で最後まで子どもを守ってくれたキリスト教徒の母が重なって、涙が出ました。家族が殺されて憎むのではなく、その死を人生を意味のあるものにするため、今も力強く進み続ける姿が本当に素晴らしいと思いました。
ところで、家族を攻撃したのはハマスだとイスラエル兵が主張し、反論したと思うのですが、ハマスではないとする根拠が、翻訳のせいか、よく分かりませんでした。ハマスを信頼しているということなのか、直接サインを貰ったけれど質問出来ませんでした。
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