ジャックポット！

コメディって、単におバカ、単に笑えるだけじゃなくて、
社会風刺とか、主人公の成長を描くとか、
そういうのが欲しいんだ。映画だからね。
本作でそれを見出すのは正直、難しい、というか無理。

設定の荒唐無稽さはスティーヴン・キング原作「バトルランナー（ランニングマン）」みたいなモノと思えなくもない。
でも、この設定は無理。

警備会社は当然「客（当選者）」を殺すでしょ？誰だって。
となると、悪役のシム・リウのキャラが崩壊する。
悪役だもん、悪辣じゃないと。

でも本作では「当たり前」の行動をするワケで。意外性も何もない。

何を楽しめ、と？

ドタバタコメディで、B級映画
B級映画好きにはきっとたまらないと思う

登場人物は全員かなりアホ
行動が理解できないことが多い

会話はずっとウィットで、少し滑ってたり、何を言ってるかわからないところごある

アクションはいまいちで迫力にかける

だが、ストーリーのアイデア自体はなかなか良く、物語が転機したところはかなり面白かった

欠点も多い映画だが、なんか憎めないコメディ映画

ジョークが飛び交い笑いを誘う。が下品さも含まれているため劇場でみてたらきっと真顔だった。エンディング楽しい現場だったんだろうなぁが伝わる。スタッフも演者もいい人いいね。