レベル・リッジのレビュー・感想・評価
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終始一貫した「抑えの演技」に引の美学を感じましたよ
簡単に言えば、腐った警察と闘う現代版ランボーみたいな映画かしら🙄
しかし大きく違うのは、主人公ランボーことアーロン・ピエール扮するテリーが黒人であり、恐ろしく節度ある燻銀のランボーであるということだ。終始アンガーマネージメントもバッチリなテリーの抑えた怒りは、それでも徐々にヒートアップ!いとこのマイクがメタ刺しで亡くなったと聞いたところで、最大限に声を荒げて「だから言っただろ💢」と怒鳴ったのをMAXに、その後も決して我を忘れることはなかった。
物語の序盤にテリーが、MCMAPの元教官であることが分かるのだが、MCMAPとはMarine Corps Martial Arts Program=海兵隊マーシャル・アーツ・プログラムの略であり、その元教官であるテリーは実は戦闘のスペシャリストであるということだ。だからこそ精神性にも優れている。本来なら聖職であるハズの警察が、お粗末な現実を突きつけるも簡単には、立ち向かうことをしない。世の中のあらゆるところにこの手の不条理が蔓延していることを熟知しているからだ。そして不用意に正義を振りかざすことが、とても浅はかで危険なことも熟知しているのだ。テリーはあらゆる訓練で自衛こそ最大限の防御だと知っている。
それでもテリーは立ち上がった。燻銀の怒りと正義を胸に。そう決めた時にはもう恐らく最大限の策と度胸は用意されていたハズだ。その静かでクレバーな復讐劇があるようでなかった新鮮さで私は好みです。
多くの人が評価をマイナスに転じたくなるラストについても、初めこそ「これで終わり?!」と思ったものの、2度3度見返すうちに「これが正解だ」と思えるようになりました。
終始抑えた怒りの演技に「引の美学」を感じましたよ♪
よく解釈すればですがね🙄
普通に見て損はない面白いアクションサスペンス映画でございました♪
ビッケさん勧めてくれて感謝です🫡
渋い
青い目の黒人
ランボー!
現代版ランボー?
全方位に配慮してしまった
いわゆる「ナメてた相手が実は殺人マシーンでした」映画の系譜に連なる映画。
この手の映画は『ランボー』『イコライザー』『ジョン・ウィック』などシリーズ化した人気作も多い。
超絶の戦闘スキルを持ちながらもその正体を隠して社会の片隅でつつましく生きる主人公が悪に対して怒りを爆発させるというプロットに、アクション映画好きのボンクラ野郎たちは激しく魂を揺さぶられるのである。
かく言う自分もそういうボンクラ野郎の一人なので、今回はどんなブチ切れマシーンが登場するかとワクワクしながら観たが、思ったほどのカタルシスは得られなかった。
脚本も練られているし、主人公の接近戦スキルなどもそれなりに見応えがあるが、Netflixにありがちな「全方位に配慮しましたのでどなたでも安心してご覧いただけます」感が出てしまった。
映画に限らず創作物というのは、受け取る側の誰かを傷つけ、誰かを置き去りにし、誰かを怒らせるものである。
差別感情を煽り立てるような作品は論外として、結局は面白いものを創るためにどこかで腹を括るしかない。
全方位に配慮すると、全方位の観客がそこそこ楽しめるが、全方位の観客がそこそこつまらないと感じる映画ができてしまうという好例。
主人公も常識の範囲内でしか暴れないし、なんなら悪党たちも「常識の範囲内で悪事を犯しますので安心してください」という感じだ。
観終わってつくづく感じるのは、ジョン・ランボーやロバート・マッコールやジョン・ウィックが、いかに常識の通用しないムチャクチャなヤツらだったかということである。
そして自分のようなアクション映画好きのボンクラ野郎は、金を払う以上は常識の通用しないムチャクチャなヤツらを観たがっているのだと痛感。
この映画の主人公はランボーやマッコールみたいにムチャクチャなヤツではないので、「ナメてた相手が実は殺人マシーンでした」映画の入門編的な佳作と言っていいのかもしれない。
パトカー パトランプ ドラレコ
Netflix Original アクションスリラー映画 吹替版有り
自転車に乗る黒人男性が白人警察官のパトカーに追突される。何度かの警告を無視したというが、その形跡はない。男性が所持していた大金を没収される。
悪徳警察の映画か、黒人差別の映画なのか?
金はいとこの保釈金。いとこを釈放したい。
男性はテリー、元軍人。実戦経験はないが接近戦のエキスパート。
前半からずっと緊張感がある心理戦が繰り広げられるが、中盤に大きく話が変わる。そしてテリーだけでなく、助けてくれていた裁判所事務員のサマーにも危機が及ぶ事となる。
終盤の所が分かりにくい。
「セルピコ」
それまで特に言動にはなかった。
配信だから直ぐ言葉の意味を調べられるが。
…………………
日本語版キャスト
主人公テリー:白熊寛嗣、サマー:斉藤梨絵、署長サンディ:金尾哲夫、ログストン:勝部演之、 エヴァン:後藤光祐、スティーヴ:櫻井トオル
腐敗した警察を相手に孤軍奮闘する元海兵隊員の話だが、黒人に対する...
腐敗した警察を相手に孤軍奮闘する元海兵隊員の話だが、黒人に対する差別も下敷きにされていて見応えがある。
腐りきっている警察の中にも良心に忠実な警察官がいるに違いないと期待する主人公が、「セルピコ」は誰だと問う場面がある。「セルピコ」はシドニー・ルメット監督による映画で、ニューヨーク市警に蔓延する汚職や腐敗に立ち向かう警察官の実話に基づいた作品。アル・パチーノが警察官セルピコを演じた。
彼は最初、女性警察官がそうではないかと思っていたが、そうではなかった。映画の後半にセルピコのような警察官を登場させている。また、裁判所に勤める若い女性が町ぐるみの不正に気づき、主人公を援助する。公権力に孤立無援で戦うヒーローものにとどまらず、たとえわずかでも希望の光を感じさせてくれる。さわやかな印象が残った。
上級者向け
だんだん白熱戦になっていき、ドキドキUP
らんぼー???って思っちゃったwww
知恵と工夫でサバイバル
本作は、単なるアクション映画の枠を超え、
知略と戦略が織りなすスリリングなドラマだ。
パワーや火力を前面に出すのではなく、
Jiu-Jitsuなどの格闘技を巧みに取り入れ、
〈精神こそ最大の武器〉
と戦略的な側面を際立たせている。
これは、単なる武術の披露でもなく、
限られた状況下でいかに生き延びるか、
人間の知恵と工夫とサバイバルを描き出している。
パワーや火力に頼ったアクション映画とは対照的に、
静かな緊張感で観客を魅了する。
主人公のクレバーな戦術、
そしてそれを裏付ける海兵隊の技術や戦術用語の、
略語[P基本・A代替・C不測の事態・E非常事態]などは、
物語に刺激を与え、観客を飽きさせない、
知的なエンターテイメントとしても興味を引く内容だ。
そんなエンターテインメントがメインプロットではあるが、
並行して深刻な内容も全編に漂わせている。
ポール・ハギスの「ラッシュ」や「デトロイト」のように、
社会問題、特にBLM(Black Lives Matter)運動に関連する問題を扱いながらも、
暴力やアクションを最低限に、
軍人、警察官の心の葛藤や社会構造の問題に焦点を当て、
観客に深い思考を促す。
そして劇中にも出てくるセルピコの存在。
「セルピコ」のファーストシーンとラストシーンを思い出させつつ、、、
主人公と協力者の孤独な闘いは、
システムや組織に対する無力感や絶望感をも象徴している。
ジワジワずっとハラハラしてる
終始胸糞悪い警官だらけ
武器無効化銃撃アクション
暴力で解決する銃撃戦じゃないところが魅力。
ガンアクションが好きな人にとっては不完全燃焼だと思う。私は好きだった。
前半1時間は主人公に怒る不条理に耐える時間。
後半1時間は淡々と反撃の狼煙が上がる。
アメリカの嫌な白人警官って田舎のお巡りさんが多くて、州警察とか大きな組織になるとちょっと話のわかる奴が出てくるイメージがある。
実際にアメリカ国内でも人種差別による違法逮捕や暴行事件は後を絶たない。
ポリコレだ〜人種差別なんてありません。と謳っているハリウッドに見せてやりたいくらい配役がマッチしていて素晴らしかった。
人間、権力や役割を持たせると途端に横柄に暴力的になるから、群れさせない組織づくりは大事なんだと思う。
主演のアーロンピエールは今度公開のライオンキングでもムファサ役なんですって!楽しみ!
ストーリーも分かりやすく、ガンアクションは見たいけど血は苦手って方にもおすすめです。
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