「そこまで刺激的ではない」ベイビーガール Omiさんの映画レビュー(感想・評価)
そこまで刺激的ではない
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社会的ステータスのある中年女性が、年下の若い男の泥沼にハマっていく感じが妙にリアルだった。
(相手を失うのが怖いのは自分の方なのに、あなたを守りたいのと力のある母親のような態度を取る所とか、会えなくなった時の未練がましい所とか...。)
仕事も家族も全てを失って破滅していくのかと思いきや、
ラストシーンで夫婦仲が案外良好な方に向かっていったように見えた。
セバスチャンという男性(関係性はよく分からなかったけど)に毅然な態度で対抗できたのも、サミュエルとの日々があったからのように思う。
ロミーの自己認識や自立を深化させ、家族との関係も深まり、最終的にはプラスに働く良い経験だったと言ってもいいのかもしれない。
サミュエルは意図も目的もよく分からず、しかし知性と色気と純粋さがあってなかなか不気味で怖い。
リアルでは確実にモテるタイプだと思う。
観終わってもなんとなく達成感がないというか、面白かった!とはならなかったので、☆3.5にしました。
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