「ボクシングだけでなく恋愛、家族愛、裏切り、策略…と盛りだくさん」草原の英雄ジャロロフ 東京への道 Sachさんの映画レビュー(感想・評価)
ボクシングだけでなく恋愛、家族愛、裏切り、策略…と盛りだくさん
オリンピック二連覇を飾ったジャロロフ選手の半生を描いた作品ということで、スーパースターを明るく描いた作品と想像していましたが、さまざまな苦労や挫折や事情が絡み合って、やっと手にした勝利なのだという深いところまでが描かれていました。
注目すべきは、ボクシングの勝ち負けだけではなく、さまざまな国のカルチャーや思想を盛り込んでいるところ。
あまり詳細に書くとネタバレになってしまうのでボカしますが、日本ではあまりこういうことはないだろうなという恋愛模様があったり、嘘かまことかわからない裏取引の部分が同時多発的に色々な場所で行われていると感じさせるシチュエーションの豊かさや、時系列を前後して飽きさせない見せ方も、普段見慣れない国の編集作品として新鮮に感じました。
ラストシーンは、「えっ物足りない、まだ見たい…」と思わせる作りで、これは狙いなのか、狙いだとしたらまんまと術中にハマっています。笑
一緒に見に行った仲間でその後に飲みに行き、作中に出てきたシーンを真似して写真を撮るなど見た後まで楽しませてもらいました。
コメントする