ロングレッグスのレビュー・感想・評価
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フレーミングの美しさ
ときどき音でビックリさせられますが、
ホラーやサスペンスとしてそこまで怖くなく、
ミステリーとして巧妙、複雑なトリックもあまりないけれど、
フレーミング(画面構成)と、その空間の使い方が面白く、
最後まで楽しく観ました(着目すべき視点がズレてるかもしれませんが…)。
背景を存分に含めたワイドな画面構成が、
そこに何かが潜んでいるかもしれないと思わせるドキドキ感を高めつつ、
会話している複数人を同じ画面内にに収めずに、
個々人を直線的なアングルで真ん中に据えて切り替えるフレームの多さが、
登場人物たちの空虚で孤独な心理をよく表現していて素晴らしいと思いました。
音楽もすごくかっこよく、映像と合わせて完成度の高い映画だと思いました。
ケイジ頑張ったのに…
10年1はさすがに盛ったのうw いやしかしその意気や良しw そうい...
余韻が短い脚となってしまった
ロングレッグス Longlegs
サスペンスでも、
スリラーでも、
ホラーでも、
オカルトでもない。
ひょっとするとホームドラマに近い。
いや、ブラックユーモアのようです。
それにしても、
人形師にスピリチュアル性が全くなく、
母親に愛情がさらりと薄く、
事件に深味がない。
リーが実家に帰ってきたときに、
多くの謎が透けて見える、
結末まで推測できた。
事件後、
カーターの娘と人形が残ったので、
続編が考えられる。
残った人形が、
M3GAN ミーガンの様に進化すればサイコサスペンスになるかも…
それより何と言っても、
最高のミステリーはニコラスケイジのロングレッグスだった。
あれなら彼でなくても良いじゃない?
アメリカにおける「足長おじさん」という表現は、基本的にはジーン・ウェブスターの1912年の小説『Daddy-Long-Legs』に由来しています。
それは、ザトウムシ(Daddy Long Legs)と呼ばれる節足動物にちなんで名付けられた愛称です。
見逃さないで下さい。
何処かで出てきます…
(^_^)
ロングレッグス Longlegs
ニコラス・ケイジが凶悪なシリアルキラー役を強烈なインパクトで演じ、全米で話題を集めたサスペンススリラー。
1990年代のオレゴン州。FBIの新人捜査官リー・ハーカーは、上司から未解決連続殺人事件の捜査を任される。
10の事件に共通しているのは、父親が家族を殺害した末に自殺していること。
そしてすべての犯行現場に、暗号を使って記された「ロングレッグス」という署名入りの手紙が残されていた。
謎めいた手がかりをもとに、少しずつ事件の真相に近づいていくリーだったが……。
「イット・フォローズ」のマイカ・モンローがFBI捜査官リー役で主演を務め、
「ディープ・インパクト」のブレア・アンダーウッド、
「ルール」のアリシア・ウィット、「レッド・ワン」のキーナン・シプカが共演。
「呪われし家に咲く一輪の花」のオズグッド・パーキンスが監督・脚本を手がけた。
ロングレッグス
Longlegs
2023/アメリカ
ニコケイ映画祭
つまんない
面白いけども、誇張広告はあるかも
怖がりの私が怖くないので、ホラー映画としては あんまり、、、、 羊...
怖がりの私が怖くないので、ホラー映画としては
あんまり、、、、
羊たちの沈黙とヘレディタリーを足してしょぼくしたような感じで残念感はある。
私の躓いた部分は冒頭の乗り込みの所でドンドンドン、「FBI!」って言って家に入るFBI捜査官なんているのか?(真正面からど頭撃ち抜かれるのもなんだか)に始まり、農場で人形見つけて一旦拠点に戻る?1人で母親のとこに乗りこませるなど、捜査モノとしてポンコツ感があるように思えてしまって乗れなかった。
良かったとこは、人形などの美術が良いのと映画ルックのシャレてる感じが良かった。
日本人はあんまり悪魔怖くないのに、10年で1番怖いとかゆう誇大広告が良くなかったのだと思う。
ちょっとおしゃれB級映画っぽい売り出しだったら喜んで観れたかも。
映画が怖すぎたら大島依提亜さんの最高のパンフレットが呪物すぎて家に持ち帰りたくなかったかもなので
そんな怖くなくって良かったかも。
気持ち悪い系
ホラーではないし全然怖くないが、気持ち悪い系のスリラー。
「理解不能で不気味」といった振り方だったと思う。
観ながら、山崎貴監督の初期作『リターナー』を思い出してました。
過去の名作から要素やシーンを引用し、つぎはぎしてなんとなくフィルムに整えました、というようなところが似てる気がして(『リターナー』はSF映画からで、本作はスリラー映画やホラー映画からという差はあるものの)。
主人公の母親のネタや、大きな音で驚かす見せ方は安易だなとは思いはしたものの、それでいて飽きさせないし、カルト的なマニアックにならず、楽しませてくれるのがすごい。
また「やっぱニコラス・ケイジは頭がおかしい奴を演じさせたら世界ベスト5に入る名優だな」としみじみ。
もっとも、ニコケイって冒頭クレジットや事前の宣伝で知っていないと気づかないほどメイクが厚すぎて別人でしたが。
セリフのあるシーンの怪演っぷりで改めて気づくという。
クック―。
ニコラス・ケイジ、ほんまに出てたん?
クックーってそういうこと?
ストーリーはそこまで怖くない。
差し込まれるショッキングな場面とずっとみられてるようなジトジトした雰囲気と胸糞悪めなラスト。
どんなもんかなと期待値上げすぎずに観たので想像よりよかったです。
映像がはっきりとしているから、シーンが印象に残りやすい。
知識が浅いせいか、彼が要所要所でやる意味ありげポーズ結局なんだったんだろう‥?ってなったり、細部が理解しきれてない感が残ったのが個人的に悔しかった。
→ネットで調べたらクックーってフランス語と英語で意味が変わるらしいですね?!ダブルミーニング的なことなんでしょうか‥
ニコラスケイジの演技がやっぱりすごい!
すごいとおもいつつ、最近変わりものおじさんのニコラスケイジを連続で観ているので、なんかかっこいい役をやってる過去作も観たくなりました。
ちょいアレなやつ
ニコラス・ケイジは何処?
”ニコラス・ケイジが連続殺人鬼を演じるサスペンスホラー”ということで、彼のネームバリューに惹かれて観に行って来ました。
チラシには「『羊たちの沈黙』以来、最高の連続殺人鬼映画」、「この10年でいちばん怖い映画」という、まあチラシならではの文言が踊っていた訳ですが、結果としてかなり眉唾だったというのが偽らざる感想でした。確かに人の心を操って連続殺人を行う犯人・ロングレッグス(ニコラス・ケイジ)と、FBIの若手女性捜査官・リー・ハーカー(マイカ・モンロー)が触れ合う話という点では「羊たちの沈黙」と構造は似ていました。しかしながら、紳士的な態度ながら文字通り人を喰らい、さらには観客の心すら操るんじゃないかと思わせるレクター博士の人心掌握術の恐ろしさと、見た目や喋り方が珍妙ではあるけれども、あまりインテリジェンスが感じられなかった本作の”ロングレッグス”を比較すると、横綱と十両、よくて前頭8枚目くらいの差があったように感じられました。
また、全般的に効果音がデカく設定されていて、音で怖がらせようとしていたのかなと感じたのですが、これが単調に思われてしまい、個人的に逆効果だったように思えました。
さらに、折角逮捕したロングレッグスに取り調べ中に自殺されたり、捜査に向かった先で捜査官が殺されてしまったりと、物語上FBIの捜査にかなり手抜かりがありました。まあ失敗は世の常とは言え、明らかに異常な態度の容疑者を、経験の浅いリー・ハーカー捜査官1人に取り調べさせるなんて、仮に容疑者がそれを要求したとして、実際あり得るのでしょうか。ロングレッグスの自殺後に、上司から叱りつけられたリー・ハーカーでしたが、自殺防止の対策もせず、そんな取り調べを許可した上司の責任でしょうとしか思えませんでした。また、殺人犯が潜んでいる可能性が高い現場にたった2人の捜査官で赴かせ、しかも単独行動を取った結果、1人は犯人に殺されてしまうってのも、実際にそんなことをしたとすれば管理上かなり問題。まあ映画だから何でもありと言えばありなんでしょうが、あのような大失態の連続では、FBI長官の首がいくつあっても足りないように思えました。
いずれにしても、宣伝文句とは対照的に、全般的に怖くはありませんでした。やはり主役のロングレッグスに、レクター博士ほどの怖さがなかったというところなのかと思います。さらに最大の問題は、ロングレッグスにニコラス・ケイジを起用しながら、別にニコラス・ケイジじゃなくても良かったんじゃないか、というか、ニコラス・ケイジだって全然分かんないじゃんと言う点に、いまだに釈然としない思いを持っているところです。
一方良かった点を挙げるとすれば、リー・ハーカー捜査官の母親がロングレッグスに操られていたという展開は、ベタではあったもののまずまず良かったかなと思ったのと、主人公を演じたマイカ・モンローは綺麗だったし、特に怖がった演技が非常に良く、これは一見の価値があったかなと感じました。
そんな訳で、本作の評価は★2.6とします。
昭和の東宝東和的大げさキャッチコピー
アンソニー・パーキンスも
〈洗脳、催眠のような謎の意志が伝播していく〉
〈それに憑依されそうなFBI捜査官〉
〈奇妙な文章が現場に残され〉
〈どうやらブードゥーでも黒魔術でもないようだ〉
〈米国特有の奇妙なコミュニティでもなく、田舎の農場でサタン崇拝〉
〈被害者の身体や皮膚〉
〈人形作成〉
〈銀の球を操るあしながおじさん〉
〈志村うしろー!〉
等々既視感のある間テクスト的設定だ。
謎の伝播、写真の眼が光る『ミッドウィッチ村のカッコウ』
(カーペンターの「光る眼」の原作)
机上のシリアルは『シリアル・ママ』
銀球の『ファンタズム』等は無理があるにしても、
これだけで類似作は10作品以上はあるだろう。
しかし、
本作は単なる類似作ではなく、
スタイルを持った作品なので、
美しいオマージュ作品とも解釈できるが、
ホラーでもサスペンスでもスリラーでもなく、
オズ・パーキンススタイルの主張なのかもしれない。
さて、そのスタイルとは。
それは、視覚的な技法におけるなかなかの巧妙さだ。
広角レンズを巧みに使用し、人物を手前から奥、
奥から手前と自在に動かすシーンを多用、
各キャストの芝居も説得力があり、
広角レンズで、
ゆがんだ上手から、何か出てくるのか、
パースの違和感がなんとなく気持ち悪い等、
観客に独特の不安感をもたらす。
さらに、広角のまま90度パンする技法も、
恐怖を騙し絵絵画的に引き立てる役割を果たしており、
その視覚的な手法はそれなりに高いレベルで完成されている。
ライティングも、
仄暗い空間造成の部屋の壁に、
マーク・ボランと、
ルー・リードの、
ポスターではなく写真、
そしてニコラスくんの白。
音楽も監督の好みの音楽を掛けてる感じ、
T-REXやヴェルヴェット・アンダーグランドの歌詞を追う気にはなれない。
アンソニー・パーキンスの監督作品も、記憶はあいまいだが、
シリアルキラーをポップなテイストで、撮ってなかったか、、、。
HAIL SATAN!
好き好き大好物悪魔物。セブンとかヘレデタリーとか、ヤバい存在自体は出てこないけど、その影響下の連中が実働隊で怖いやつです。
ニコラスケイジは制作にも絡んでますね、役はかなり繰り返し整形したみたいな顔なんで原型がわかりません。のりのりの演技から汲み取りましょうww
悪魔は昔から名前を言うことも恐れられていた(言うと来ちゃう)ので俗称が色々あります。話も皆んな何となくそれ"かなと思ってはいるけど信じられないし、名前出すのが怖いから言いません。不思議とその状態が一番怖いんです。頭の中で一番怖い型のない、または見えない物、、、、。
まあ、結末親切説明すぎな気もしたけどお母さん役アリシアウィット(Duneにも出てる!)も素敵可愛かったから許す。
フィンチャーみたいな映像派監督です。引き絵が多くメイン固定とたまに移動の使い分けがカッコよく撮影部も優秀。フレーミングが絶妙で観てて妙に背景が気になる様になってます。
しっかり怖かった
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