劇場公開日 2024年10月18日

  • 予告編を見る

「映画から得た情報で私がすべきことを知り、私はやり遂げました!」破墓 パミョ H.ROUZEさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0映画から得た情報で私がすべきことを知り、私はやり遂げました!

2025年5月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

 映画では、最後に日本の武士のような怨霊が出現し、この怨霊が災いを起こしていたのだとわかった。巫女が日本語を話すことができたので、怨霊とのやり取りにより、その場所から怨霊を取り除くことができたため、とりあえず、なんとか今回は破墓の仕事をやり遂げることができたかなぁというエンドでした。本当は根本的には解決してないけど…
 朝鮮半島では、このような出来事が多数あり、巫女達はこの怨霊に大層被害を受けているため、怨霊退治のための解決策があれば提供してほしいし、解決するために手伝ってほしい。また、解決できるなら、解決してほしいというメッセージを受け取りました。
 過去に戦いがあり、異国で亡くなりながらも母国での主人に忠義を示し、死して死屍に成ろうとも人柱となりて、この地を守り、成仏せずに、この世に残り、この地で主人の参られるのを待っているのだと怨霊は語っていました。
 この怨霊が成仏させるためには、この主人が、参上し、この怨霊らに『大義であった。もう良い。』と声をかけることが最良の方法と思われます。
 私は、ホラーで在るはずのこの映画の内容なのに、この怨霊の律儀さに涙を流しました。この武士は生きている時はどれほど、律儀で忠誠心に溢れていて、彼の主人を慕って尽くしていたのか、思い描けました。
 もし、私がその主人なら、彼らの眠るひとつひとつの墓に出向き、感謝の言葉をかけ、労をねぎらい、極楽浄土への成仏を祈ったことと思います。
 さらに、私は、この律儀な武士達が死して、なお、怨霊となり留まっていたことを不憫に思い、この地に留まる原因となった戦い自体を無くすことで、この事に関する解決策としました。戦いは、悪い因縁を作るだけ、なるべく、戦わない方策を選ぶことが、良き社会、良き未来を作る根源と私は思います。

H.ROUZE
PR U-NEXTで本編を観る