破墓 パミョ

劇場公開日:

解説

2人の巫堂(ムーダン=朝鮮半島のシャーマン)と風水師、葬儀師が掘り返した墓に隠された恐ろしい秘密を描き、韓国で観客動員1200万人の大ヒットを記録したサスペンススリラー。

巫堂ファリムと弟子のボンギルは、跡継ぎが代々謎の病気にかかるという奇妙な家族から、高額の報酬と引き換えに依頼を受ける。先祖の墓が原因であることがすぐに判明し、お金の臭いを嗅ぎつけた風水師サンドクと葬儀師ヨングンも合流。4人はお祓いと改葬を同時に行うことにするが、墓を掘り返す儀式を始めた矢先、不可解な出来事が彼らを襲う。

「オールド・ボーイ」のチェ・ミンシクが風水師サンドク、ドラマ「トッケビ 君がくれた愛しい日々」のキム・ゴウンが巫堂ファリム、「コンフィデンシャル」シリーズのユ・ヘジンが葬儀師ヨングン、ドラマ「ザ・グローリー 耀かしき復讐」のイ・ドヒョンが巫堂ボンギルを演じた。監督・脚本は「プリースト 悪魔を葬る者」のチャン・ジェヒョン。

2024年製作/134分/PG12/韓国
原題または英題:Exhuma
配給:KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス
劇場公開日:2024年10月18日

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映画レビュー

2.5日本絡みの描写に色々な意味で違和感

2024年10月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
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共感した! 31件)
ニコ

4.0朝鮮半島と日本の暗い歴史の苦さが後半の味わいに影響。韓国での特大ヒットに複雑な思いも

2024年10月18日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

怖い

「破墓 パミョ」は本国韓国で今年2月に公開され、5月の時点で2024年の韓国映画の最高興行収入を記録したとか。鑑賞しながら題材や雰囲気が似ていると思ったのは、國村隼が謎めいた村のよそ者を演じた2016年の韓国映画「哭声 コクソン」と、2018年の邦画「来る」。得体のしれない邪悪な存在に主人公側の人間たちが立ち向かうのが共通点と言えるだろうか。この手のジャンルの映画としては撮影が洗練されていて、暗いながらも美しい映像もなかなか見応えがあった。

ストーリーの後半には、豊臣秀吉の時代の朝鮮出兵や20世紀前半の日本による韓国併合といった朝鮮半島と日本の間で起きた暗い歴史の記憶が、ネガティブな要素として浮かび上がってくる。これが苦いスパイスとなり観客の感情を刺激したことが韓国での特大ヒットの一因になったのかと想像すると、日本人として複雑な思いもする。

日本とのつながりではほかに、悪霊から身を守るため全身に経文を書くシーンが怪談の「耳なし芳一」を思わせるが、脚本も書いたチャン・ジェヒョン監督は「耳なし芳一」を知っていたのか、それとも法話か何かで「経文を体に書くと魔除けになる」という古い言い伝えが仏教文化圏の共通のルーツとして存在するのだろうかと、ちょっと気になった。

暗く重苦しいムードが基調だが、「鍵泥棒のメソッド」の韓国リメイク「LUCK-KEY ラッキー」で主演したユ・ヘジン(葬儀師ヨングン役)のにじみ出るおかしみが、出演しているシーンの気分を少し明るく軽くしてくれた感じがする。シリアスな役でも“陽キャ”な雰囲気を漂わす点で、日本の俳優では大泉洋あたりが立ち位置的に近いだろうか。

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高森 郁哉

3.0恐怖の前兆と奇怪な事象が起きる前半、破墓の儀式、風習の様子など興味深く面白い。 後半、よくある三流化物映画になってしまって本当にがっかり。役者は良かったのに!

2024年11月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

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ITOYA

4.0オカルトには慣れてないので結構怖かった

2024年11月18日
iPhoneアプリから投稿

やっと観に来られた。オカルト物はほとんど見ないけれど、このストーリーには好きな要素が詰まっていた。
まず墓を掘る儀式、巫堂の舞とその言葉、弟子の太鼓の音に心を奪われた。これは日本の陰陽師であり西洋のエクソシストだなぁと思いながら観た。
そしてお金儲けのために加わった風水師と葬儀師だけれど,途中からは自分たちの国の土地を守ろうと命をかけてしまう所もツボだった。韓国では風水師という職業が成り立つんだというのもちょっと発見だ。
4人のキャラ設定がしっかりしていて、テンポもよく最後まで楽しめた。
パンフレットで色々確認したかったけれど、売り切れていて残念だった。

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ニョロ