「面白かった。年末スペシャルと同じぐらいには。」劇映画 孤独のグルメ アガサさんの映画レビュー(感想・評価)
面白かった。年末スペシャルと同じぐらいには。
映画でやる必要あったのか?と思ってしまいましたが、
原作から、ドラマシリーズもスペシャルも全て観てきた身としては、やはり観なければならないでしょう。(笑)
で、面白かったです。
スペシャルと同じと言えば同じです。テレビで流しても映画だとは気付かないのでは。
ただ、出てくる店が実在するか、架空かの違いはあるでしょうね。ラーメン屋さんは明らかに架空だし。
映画だから、なんでしょうね。
パリはほんのちょっとです。(笑)
あとは韓国がほとんど。
懸念されてた「恋愛要素」とか、「冒険要素」は、安心してください、ありません。
冒険してないです、ただ流されただけで。
「映画要素」はあります。
ラーメンのシーンは間違いなく「タンポポ」のオマージュでしょうけど。
いつものように、ただただ行った先で美味しいご飯を食べるだけです。
物語はありますが、食材探しのミステリーかと言われるとあっけなく見つかりますし、早々と解決します。
盛り上がりには欠けますが、孤独のグルメは、「こーいうのでいいんだよ」
孤独のグルメに派手な盛り上がりなんて求めちゃいけない。(笑)
なのでスペシャル同様、安心して観れます。
善福寺六郎が最高に面白かった(笑)。ここがヤマ。
遠藤さんノリノリ(笑)
二代目させるつもりなんじゃないですかね、本当に。(笑)
スタンディングボートで海渡ろうとするとか、その辺に生えてるキノコ食べちゃうとか、ケンカ強いはずなのに簡単に腕ひねられちゃうとか、水に浸かってスーツとか乾かす時間ないだろとか、あと汁のためにあのおじいさんいくら払うんだろうとか…そう言った不自然な部分はありましたけど、いんだよ細けえことは(笑)。
ご飯食べるシーンと独白が全てだから。
1997年の漫画原作ではハードボイルドグルメだったのに、
すっかりコメディになってしまいましたね。(笑)
漫画も2巻はドラマに引っ張られてハードボイルド要素無くなりましたしね。
久住さんもこれで良いと思ってらっしゃるのでしょう。
最後が第一話の焼き鳥屋につながるのが、また良い感じでした。