掟のレビュー・感想・評価
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今流行りの舞台劇の映画化
奥山和由がプロデュースしているという事で、鑑賞したけど、俺は政治家が大嫌いという事を忘れていました。
選挙の前だけ、街頭で頭下げて国会では寝てるか、国会では反対!って言うか罵倒するかだけで年収3000万貰ってる寄生虫だもん。好きになる要素が無いや。
また、この映画、舞台で場数踏んでいる芸達者の役者さん達が政治家を演じるんだけど、演技が上手いから見ていて憎たらしいったらありゃしない!追求する記者達も嫌らしくて、嫌らしくて!
役者のファンだったら、名演技を堪能できるけど、他にどんな人が見に来るんだろ?国会中継マニアか?
映像が何か安っぽいのが気になるので、TVで見ればいいんじゃないかな。
今そこにある危機
観なきゃいけない映画って伝わり辛いよね。「侍タイムスリッパー」も勿論大大大オススメだけども、こっちは"必見"です。観て、考えろ。自分とこの先のこの世界を。「誰が良い?誰が悪い?」の視点ではなくて、「何が閉塞感を生むのか」「何が改革の邪魔をするのか」が大事だと知らされる。書き方が上手くないからうまく伝わらない自信だけがあるのがもどかしいし「そういう事よね」と思うのだが、そういう事。この伝わり辛さこそも作品に込められているから、物見遊山な方々にもキッチリと一石を投じてくれるし、本当の所は黙って眺めていても誰も教えてくれないと自覚させてくれる最高の教材でした。
みんなでもっとうまくやろうよ。ね?
市の将来より掟とは・・・バ○議員に付ける薬は無い
広島県安芸高田市の石丸伸二元市長をモデルとした舞台劇「掟」の映画化作品。
元銀行員でアナリストの高村誠也は国会議員からお金を貰った市長が辞任したため、新たな市長を選ぶ選挙に立候補することを決意し、銀行を辞め地元に戻り、見事当選を果たした。世界で一番住みやすい街を目指し、政治腐敗の払拭と財政再建を図る高村市長だったが、議会中に市議会議員の1人が30分以上居眠りをしていた事実をSNSで拡散したことをきっかけに、女性議員による市長恫喝問題など、議会側の最大会派との対立が激化していった。そんな安芸高田市で実際に起きた事を元にしたフィクション。
まず、過疎化に悩む地方都市で先の短い老害議員は辞めるべきだというのが最初の感想。
国語の出来ない、勉強も質問もしない○カ議員に付ける薬は無いなと思った。
それと、議員にベッタリで情報を入手し、偏向報道で市長をバッシングし続けた中立新聞社(○国新聞社)も酷い話で、こんなだから全国から広島がおかしく見られるんだと思った。
中津留章仁監督の調査や脚本も素晴らしいと思った。
実名が浮かんでくる!
石丸元市長の記者会見を、良く見てたので、○○議員とか、□□記者とか、実名がすぐ浮かんでくる自分、ちょっとコワイ(笑)
実際、熊高さんが市長に当選しなかったので、映画で現実を改めて突きつけられました。
私見ですが、石丸さんは引き続きウォッチしていきます!
石丸も自民も変わらなくないか
未来ある協業のために「調整」しろという自民系会派、「調整」しないという石丸市長。
カッコよく描かれているけど、意地のために利を捨てている段階でお互い市民優先ではないように見えた。
意地の張り合いで周りが迷惑するのも社会だなぁとも思うけど、なんかなあ。
人口減少に対して財務だけの発想だと展望はない。
石丸氏の負の面ももっと見られるのかと思ったので物足りない感。
どこまで事実なのか
都知事選前の石丸さんを知らなかったので、それが知りたくて見に行きました。
地方議会の腐り具合が酷すぎて気分が悪くなりました。主役の方は石丸さんよりちょっと弱弱しい感じでした。特に最後に自信無さげに反省するシーンがありましたが、ちょっと今のイメージとは合わない気がしました。でもジャグリングいっぱい練習したんだろうなって、そこは感心しました。(笑
フィクション度はいか程か、、?
物語をなぞるとまぁまぁYouTubeでみてきた議会通りでした。
私達が知り得ないのは、石丸さんの内面、本当の感情、、。そこはフィクションなのだと思うのです。
描かれ方は、とても孤独な戦いで、ただもがいていたように見えました。孤軍奮闘と言えば聞こえがいいですが、ただただ孤独、と見えて悲しくなりました。観ながら、フィクションだから、と自分に言い聞かせてました。
あえて掘り下げないのか、フィクションとしての描き方なのかはわかりませんが、実際は、職員の皆さんはもっと一緒に戦って、信頼関係を築き、戦友として戦い抜いたのだと思うので(退任式からの推察ですが)そこを描いてくれたらなぁと思いました。
ペラペラ
【掟】
東京都知事選で、政治の新たな潮流として注目を集めた石丸伸二氏が、安芸高田市市長として何をして何をしなかったのかを描いたドラマ・・だと思っていました。知事選後には同じテーマのドキュメンタリー『#つぶやき市長と議会のオキテ』が公開されたばかりなので、問題をより深く知る事が出来る契機になるかも・・とも思っていました。
本作が、石丸問題を描いているのは明らかで、ポスターにも「石丸伸二とは何者?」の文字が躍っており、オープニングに石丸氏本人の記者会見の模様が4~5分ほど流され、エンディングでももう一度本人の映像が現われます。
そして実際のドラマでは、登場人物や舞台となる市は現実の名称とは異なっているのですが、作中で描かれる「居眠り議員をSNSで告発」「議員からの恫喝されたの訴え」「副知事任命の失敗」「大手企業(現実には無印良品)の誘致失敗」などは実際の出来事です。
それなのに、ドラマ本編開始直前に「本作はフィクションです」と言った意味の文字が入り、エンディングでももう一度その文字が表示されます。2度もそんな断り書きが入るのは初めての経験でした。
明らかに石丸氏自身の物語である事を押しながら、「フィクションです」としつこく断る事に僕は不純なものを感じます。何か突っ込まれた時に「いや、これはフィクションですから」という逃げ道を準備している様に見えるからです。だから、作品全体が「言い訳めいた長口舌」に響くのでした。
その様な印象を持つのは、本作全体が石丸氏を「古い議会の因習に破れた青年政治家の理想」という構図で描かれていると感じたからです。なんと分かり易い薄っぺらさでしょう。ドキュメンタリーである『#つぶやき市長と議会のオキテ』の方が石丸氏自身の資質を含めた問題の複雑さを遥かにリアルに映し出していました。ドラマは想像を交えた描写という自由さを有しているにもかかわらずです。そやあ、突っ込みたくもなります。
制作の Team Okuyama ってこんなにペラペラだったの?
現代日本版「動物農園」
限りなくノンフィクションに近づけたフィクション。
ジョージオーウェルは人間を動物に例えて腐敗した共産主義を批判したけれど、この監督は石丸市長が安芸高田市で葛藤したことをフィクショナイズして自民党政治を批判した。(決して石丸さんを全面肯定した訳でもなかったけど。)
動物農園は最後にブタが二本足で立つけれど、今後の自民党政治、強いては日本はどうなるんでしょうね。
政治ドラマとして楽しむ
石丸伸二前安芸高田市長の動画はたまに見ていた。議会で繰り広げられる議論の噛み合わなさと市議たちのレベルの低さが面白かったから。だから本作で起きる3つの問題(居眠り、副市長、無印)は結果として知ってはいた。
改めて物語として観た感想は想像以上に酷かったということ。市長のやることなすことがとにかく気に入らないという市議たちの姿勢。もちろんフィクションとして演出されている部分はあるとわかっている。わかっていても、断片的に見ていた動画で話す市議たちの話していたことと重なってしまう。無印の計画をつぶした市議たちは、市民、そして市の未来を考えているとは思えなかった。彼らは彼らで、市議たちの恩恵を受けようとする支持者のために動いているという大義名分があるのだろう。地方政治は難しい。他の地方都市も似たようなものなんじゃないかと考えると暗い気持ちになる。
でも、市長側に全く問題がなかったとも言えないのではないか。4年という任期の中で、昔ながらの政治手法を根底から覆すのは難しい。大事なのは政策をどれだけ実現できるかということ。そういう意味で歩み寄りという「調整」をやれなかったのか。謝らなくても、控室に言って、これこれこうなりますと伝えるだけでも(それこそ事後であったとしても)できなかったのだろうか。
石丸氏は今後どうするのだろう。国政に挑戦するのか、エンタメとしてコメンテーターしていくのか、それとも他の自治体で首長をめざすのか。注目してしまう自分がいる。
映画としては全体的に安っぽい作り。予算がないのだからそれは仕方ない。それなりに面白く観ることができたのはそもそもの題材の面白さと言える。劇団の方たち?が演じた市議たちのクセの強さも面白かった。たまにはこんな映画もいい。
リアルには及ばない
安芸高田市議会の模様はYoutubeの配信で知れ渡っているので、映画としては再現ドラマ的な作りもの感があって、正直それほど感銘を受けることはありませんでした。
フィクションである以上各キャラクターに実際とは異なる色付けはありますが、必ずしも市長を賞賛する内容ではなく、件の新聞記者もむしろ好意的に描かれ、比較的バランスは取れているかとは思いました。
ただキャストはちょっと市長のイメージからは遠く、いつも難しい顔をして苦悩している表情なのは違和感もありました。
まあフィクションですから良いと言えば良いのですが。
ただ最後まで見ていてもやはり現実の方が数段インパクトがあって、映画を観て興味を持たれた方がリアルの政治により関心を深めてくれれば存在意義も大きい作品かと思います。
フィクションですw
安芸高田市議会と石丸伸二市長をモデルに実際に起きた出来事をモチーフにしたフィクション。
2024年5月17日に石丸伸二が都知事選への出馬表明をした実際の記者会見映像からスタートし、2020年に安芸高田市ならぬ北東雲市長選に高村が出馬するところからみせていく。
一応フィクションという位置づけではあるし、実際のこととは異なる部分や人物像もあるけれど、コメディの様なこの議会の出来事は、概ねYouTubeでみられる議会でのやり取りのまんまだし、なんなら言葉が通じるだけ実際よりまだましという笑い事じゃない状況だしね。
事実をまとめた再現ドラマ的な話であり、面白くはあるけれど、これを観賞する人は実際の出来事を恐らく知っていてみる訳で、そういう意味では新鮮さも意外性もないのかなという感じ。
そして作中では描かれてはいないけれど、後任の市長と議会の様子は…ねぇ(*_*)
おすすめ!
劇団員の人々が演じてるためか…すごくキャラ濃くて引き込まれる。特に市議会のせいせい会(漢字分からない)メンバーのクセが強い。やり過ぎ!って程、面白い。
市長の悔しさにじみ出る最後の表情、見てる方もやるせなくなるね。
タイトルの「掟」がよく合ってる映画。この掟を消したかったんだけど…
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