ルー・ガルー 人狼を探せ!のレビュー・感想・評価
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人狼ゲーム好きには名作
Netflixで見ました
物語の運びとしてはとても丁寧で、動線がはっきりしていて素敵でした
家庭環境の描写、キャラクター各々の問題、社会問題、etc
かなり現代的なオマージュが沢山あります
解決すべきところを、物語の中で解決していこうという素晴らしき試みがあります
その辺にちゃんと伏線あるため、なるほどな!と唸ってしまいます
テーブルトークゲームなんて今どき少数派だし
時間拘束厳しいんですよね
ルール覚えたりプレイに時間取られたり
そら家族もそんな反応っすわ
めっちゃ面白いんですけどねぇ
人狼ゲームを知っているとより楽しめますが
知らなくてもさらっとは説明してくれます
人狼の怖さは程々で若干のチープさはありましたが
それはまあテーブルトークゲームの延長線上にあった世界の描写であり、そんなもんかなーと
役者たちの演技力も光るし
何よりジャン・レノの老いていく父の姿は
とにかく胸に突き刺さった
それを演出するカメラショットや音楽もとても良き
あと、人狼ゲーマーとしては
配役的に、お祭りゲー過ぎるなぁ
村側がチート性能あるとはいえ村6人狼4人て……
まぁ本来の人狼ゲームのフォーマットになぞられた作品であって、人狼ゲームではないので
投票とか色々無いですけどね
あとハリウッドとかでは禁忌とされていたアレ
がっちり破ってます
度肝を抜かされましたね
とまぁ雑に語りましたが、
人狼好きには名作
これに尽きます
家族の力で人狼をやっつけろ!
ジャン・レノがおじいちゃん役
クオリティは高い
人狼ゲームとタイムスリップ、
フェイクメタフィクションゲームからのタイムスリップ、
禁断の手法に近い。
不思議とノレるのは、
ジャン・レノのおかげかもしれない。
「グレート・ブルー」「レオン」、
この人でなければ、
これだけヒットしただろうか。
その理由のひとつは、この人の、
人間離れしたキャラクター、
それでいて優しさが滲み出ている、
ではないだろうか。
いや、
ジャン・レノが出演してなければ、
多分、観なかった本作。
衣装含めたプロダクションデザインの見応え充分。
昔の家、物、甲冑、衣服、装飾品、
剣、エイジング(汚し)等々の時代考証からの、
オリジナルアイデアが腕の見せ所、
これだけの物量を具現化する為の
技術の蓄積、ノウハウ、人材が豊富な証拠だ。
予算は現代劇の約3倍は必要、
上記の現物以外に、
置き場所、運搬車、陳列する棚、
立て掛ける物等々、
ほとんどの物は単品で置く事が不可能なうえ、
まとめて重ねて運搬も不可能なので、
付属品も膨大な量になる。
それらをスムースに作業するスタッフの経験値も、
作品の成否に大きく関わってくる。
そういう事を大事にしている作品かどうかは、
いくつかのシーンを見ればわかる。
暗い所に火を灯すたいまつはVFXか本物か、
基準は観客が楽しんでくれるかどうか、だ。
そういう観点だと本作のクオリティはかなり高い。
もちろんシナリオも演出も、、、モナリザも。
悪魔も神も一緒に踊れ~
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