グラディエーターII 英雄を呼ぶ声のレビュー・感想・評価
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難易度高いけど、前作を観てから今作の情報を遮断して、音響優先で観ることをオススメしたい
2024.11.15 字幕 MOVIX京都 ドルビーシネマ
2024年のアメリカ映画(148分、R15+)
前作『グラディエーター』の続編で、約20年後ぐらいを描いている伝記系戦争映画
監督はリドリー・スコット
脚本はデヴィッド・フランゾーニ
物語の舞台は、紀元前200年頃のローマ帝国
帝国は双子の皇帝ゲタ(ジョセフ・クイン)とカラカラ(フレッド・ヘッキンジャー)によって統治され、元老院は機能不全に陥っていた
全ては、神の思し召しとばかりに双子の皇帝が決め、それに逆らうものは厳しく処罰される
ローマ帝国は領土拡大をずっと続けていて、とうとう海の向こうになるヌミディアへと侵攻することになった
アカシウス将軍(ペドロ・パスカル)率いる大群が沿岸に押し寄せ、物量でヌミディアを制圧する
そして、負けた兵士たちを奴隷として本国に運び込み、余興としての「剣闘士闘技場」に放り込まれる
その中の一人・ハンノ(ポール・メルカル、幼少期:アルフィー・テンペスト)は、アカシウスに妻アリサット(Yuval Gonen)を殺された恨みを抱き、虎視眈々と復讐の機会を窺っていた
奴隷たちはアンティウムに送られ、そこで手配師のマクリヌス(デンゼル・ワシントン)の評価を受けることになった
ハンノは大猿との戦いから生き残り、マクリウスは気に入って彼を買うことになった
そして、ローマの闘技場で行われる、ヌミディア陥落祝賀会の余興に出場させることになったのである
映画は、前作を観ていなくても問題ないが、あまり調べていくと驚きが少ない作品になっている
ネタバレレビューなのであえて書くが、映画では、主人公の本当の名前が判明するのは中盤になってからで、前半はその人物であることを否定し続けている
その理由はあまりわからないのだが、彼が復讐を果たそうとしている相手と母が結婚しているというところに怒りの原点があるようで、それでも彼がどの時点でそれを知ったのかはわからない
前作にて、マクシマスが倒れたために国外に逃亡させられたルシウスだが、彼がヌミディアに辿り着いて戦士となり、将軍のような立ち位置にまで上り詰めている描写はほとんどない
なので、映画では、ハンノという青年がいて、それがローマに連れてこられる物語になっていて、その復讐の相手と闘技場で戦う機会が与えられる、という流れになっていた
そんな中で、実は復讐相手の妻は自分の母であり、しかも彼らはローマ帝国のために謀反を起こしていた
そして、それを握りつぶしたのが雇用主(持ち主)のマクリヌスだった
マクリヌスの蛮行を知ったハンノはルシウスであることを国民(正確には軍隊)に告げ、一騎打ちで彼を倒して、誰もが認める王となる
この一連の流れの中で、ルシウスが本物であると認識しているのは母親とマクリヌス、医師のラウィ(アレキサンダー・カリム)だけで、父の甲冑に身を纏っていても、軍隊の反応はイマイチという不思議な感じになっていた
国民はマクシマスの話で盛り上がっているみたいな逸話があったので、ルシウスがマクシマスの鎧を着て軍隊の前に現れた段階で、どよめくぐらいの演出があっても良かったのではないだろうか
いずれにせよ、「前作を観てから今作の情報をシャットダウンする」というのが最良なのだが、これが驚くぐらいに難しい
サラッと映画のことを調べたらあっさりと主人公の名前がルシウスと出てくるし、それなのに映画ではいつ出てくるのかなあというぐらいにその名前が呼ばれない
ハンノがローマ入りして剣闘士となって何度か戦ってからようやく母ルッシラ(コニー・ニールセン)が会いにくるという感じになっていて、このあたりの映画の構成と予告や宣伝が噛み合っていないように思えた
148分と長めの作品だが、そこまでの長さは感じず、ドルシネで観たが重要なのは音の方だった
なので、どのようなタイプで観るか悩んでいる人は、字幕のドルビーサウンドということになると思う
ただし、字幕はやらかしの多い大御所なので、ちょっと意味不明な翻訳が出てくるところを許容できる懐が必要かもしれません
『2』なのに期待を裏切らない(笑)
期待し過ぎました
24年前の前作は、映画館で再上映IMAXも今年も2回観て、DVDも含めておそらく10回くらい観ていて、好きすぎて。今回ものすごく期待値が高かったのです。
観終わって、全く感動もなく,言葉がなかった。。。
この続編は、ストーリーに、脚本に、無理があったと思う。
到底 前回の英雄マキシマスのカリスマ性とは程遠い主人公。線が細い。ごめんなさい、ポール・メスカルはミスキャストだと思った。マッチョだから強く見えるわけではないのです。オーラが無いと。
対して、デンゼル・ワシントンが出てくると途端に画面が締まり、画面の隅にいたとしても目を惹くのはさすが。このくらいの大物キャスト呼ばないときっとダメでしたね。
やっぱり映画は、脚本、脚本、脚本。
私には向かない。評価できません。
吹替版あるかな?
東京国際映画祭(TIFF)2024で拝見。
星5にしたいくらいに面白かったのだが。
字幕、戸田奈津子で減点。
監修が入っているためか用語の過ちは少なめだけど、情感重視でちょっとその訳はおかしくない?なところが私レベルでわかるくらいあり。
正式公開では、吹替あるかな?
【公開後 追記】
これ以上ない「続編」としてよくできていたと思います。
1作目をトレスするような展開が続いた後、もしも1作目がこういう展開だったら……
というようなifもののようにも見えました。
ただ、「前作との因縁」を打ち出しているのをドラマと見れば楽しめますが、「それご都合で無理やりすぎない?」と思ってしまえば雑でファンタジーすぎるいいかげんな展開とも捉えられます。
その辺が好みに合うか否か、というところが分水嶺でしょうか。
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