劇場公開日 2024年10月18日

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追想ジャーニー リエナクトのレビュー・感想・評価

全51件中、21~40件目を表示

3.5劇作家の人生の一部を舞台で演じ、それがさらに劇中劇となるメタ構造の妙。 映画全体が渡辺いっけいの役者としてのキャラクターに助けられていると感じる。

2024年10月21日
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鑑賞方法:映画館

スランプ中の脚本家が、「退行睡眠」で30年前の自分と出会い、過去の選択をやり直そうとする。
シリーズ第2弾とのこと。
脇の出演が多い、渡辺いっけいの本格的な出演が観たくて鑑賞。
(「Chime」もそうでしたが、もういい加減、刑事役は飽きたでしょう。)

演劇の脚本家の話を、劇場の舞台で演じた映画。
さらに、そのシーンが劇中劇でも登場するという、何重にも重なるメタ構造が独特の雰囲気と作っている。

追体験の中で、別の選択肢を選んだ場合の結果も、決して幸福には見えない。
しかしそれも、タイムスリップではなくて「退行睡眠中」での夢の話でしかないので、現実での選択が間違っていたのかはわからないから、結果、今を受け入れて先に進むしかない。
ほろ苦い結末。
ただ、渡辺いっけい自身のキャラクターイメージから、ただ深刻なだけではない、どこか優しい雰囲気で観れる。
映画全体が、彼の役者のイメージに救われているところが大きい。
松田凌、樋口幸平ら他の若手は、印象を残せるほどの見せ場は少ない印象を受ける。
66分という短い尺では難しかったかもしれないので、続編ではもう少し演じる時間があった方がいい。

こういう話は好きで本作も好きで応援したい気持ちで、個人としては☆4.5。
しかし、少し全体的に弱い、足りないし、ありがちでないとは言えないので、客観的には☆3.5です。

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ITOYA

4.0内容はいいのですが作品の完成度としては…?

2024年10月21日
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話の内容や展開は面白いし見ていてワクワクするところもあり楽しめるのですが、作品の完成度という点で拙さに思えてしまう点があり…松田凌さんつながりで言うと「その恋、自販機で買えますか?」でも見受けられた、俳優の台詞と劇伴の音量が合っていない問題や、状況説明のシーンで流れるのが声入りの曲だったり、シーン間で曲がブツ切りだったり…音以外でもカメラのブレとかピントが甘いとか…もしかしたら演出かもしれないしとても考えて作られているのかもしれませんがそうは思えず…もう少し音響と画面の全体的な質にこだわってほしいと素人ながら思ってしまいました。すみません!

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五郎丸太郎

5.0すべての表現者に尊敬を!

2024年10月20日
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泣ける

楽しい

知的

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芝居好き

3.0設定

2024年10月20日
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ごっとん

5.0酸いも甘いも

2024年10月20日
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泣ける

楽しい

幸せ

とても低予算だと思われますが、うまくまとめて人生ってこうだよな、と思わせてくれました。自分の過去を振り返えってやり直しても、うまく行くこともあればそうじゃ無いこともある、それでもやり直そうとすれば、少しは人生に光が差す。
映画ってこういうものでいいんだよな、と思いました。主題歌もとても合っていて良かった。

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ぽんた

2.5「おもんなっ!」

2024年10月20日
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悲しい

幸せ

退行睡眠で過去の自分と出会い人生の分岐点で助言をする会話劇の第2弾で60歳の脚本家が30年前の自分のもとを訪れる話。

執筆に行き詰まる作家のもとにメールが届き始まって行く展開で、前作同様半分以上舞台のセットでみせていく。

前作では結局分岐点で同じ選択をして人生そのものには変化がなかった様な記憶があったけれど、今回はどんどん知らない世界線になって行き、おっさんの気付きだけでなく、脚本家という職業という面でも結構有意義な退行という感じで、なかなか良かった。

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Bacchus

3.5…夢のなかへ

2024年10月19日
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しろくろぱんだ

5.0誰もが思わず自分と重ね合わせたくなってしまう作品

2024年10月19日
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楽しい

幸せ

誰でも人生において苦い経験をしたことがあるだろう。できることなら、時を戻してやり直したいと思ったことも。
この映画のポイントは、非現実的なタイムリープではなく、退行睡眠を使った追想だということと、主人公が何処にでもいそうな、若い頃はイキっていた、地味で情けない存在であることだと思う。
だから、我がこととして重ねやすく、考えずにはいられなくなってしまう。「自分だったら、どこから追想するだろうか」と。
大半の人の人生は、情けなく後悔や失敗も沢山ある輝かない人生である。
それでも、それでも。
人生という舞台では、自分が主人公であり、愛すべき自分だけの人生であると、思わせてくれる作品。
重たくなくテンポが良く、疲れていてもサラッと観られる。そして、温かい余韻を持ち帰ることできる。

主人公、現在と過去の雄二の掛け合いが絶妙で良。
現在の雄二、渡辺いっけいさんの演技力は言わずもがな。若いキャストの中で、その存在感が光る。
過去の雄二を演じる松田凌さんは、2.5次元俳優として有名だが、それだけには留まらない生粋の演劇人。「いけ好かない」さが上手い。さすが。

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ブン

5.0人類最強を観においで!最強が演じる、小粒だけどピリッと辛い、演劇の映画。

2024年10月19日
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知的

人類最強が演じる、地味だけど滋養のある映画。演劇人には刺さりまくる模様。

この映画の主演、松田凌さんは当年33歳。幼少から小劇場演劇を好み、十代半ばで舞台役者を志した、今どき貴重な青年です。
演技力と身体能力、経験、どこか影のある甘いルックスを全て兼ね備えた、今の日本の同世代で随一の役者と言っていいでしょう。
人気役者である彼は絶え間なく舞台に出続けていて、うかつに追うと破産するか倒れかねない。この10月はミュージカル進撃の巨人リヴァイ役として、ニューヨークっ子から本気の絶賛を浴びてました。
とは言っても、首都圏か京阪神以外は彼の演技に接する機会がとぼしい。なにせ舞台ですからね。

ちなみに彼の貴重な映像作品には、TVの仮面ライダーシリーズのライダー役があります(『鎧武』のグリドン)。自称策士で弱くて嫌味なライダー…にも関わらず彼の卓越した演技力で人気を集め、出演回が増えたり、番外編映画が作られたり。

本作はそういう松田凌さんのファン有志による、クラウドファンディングで作られた映画で、たったひと晩で目標額を突破してました。
だから低予算なのですが、この映画を見た結論として、出資して良かったと思いました。

親友役の樋口幸平さんは子どもの頃から松田凌さんのファンだそうで、好きさ加減やリスペクトが本作でも垣間見えます。わかるわその気持ち。わんこ系後輩キャラで物腰が柔らかいのに目の奥がギラギラしている。説得力。
また、渡辺いっけいさんの演技の深みと安定感と幅。人情派のようで、脚本家としてどこまでも高みを目指したい貪欲さも時折滲みます。

ネタバレはしませんが、ループネタにあふれる今の時代、都合の良い終わり方じゃなくて良かったと思いました。

おわり

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長い猫

4.0やり直せるなら、を想定してしまう映画

2024年10月18日
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本日公開で、鑑賞してきました。
主演の松田凌さん目当てで見に行きましたが、どの演者さんも上演時間の短さを感じさせない没入した演技で睡眠退行に同席しているかのようでした。

ところどころ、繋ぎの唐突さやカメラの揺れなどのストーリーとは関係ない部分で気になるところはありましたが、舞台上で展開されている、場所が少ないながらにシーンが変わっていく仕掛けが面白くやや無理のある流れも受け入れられました。

いっけいさん演じる現代の雄二と松田さん演じる30年前の雄二のバタバタしたやりとりが楽しく、もう少し尺があっても嬉しいなと思うほどでしたが、雄二を取り巻く峯井や中村との心情に差のあるやりとりで関係が揺らいだり、展開としては分かっていても引き込まれ抗えない流れに振りまわされたり感情が忙しい。
それでも、終わった後、ふと過去を振り返りたくなるような映画でした。

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mimiya

2.0通行人A

2024年10月18日
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舞台劇の域を出ていない。制作費を、グーと抑えた作品。もっと突っ込んで欲しかった。

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DnaH

5.0人生の答え合わせ

2024年10月13日
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楽しい

幸せ

あの時ああしていたら…という記憶は誰にでもあると思います。その答えを見れた気がします。この映画を見てから人生での大きな選択、小さな選択どちらも大切にしようと改めて思いました。俳優陣の演技に引き込まれて涙なしでは観られません。心暖まる映画でした。大好きな作品です。

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Kaori

5.0はじめは推しが出演するからと観たけれど...

2024年10月10日
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泣ける

笑える

難しい

推しである樋口幸平くんが出演されている映画ということで、8月の完成披露上映会に参加させていただきました。
前作が映画祭に選出されていたのは知りつつも、あらすじのみをさらっと調べただけで今作を拝見しました。
上映会が行われた場所が撮影場所という、普段なかなかない体験をさせてもらい、まるで舞台を観ているかのような不思議な感覚でした。

誰もが経験するであろう、選ばなかった或いは選べなかった人生の先はどんなものだったのだろうという後悔や未練。あの時ケンカ別れしてしまったけれど、ふとした時に思い出す友人。
推しが目当てで観たけれど、今までの自分の人生を振り返る作品となりました。

樋口幸平くんが色々なインタビューで話されていますが、渡辺いっけいさんとのあるシーンでは〝ゾーンに入っていた〟というほどの、今後俳優として活動を続けていく上でも貴重な体験。
今まで推しの演技で泣いたことのない私が、そのシーンでは涙がつたっていました。素人の私にさえも伝わってくるものがあったのだと思います。

10/8から10/14までの期間限定で前作を無料公開されるということで、そちらも拝見しておきたいと思います。

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あまりん

5.0自身を振り返るきっかけに。

2024年10月1日
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shiro

5.0俳優目的の鑑賞だったのに!

2024年9月27日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

難しい

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メイチャン

4.5もう一度観たい作品

2024年9月27日
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鑑賞方法:試写会

試写にて鑑賞しました。
舞台上でストーリーが展開されますが主人公はもちろん、若手俳優さんも演技力が高く作品に入り込めました。特に〈約束〉の部分が描かれた峯井(樋口幸平さん)の演技に圧倒されました。
60分程の短めな作品ですが、どの登場人物も魅力的なのでもう少し肉付けされた長尺でも見てみたかったです。
主題歌を歌う岸洋佑さんは俳優としての活躍しか知らなかったのですが、予告映像で楽曲を聞いた時から作品の世界観と合っていて作品に引き込んでくれました。
過去をやり直したいというのは多くの人が抱えたことのある気持ちではないでしょうか。この作品はそんな人にも寄り添ってくれて、今を大切にしたいという思いにさせてくれるはず。自分だったら、と考えた今もう一度観たい作品です。

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shia

5.0何度も見て、色んな視点で見たい!

2024年9月15日
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鑑賞方法:その他、試写会

泣ける

笑える

知的

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ミキふぃ

5.0劇場で観たい!

2024年9月13日
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鑑賞方法:その他
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すえすけ

5.0大人のSF(少し不思議)人生の主役は自分自身

2024年8月13日
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鑑賞方法:試写会

星新一の名前をあげていらっしゃる方がいたがなるほど。
日常から地続きになっている少し不思議なお話。
パッとしない平凡な舞台脚本家が、過去に遡って自分を変えようと退行睡眠で過去の自分に会いに行く。
自分が選ばなかった選択肢を選んだ自分の並行世界を見る事ができるが、面白いのがそれを舞台上で表現されていること。
脚本家で頭の中にいつも舞台があるからなのでしょう。

自分の才能を認めてくれていた友との果たせぬ約束。
過ぎ去った青春時代。
心の隅へと追いやっていた心残りを解消できた時、確実に何かが変わった。
映画を見終わったあとほんのり苦く、でも爽やかな気持ちになれた。

渡辺いっけいさんの冴えないおじさんっぷりさすがの演技。
松田凌さんも実力のある方で、悩める青年役なので舞台上のような華やかさはあえて抑えているようだけど、それでも美しいと感じる瞬間が何度もあって繊細で素敵だった。
福松さんは静かな存在感があって親友役の樋口さんは、セクシーさ漂うイケメンでした(語彙力なくてすみません)

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まるを

5.0ファンタジーのようで実はとても現実的な作品

2024年8月11日
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鑑賞方法:試写会

完成披露上映会にて鑑賞しました。
1時間5分という上映時間の中でシーンがテンポ良く切り替わり、未来の主人公が過去の自分に投げかける言葉が絶妙に矛盾していて、それこそが人生なのではと全てに深く頷けました。
映像も音楽や照明などの演出も美しく、ファンタジーの要素もしっかりとありながら、登場人物の関係性がリアルだったりするので、とても見応えがありました。
渡辺いっけいさんの表す喜怒哀楽などの幅広いお芝居に、松田凌さんや樋口幸平さんをはじめとする若い役者の方々が、全身全霊でぶつかっているように目に映り、どの登場人物も魅力的で感情移入することができました。
個人的には、過去に戻ってやり直すかどうかを1番のポイントにしてはいないのではないかと感じました。
それだけ観る側の受けとり方がいろいろと楽しめる映画だと思います。

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Aya