劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来のレビュー・感想・評価
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「強さ」を求めた「弱い」鬼
「お前も鬼にならないか?」
前作で登場し、我らの煉獄さんを奪った、あの憎き鬼「猗窩座」…。今作はその猗窩座が堂々の主役だ。だがしかし、劇場で待っているのは憎しみでも、悲しみでもない、、、他ならないあなたの「罪悪感」である。
猗窩座の背景はとにかく切ない、そして胸を打つ…。猗窩座の過去で、あなたが見るのは、罪を犯し、父を失い、最愛の人を失い、自分を失った猗窩座ではない。あなたはあなた自身を見ることになる。猗窩座の犯した罪は、多かれ少なかれ、誰しも犯したことのある、一般化された罪だからだ。
人は、誰かを守るために誰かを傷つけことがある。その守るための行為が、また誰かを傷つけ、ときには取り返しのつかない悲しみを生む。あなたにもあるはずだ。友達を、家族を、恋人を守るために言った言葉が、大切な誰かを途方もなく傷つけたはずだ。猗窩座も父を守るため、盗みを働く。その結果待っていたのは、最愛の父の自死であった。
人はその原因を弱さに求める。強さがあれば、弱いものを十分に守れ、誰も悲しませずに済むからだ。だからこそ、人は弱いものに苛立ち、時に責める。仕事のできない同僚に、スーパーでぐずる赤ん坊に、横断歩道を渡れない老人に、、、本来守るべきものに、心は逆立つ。猗窩座は言う「弱いものには、腹が立つ。虫唾が走る」ー炭治郎は答える「お前は間違っている。お前も弱かったころがあったはずだ」ースクリーンに映る激しい戦いの中で呼び起こされるのは、弱かった、そしてきっと今も弱い、あなた自身だ。
猗窩座は、強さを求める。強者を見つけては、「お前も鬼にならないか?」と誘う。強くなりたいという一心で強者との戦いに興じる。ただ、それは全くの裏返しである。大切なものを守れなかった、弱い自分から目を背けるため、猗窩座は何百年も戦いに身を置いた。弱者を屠り、強者を求め続けた。
「なぜ強くなりたかったか?」を猗窩座が思い出した時、猗窩座は自らの命を断つ。再生する身体を自らの拳で破る。そして、その最中、夢現の中で、猗窩座は最愛の人たちと再会する。彼らは猗窩座を赦し、猗窩座は強さを求める「鬼」をやめ、弱くとも誰かを愛し、抱きしめることができる「人」に戻る。
誰しも心の中に「鬼」をもつ。誰かのための戦いが、取り返しのつかない悲しみを生む。そして、目を背けるために拳を振るう「鬼」となる。「お前も鬼にならないか?」ー強者を仲間に迎えたがる猗窩座の性質は、1人で目を背けられない弱さに他ならない。あなたもきっとその1人だ。誰かを弱者にし、そして自己を正当化するために、強者たちと群れる。あなたがいつも悪人扱いしている、あの人は、本当に敵なのだろうか?あの人を傷つけなければいけないのは、あなた自身が「弱い」からではないかー。
あなたには出来るだろうか?誰からも褒められも、認められも、慰められもせず、猗窩座のように、これ以上誰も傷つけないために、自死を選ぶことを。
選ぶことが出来ずとも、明日からはきっと新しい自分になれる。なぜなら、「強さ」を求めて弱いものを虐げる「弱い」鬼は、猗窩座と共に死んだのだから。
誰よりも「人」として死んだ猗窩座という「鬼」に敬意を表したい。
本題からは逸れるので、最後にまとめて作品構成について。
本作は、胡蝶忍と童磨の戦い、善逸と獪岳の戦い、炭治郎・富岡と猗窩座の戦い、を含む。
原作未読勢としては、満足いく内容だったが、原作既読勢ならば、冒頭2つの戦いを物足りなく思うかもしれない。というのも、猗窩座戦が本作の主題となっており、他2戦は淡々と進まざるを得なかったように思う。両キャラともに、とても人気のキャラであるので、もう少し心情の掘り下げ、アクション、演出があっても良かったのではないか。とはいえ、猗窩座戦を劇場作品として十分にまとめるには、こういう構成にならざるを得ない。そうした制約の中で、テンポよく、内容に疑義を抱かないように上手にまとめている。この点、前作は無限列車→猗窩座襲来の分量が劇場作品として適切だった分、前作の方が作品、エンタメとして良質であったと評価される。
でも、猗窩座、めっちゃ感動したわ。前作も素晴らしかったけど、今作もそれに並ぶ出色の出来である。
前半はテレビ用かと…
後半戦の白熱ぶりから映画としても楽しませる作品として成立させていると思いました。
漫画は観てないので上弦の参・猗窩座(あかざ)の鬼としてキャラクターが出来上がっていく過去のエピソードは唸るほどよくできた感動エピソードであり、鬼として誰よりも真っ直ぐな正義感を持った最後はエピソードと絶妙に絡み合い見事な散り様!
テレビ用、ストリーミング用、映画としても楽しめる今作も鬼モンスター金のなる木かよとツッコミながら映画館を後にしました。
原作カットでアニオリ多め
原作すべて履修済みの1ファンとしての意見です。
公開初日に観に行きましたが、映像や音楽は言わずもがなさすがufotableさんという感じで終始ドキドキしながらずっと画面に釘付けで最高に楽しめました。
声優さんの演技も相まってキャラ1人1人にちゃんと感情移入できました。
確かに回想がちょこちょこ入ってくるせいでテンポの問題?なのか他の方の意見にもあるようにそれぞれの話を取ってつけたようなアニメの総集編のような仕上がりに思えてしまうのは否めない感じもしますが。
しのぶさんの姉さんの仇を前にしての色々な覚悟が本当に18歳?と思うほどしっかりしており、ハンデや葛藤を抱えながらも必死に最期まで闘い抜く勇姿は涙なしには見られません。
善逸は過去最高にかっこよかったです。寝ないでもちゃんと闘えるじゃないか君。
また、作中に「強いものは弱いものを助け守る」や「人に与えない者はいずれ人から何も貰えなくなる。欲しがるばかりの奴は結局何も持っていないのと同じ」みたいな場面があるのですが、とても当たり前のことですがそんな当たり前のことすらわからない世の中になってはいけないと思いつつ考えさせられます。
獪岳は一見なんだこいつとなるようなクズに見えますが「俺は正しく評価されたい」という自尊心や自分が特別でありたいと望み、「生きてさえいればなんとかなる」という生に対する執着はある意味1番人間らしいと思いました。
ただ唯一の不満点を挙げるとするならば、猗窩座と対峙しているときの原作の義勇さんのセリフが大幅にカットされており、少し残念に思いました。
自身が錆兎や蔦子姉さんから守られ託された命を、今度は炭治郎という守る者の存在のために闘い命を繋いでいく感動的なシーンです。
それが義勇さんの成長でもあり、今後の展開にも重要になってくる部分なのですが、その割にはアニオリが多めで驚きました。
今までは結構原作に忠実にきていたはずなのですが、あのアニオリ入れるくらいならこの部分入れられたのでは?と思ってしまいます。
猗窩座の父の遺言の部分も同様です。
「俺は人様から金品を奪ってまで生き永らえたくはない」というセリフもカットされていたのですが、この言葉はさすがに酷すぎたのでしょうか?
冒頭のおばみつのシーンは思わず声が出てしまったくらい嬉しかったんですが。
今後も2章3章と楽しみにしています。
長い。一回でわからない。でもソコがいい〜‼︎
商業作品として「情報量過多」で「一回見ただけでは把握できない」のは、『理解できなかったからもう一度観てみよう』『もう一度噛み締めてみたい』という感情に繋がる。
何度も観ているうちに過多な情報がスッキリ脳内で整理されて『観やすく・短く感じるようになり・お尻も痛く感じなく』なりました。
尺で言うなら『猗窩座だけ』が可能なら一番スッキリ見れたとは思いました。が、「しのぶさんの死・善逸の死闘」のみで話を切ってしまうと尻切れトンボ感は出てしまうだろうと思います。
色んな価値観の人がいますから「全員に刺さる」事は不可能です。ただ、自分はよく思えなかったとしても『私には面白くなかった。でもあなたはそれに囚われずあなた自身で感じてみて』という広い心で見守って欲しいですね。
後々悲鳴嶼さんが鬼に対して発するセリフに『貴様の下らぬ観念を至上のものとして他人に強要するな』というものがあります。感想や思いは人それぞれ。ただこれだけの大ヒットをするだけの『大勢の人が好意的に受け止めている』というのもまた事実ではあるので、それはそれとして認識しつつ『自分なりに楽しめれば』それでいいのではないでしょうか。
映像文句なし。原作を忠実すぎるくらいに再現している。
映像は言うまでもなく、完璧なクオリティでした。
日本アニメの最高峰と言っていいと思います。
一方で、原作ではあまり気にならなかったバトルシーンと回想シーンの切り替えがテンポを悪くしているようにも感じました。
情報密度
刀鍛冶の里編と柱稽古編を一気見してから観た。
長さとか知らなかったけど、155分だったのか。でも退屈とは感じなかった。
とにかく映像表現と画面の情報密度がすごい。無限城の壮大さとか、戦闘シーンとか、どれだけ手間がかかっているのか途方もない。LiSAの曲もばっちりはまってる。
僕はどんなに面白い映画でも何度も観たいとは思わないが、高校生に聞いたら、自分は4回観た、私は6回観た、とか言ってて、「そういうもんなんだ~」と驚いた。でもここまで画面の情報密度が高いと、何度観ても飽きないものなのかもしれない。
鬼滅がなぜここまで爆発的にヒットしているのか未だに理解できないところもあるけど、1つ言えるのは、ジャンプ系バトル漫画(週刊連載で毎回面白いと感じさせなければならない制約)の集大成というか、最新進化版なんではないかと思う。
鬼滅という作品の特徴は、
・勧善懲悪、シンプルなストーリー
・魅力的なキャラ、人情話
・組織の一員として戦う
といったところだと思う。
古典的な作品では、ストーリーが縦糸で、バトルが横糸になっている。
バトル漫画はとにかくバトルする理由が必要で、その理由のためにストーリーが必要だ。バトルし続けるために、やたらストーリーが複雑になってしまうような作品もある。
でも鬼滅では、縦糸であるストーリーが、ボスである鬼舞辻無惨を倒すこと、その過程で十二鬼月を倒すこと、という限界までシンプルなものにしている。ガンダムやエヴァや進撃の巨人みたいに、敵や味方の組織の複雑さや世界観の難しさや「我々は本当に正義なのか」みたいな葛藤とかが一切無い。敵は悪で味方は善で、敵のボスを倒せば全部解決する。
すると、強敵が現れる→倒す、を繰り返すだけの非常に単調なものになってしまうが、鬼滅では驚くべき工夫をしている。
それは、本来ならストーリーに入れるべきものを、長い回想シーンとして入れる、というやり方をシステム化してしまっている、ということだ。
回想シーンの中で、個々のキャラの戦う理由、人間性、背景などが語られる。
もちろん回想シーンは昔からある漫画の表現方法ではあるけど、ふつうは戦いの最中に長い回想に入ったり、自分の過去を語りだしたりするのは不自然なので、そんなに多用はされなかった。
でも鬼滅では、バトルの最中に何の前触れもなく回想シーンに入り、それをシステムとしてしまっている。
これは、バトルが縦糸で、ストーリーが横糸という、古典的な作品とは逆の構造になっている。
この方法で「戦いのドキドキ」に集中させつつ、人情話で感動をさせることもできる、ということなのだろう。
導入としては満点、映画としては60点!
何だかんだ、2回程鑑賞した個人的な感想です。
良かった点
・無限城や戦闘シーン等の表現方法。無限に広がる城、前後左右も分からない⋯などの表現は圧巻でした。
・猗窩座の過去。涙は出ませんでしたが、感動的で切ないなと個人的に思いました。
気になった点
・原作に忠実だと、どうしても起承転結の意識が皆無となり、物語の構成として、ちょっと煩雑かなと個人的に感じました。これを構成作家さんの方で、映画用に調整出来なかったのかな、とやや残念でした。
・上映時間。映画の予告を含めると3時間弱となり、やはり少し疲れてしまいますね。一部、第2章への布石として残して上映時間削るとかでも、良かったかなと思います。
総評
無限列車編のように起承転結がきっちりあれば、もう少し評価は高くなったかと思います。
ただ、映像美については、申し分無いので、是非時間やお金のある方は映画館での鑑賞をお勧めします。
タイトルなし(ネタバレ)
原作第一話から読んでましたが、胡蝶の敗北、黄色の兄弟子くらいまでで記憶がなくなっているので新鮮な気持ちで観ることができた。尺が長い長い言われるが、タイタニックだって沈没し始めるのは終盤だったと記憶しており、大作ならこんなもんかな。キャラは勢ぞろい出て見せ場はありますが、胡蝶、黄色、炭治郎と義勇がメインで、終盤は猗窩座との各人の回想込みの長い長ーいバトルとなっており楽しめた。最後に上弦の壱が出てきて次回に続くのだが早く観たいと思わせる。
没入感が凄かった
4DXで鑑賞。
無限城での上弦との戦い。どれもラスボスかってぐらいの強さで大変でした。
鬼が出てきた時のくさい臭い、水の呼吸を使う時の水しぶき、花の匂い。
猗窩座のストーリーは、切なかったです。
約3時間という長さも、あっという間に感じました。
4DXオススメします。
映像演出最高
作画とても凄かった。
善逸のバトルシーン普段の善逸とギャップがあり、とてもカッコよかった。
ラストの猗窩座の人間時代の回想は感動して泣いてしまった。
童磨は普通にサイコパス
4DX最高に楽しい。長い〜
やはり鬼滅の刃のアニメーションは凄まじい。
無限城の映像が美しすぎる。
それに加えて4DXは無限城をカラス達と飛んでいるような臨場感、雪、水飛沫、雷、花の匂い、戦闘の風、体へのダメージ(背中のシートから叩かれる笑)など視覚以外の楽しさに驚きの連続。
そのうちシートベルトが必須になるのではないかと思う。滑りやすい生地のスカートとか着ない方が良い。
体感的にはUSJのハリポタまではいかないが、想像以上に揺れる。普段乗り物酔いしないが、あまりの揺さぶられに酔うかもと頭によぎった。
いつ揺れても良いように体に力が入るし、何度もずり落ちそうになり座り直した。それが3時間、正直疲れた‥。満足感もあるがこんなにぐったりした映画は初めて。
4DXは無限列車編、ONE PIECE FILM REDでも観たが、観るたびにアトラクション化していて、アニメの戦闘シーンなんかはもう普通の映画は満足できません。
内容については色々な意見があるが、
この三連戦は本当に見どころしかない。が、本当にぶつ切りで過去回想シーンにも時間をかけているので、猗窩座の過去は内容泣けるんだけど本当にていねいに作られていて長い‥‥
終わった後もまわりから「楽しかったー!」と言い合う声は聞こえず、「長かったね‥」「大丈夫?(多分乗り物酔い)」「ポップコーンほとんどこぼれちゃった‥」などと観客の疲労が場内に滲み出ていた。
4DXならではの楽しさと疲労なのか。
あとは漫画ではあまり感じられなかった輝利哉の戦いが面白さを倍増させていた。
雷の戦いは、「上弦の陸と我妻隊士が鉢合わせしました!近くに他の隊士はいません!すぐに援軍を!」とすぐに情報共有されていたのに、善逸が1人で戦いに勝った事、カラスが他の柱や隊士全員に速報してあげて欲しかった( ; ; )
あれが相打ちだったからだとか、善逸も瀕死の重傷だったから引き分けだとか書かれていたけど、それなら義勇と炭治郎だって猗窩座を倒した後気絶していた。
「我妻隊士、上弦の陸撃破〜」と皆に伝え、蜜璃ちゃんが「わぁ!善逸くん凄ぃ!やるじゃなぁーい♡」なんてセリフがオリジナルで入っていたら言う事なかったんですが。
なんで原作でもないのかなー。あの善逸が寝ないで倒したんだよ!笑
個人的に一番感動ポイントです。
圧倒的映像美、猗窩座の過去に涙
アニメで本作をずっと追っており、ようやく見れた!
『鬼滅の刃』はやはり映像美が圧巻で、無限城の表現はまるで映像の中に入り込んでしまったような没入感がある。戦闘シーンの迫力も映画級で、大画面で観ると鳥肌が立つほど。余談だが、映像美から、これだけの労働力があるのは過酷であるだろうと容易に推測でき、アニメーターにちゃんと労働力分、儲け分のお金が分配されているか毎回心配になる。
中でも冨岡義勇・炭治郎 vs 猗窩座の戦闘は至高だった。
義勇さんは派手に大活躍というわけではないが、一瞬一瞬に目を見張るものがあり、存在感は抜群だった。
一方で、今回全体的に鬼側が優勢で「こんな強さに敵うわけない」と思わせる描写が多く、観ているだけで胸が苦しくなる。だからこそ、炭治郎たちの粘りや覚悟が際立ってはいた。
猗窩座の過去には大号泣。
やっと幸せを掴めると思った矢先にどん底へ突き落とされ、人間不信になるのも当然だと思う。誰よりも強くならなければ、守れないと必死に生きた彼が、最後には自らを殴って果てる姿は切なすぎた。
猗窩座の術式に浮かぶ雪の結晶の模様、それが恋雪さんの髪留めと同じ形だと気付き苦しかった。彼にとって恋雪さんがどれだけ大きな存在だったのか、戦いの根っこにまで刻まれてるのが切なくて仕方ない。
過去回想で出てきたお手玉の描写もずるい。最初はひとつだったのに、恋雪さんと過ごす時間の中で少しずつ増えていく。守りたいものが積み重なっていく感じが温かいのに、最後にはお手玉が破れて小豆がぽろぽろ溢れていくんだよな。あれって、積み上げた日常がふとしたことで一瞬にして崩れ去ることの暗喩にしか見えなくて、本当に胸が痛くなった。
猗窩座は「強くなきゃ守れない」って信じて鬼になったけど、結局どれだけ強くても失うものは失われる。その残酷さが、この演出で突き刺さってきて、見てて辛すぎてたまらなかった。
批判を述べるなら、やはり回想シーンの多さ。戦闘の合間に挟まれることでどうしてもテンポが悪く感じられた。ただし、そのおかげでキャラクターの背景に厚みが出ているのも事実で、好みが分かれる部分だろう。正直、後付け感があるのは否めない。
推し以外も全員かっこよすぎて何回でも観たいです
今まで鬼滅の映画全部観ましたが今回は最推しの義勇さんが活躍するのが嬉しくて、かっこよすぎて5回観ても足りませんw
今まで推しではなかったけど善逸やしのぶさん
炭治郎もかっこよく、悪役の猗窩座でさえもかっこよすぎました。出番少ないけど無一郎や伊黒さんも、そして村田さんも活躍して楽しめます。
テンポ良いバトルの中、回想シーンが入るので不満を感じる気持ちもわかりますが、私はしのぶの姉とか炭治郎の父親とか善逸の師匠の事は忘れていたのでありがたいです。
回想がないと理解できない事多いと思いますし、猪之助が出てくる回想はとっても楽しく癒されました
煉獄さんを死なせた許せない猗窩座の過去の話が長くて見たくない気持ちもよく分かりますが
伯治は好きですし、慶蔵さんも良いキャラだし声もいいので私はもっと長く見たいくらいです。
親が命がけで子を守るのは当然だと感じますが、
まだ11歳だった伯治が傷だらけになりながらも親に尽くすなんて信じられないです。伯治と恋雪ちゃんには幸せになって欲しかったので花火を見ながら語り合う2人のシーン等大好きです。
オープニングで、太陽が昇らない世界という素晴らしい楽曲が流れ無限城に落ちていくところも
素晴らしくかっこよくて興奮しますし
ところどころで流れるBGMも素晴らしい楽曲ばかりです。
炭治郎が猗窩座に、話すシーンで流れる曲が特に素晴らしく毎回楽しみです。
善逸がトドメを刺す時の楽曲もかっこよすぎですし
その後じいちゃんとの会話の時も楽曲も綺麗で
善逸とじいちゃんのセリフも好きで
観る度に涙が出そうになります。
エンディングの残酷な夜に輝けもかっこいいし、
声優さんの声や迫真の演技も素晴らしすぎますし
いろんな楽しみ方ができるので5回観てもまだまだ観たいですw
一番の楽しみが義勇さんのガチバトルなんですが
毎回身を乗り出して食い入るように魅入ってしまいますw
そのうち動画で見れるようになるでしょうが
家でちっぽけなスマホの画面で観るより絶対に劇場で観たいです。
水の呼吸も炭治郎との共闘も敵の猗窩座の技も
全てが美しく
今まで同じ映画を2回観る事はよくありましたが
5回以上観に通いたいと本気で思ったのは初めてですねw
上映時間が長いので本当にお得です。
お子さん連れの方は困るかもしれませんが
短いより長いほうが絶対に得ですし
義勇さんのバトル時にはいつも身を乗り出してますし
お尻なんて全く痛くなりませんw
一度観た後にもう一回観た事もあるので
5時間以上ぶっ続けで観た事になりますが
長いと感じませんでした。
セリフもかなり覚えるくらい観てますw
私は泣ける映画をいい映画だとは思ってません。
この作品の事も
泣かせようとしている映画だとは思ってません。
ストーリーは勿論ですが、
全てのキャラの活躍を、声を、演技を
映像を、楽曲を
目でも耳でも楽しませ興奮させてくれます。
傷だらけになりながらも必死で炭治郎を守ろうとする義勇さんにも感動しますし
炭治郎や義勇さんがお互いを守ろうとする姿を見て
記憶を取り戻す猗窩座とか
善逸の師匠の切腹や、しのぶさんの亡くなった家族とか
泣ける場面も確かに多いです。
でも観客を泣かせる映画よりも楽しませる映画が良作だと思います。
美しさとかっこよさと感動で
長時間楽しませてくれるのでこれからも何度も通わせていただきます。
確かに回想長いけど、私はすごく好き
観て良かった。ハンカチも持っていって良かった。
■ストーリー・構成
原作を読んでいるのでストーリーは理解していましたが、想像より猗窩座の回想が長い。
原作の流れに忠実に、行間補って映像化してくれているんですよね。
色んなレビューでもコメントあった通り「回想ながい」。そう言いたくなる気持ちは分かりました。
ただ、「なぜ猗窩座は鬼になったのか」、「なぜ弱者が嫌いなのか」、「なぜあんなに強さを求めていたのに、首を切っても死なない、より"強い"存在になることを拒んだのか」、「なぜ無惨の命令という鬼にとって逆らえないものに抗って最期を迎えたのか」について観客に納得させるための根拠になっているから、非常に長い回想シーンに納得しました。
百年以上も自分の常識だと思ってた考え方を、たった二十年程度の記憶が揺さぶる。それはたった二十年程度の短い時間にとても大事な瞬間があったからだってことをちゃんと伝えてくれてたストーリーでした。
あと、この時間内に今回の映画化したエピソードを納めようとした努力がすごい。
隊士たちのあちこちでの奮戦、産屋敷輝利哉様たちと隠したちの働き、鱗滝さん…丁寧に映像化されてるのが最高でした。
■原作との違い
最初の1分で原作にはないシーンがアニメからの続きとして描かれています。
岩柱が手を合わせるシーンはお館様の声とともに、とても胸に来るものがありました。
無限城みたいな危ないところに行ったら絶対泣き叫ぶはずの善逸が、序盤静かに無限城に落ちていっている理由もちゃんとわかる。戦闘シーンのエフェクトは原作だと一瞬だけど、丁寧に描かれていて迫力がある。師匠とのやりとりも、兄弟子の行動に納得できない辛さも、善逸の気持ちがひしひしと伝わってきて好きなシーンになりました。
■全体的な感想
原作も好きだけど、ufotableさんのクオリティ高い映像観られることが最高に幸せでした。
鎹鴉も愈史郎も大活躍すぎてかっこいい。
ただ、3部作になるとのことで、この1部作目より2部作目の方が盛り上がるのではないかな、とは正直思います。
無限列車編は煉獄さんの言葉に励まされたくて何回も観に行っていたけど、無限城編の第一章は本当に…悲しい…。
3部作、最後まで楽しみになりました。映像美、行間を補ったストーリー、クオリティ最高です。
■後日追記
無限列車編で煉獄さんが最後に言った「柱ならば後輩の盾となるのは当然だ。柱ならば誰であっても同じことをする。若い芽は摘ませない」この言葉。
猗窩座と遭遇して炭治郎に一直線に向かってきそうな時に、義勇さんがすかさず盾になっていて、思わず思い出しました。
煉獄さん、本当に好きだー😭
3度観ました。
劇場版「鬼滅の刃」は全て観ていますが無限列車編と並びよかったというのが私の印象です。恐らくもう何度か観ると思います。色々な意見があると思いますが私は原作を忠実に再現されている所は評価させて頂きました。特に猗窩座戦は感動しました。猗窩座が自分に「術式展開 破壊殺・滅式」を使う場面の迫力が最高でした。
アニメ映画オンリー勢にも優しい
原作漫画は全く読まずにアニメと映画の有料動画配信で予習して観に行きましたが、しっかり楽しめました。2時間半という長い時間も長く感じず、まだまだ観ていたい気持ちにさせられました。原作を尊重しているからか、変なアイドル声優やアイドル歌手とタイアップしていないところにも、いつもながらとても好感を持ちました。
違和感的には、多分原作通りなのだろうと思うのですが、猗窩座が自死を選ぶ際に、炭治郎に負けたことも理由にあげた部分くらいです。実質、負けていないので。
守りたかった人を全て失い、絶望した彼が、過去を忘れさせられたことで戦闘狂になってしまった経緯と、婚約者のお迎えで本来の彼を思い出し、自分の弱さを知っただけで十分だったと思います。
女性目線として、彼が女性を食べないという原作にあるという設定をしっかり出してくれた方が、記憶を失ってもやはり猗窩座が猗窩座である悲哀を感じられたのに、と、そこは少し残念でした。
絶望を前に運命の岐路に立つ鬼たちと柱たちの物語はいつもながら考えさせられます。ありがとうございます。
タイトルなし
漫画は全巻読んでいる。アニメは刀鍛冶編を観始めたばかり。できればアニメ版を柱稽古編まで観終えておきたかったが、時間の無さと欲求に抗えず劇場に足を運んでしまった。
公開直後辺りのレビューを見た感じだと開始10分辺りから泣ける、ずっと泣けると言った物を見かけていたが、全体を通しても、涙するようなシーンは、それ程多くなかった。
バトルが迫力満点なのは当然、動き回る無限城を観ているだけでも見入ってしまう。
胡蝶しのぶのくだりは、原作と変わらないが、動きや音が有るとよりショッキングだった。
全体的に回想シーンは多め、ある程度は分かっていた事だから、あまり気にならなかったが、我妻善逸のバトルだけは短い戦闘と回想の繰り返しでテンポが目茶苦茶悪い。細かく分けずに回想を1回か2回程度にまとめてくれた方が良かったんじゃないかと思う。
映画としては前作のクライマックスで登場した猗窩座との闘いに決着。
凄い勢いで興行収入を上げているが、ぜひぜひ記録を塗り替えてほしい。
制作陣の次作、次々作へのプレッシャーは計り知れない物だろうが、ぜひとも良い物を作ってもらいたい。待ち遠しい。
全400件中、61~80件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。