劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来のレビュー・感想・評価
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回想も上映時間も必要なもの
原作未読勢が不満を持つのはまだ分かるが、原作読んでいる人が上映時間の長さや回想について批判する理由がわからない。
上映時間が長いことは観に行く前からわかっていたはず。多少疲れるのは承知の上で観に行ったのではないのか…?2時間半座ってるのが無理なら初めから行かなきゃいいと思う。
回想シーンについては、映像になったことで確かに多少の間延び感はあったが、ストーリー上必要なので仕方ない。回想シーンを削ったらどうなるかを想像してみて欲しい。それこそ話がぶつ切りになって繋がらないだろう。回想の内容が現在の思考や行動に繋がっているのだから、必要なものだったと思う。
あっちとこっちで同時に色んな出来事が起きる無限城編、映像にするのは構成がすごく難しかったと思う。それでも猗窩座との戦いが終わってEDと、1本の映画として綺麗な終わり方にしてくれたのは本当にすごいと思う。
何度でも観に行きたいと思った。
個人的には観終わった後、「え、もう155分経った…?」となった。話に入り込んで観ていたらあまり時間の長さが嫌になることはない気がする。
UFO tableのガチ本気!ただし…
作画、ヴィジュアル、表現・・・1000/10
音響・・・・・・・・・・・・・8/10
シナリオ、展開・・・・・・・・7/10
まず圧倒的なヴィジュアルであり、とんでもない努力と研鑽の賜物であることは想像に難くない。日本人として、本作を最速で母国語のきちんと表現されたニュアンスで観られる事に心から感謝申し上げる。
<しのぶvs童磨>
圧巻の出来と言える。特に早見沙織さんの感情の乗せ方が素晴らしすぎて鳥肌が立った。また百足蛇腹の演出もとても格好良く、本当に素晴らしいとしか言いようがない。
<善逸vs獪岳>
本作公開よりかなり前にファンアニメがSNSを中心に広く出回っており、細部は置いておいて正直中々格好良い出来だった。だからこそUFOテーブルが公式としてどのような演出にしてくるのか、ファンアニメをどう超えてくるのか、実は最も本作の中で興味深い戦いだった。
結果、非常に格好良く描かれており満足ではあるものの、悪く言えば及第点、といった印象であった。首を切った時に流れているBGMは、善逸といえば!のBGMのアレンジverであるが、もう少しアレンジを弱めたほうがより「行け善逸!」感が強まって良かったのでは、と個人的には思う。
<炭治郎・義勇vs猗窩座>
さて各所で賛否両論が巻き起こっている部分だ。
否として言われる最たる部分は、「回想長すぎ問題」である。これは確かにその通り…と思うものの、それが無ければ鬼滅は鬼滅たりえないとも言えるので、致し方ないだろう。敵である鬼にもドラマがある、そこにきちんと光を当てる、それが鬼滅の刃だからだ。
個人的に、また少々強引に批判をするならば、ヒノカミ神楽をもう少し丁寧に扱って欲しかったという想いがある。
あのアニメ一期19話での、ヒノカミ神楽を始めて使ったときの「特別な技」感。
無限列車編で列車と同化した鬼「魘夢」の首を切った「ヒノカミ神楽・碧羅の天」の圧倒的ヴィジュアルとやはり「特別」感。
炭治郎がヒノカミ神楽を使うたび鳥肌が立ち「うわすげぇ…綺麗…かっこよ…」となっていたあの気持ち。
その後遊郭編、刀鍛冶の里編、柱稽古編と進んでいくにあたりヒノカミ神楽を当たり前のように使っていくようになるが、いわゆる「日の呼吸」の型であるヒノカミ神楽に関しては本来もっともっと特別視されるもの(≒とアニメ上で表現するべき)であると思う。
義勇が炭治郎の実力は柱に匹敵すると言及するシーンでも、もっと驚いて欲しいしヒノカミ神楽を特別視して欲しかった。(ただ原作通りなので仕方ない事は分かっているが…)
<総評>
上記最後に言及しているが、良くも悪くもシナリオに関しては「本当に原作通り」である。ヴィジュアル・演出に関してはもはや右に出るアニメはないであろう。
<蛇足>
ここからは多分に筆者の妄想が入るが、個人的にこの無限城編では「大勝負」をしてほしかった。原作における無限城での戦いの時系列をいじって、例えば猗窩座戦を無惨戦の直前に持ってくるなど猗窩座戦を特別に扱って欲しかったと思う。それくらい、無限列車編がとんでもなく素晴らしい作品であったし、杏寿郎との因縁ももっともっとこすって(笑)キッチリ昇華して欲しかった。
無限城第一部
善逸vs獪岳戦を前菜に、しのぶvs童磨からカナヲ・+αvs童磨をメインの戦いとして描く。
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無限城第二部
その他の戦い、???vs鳴女(鳴女の過去含)を前菜に上弦の一戦をメインの戦いとして描く。映画ラストで猗窩座が炭治郎たちの前に落ちてきて「猗窩座ァァァァァァァ!!!」で次作へ続く。
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無限城第三部
杏寿郎の半生、杏寿郎vs猗窩座戦を回想(ファンブックに載っている杏寿郎の過去編は時間に都合がつけば)、炭治郎や槇寿郎らの杏寿郎への想いを再確認した上で、炭治郎の瞳に映る杏寿郎が語りかける…
「心を燃やせ」
そして瞳に映る杏寿郎が猗窩座へと移り変わり…「猗窩座ァァァァァァァ!!!」から猗窩座戦開始。その後そのまま最終無惨戦へ突入。
自分は映画が三部作であると分かった時からこんな妄想をしていた。
当然原作のシナリオ時系列を改変しているので多分に矛盾があり修正が必要だが、それでも勝負する価値があったのではと勝手に思っている。(「原作改変とかふざけてんのか!」ととてつもない批判にさらされるでしょう(笑))
さぁ、第二部はいつになるかな。
まさに最終決戦!猗窩座vs義勇は圧巻!!
非常に原作に忠実に作られている!
それは間違いない!更にところどころで他の隊士たちの戦闘が補完されて描かれており、無限城での鬼殺隊の隊士たちが懸命に柱を支えている姿が観られて嬉しいし分かりやすかった。柱稽古の成果を!と叫んで柱達を先に行かせる姿に、絶対にこういう場面があったはずと思って、まさに一丸となって…という感じがよく伝わってくる。映像も綺麗で、戦闘シーンの迫力は言う事無し!猗窩座戦の義勇の本気もカッコ良すぎる!痣がでて覚醒した後の戦闘シーンは、音楽と相まって繰り出される技が流れるよう!で迫力があって引き込まれる!
…ただ、色々なレビューで言われている通り回想シ−ンは長い…。でもそれは原作に忠実に、個々のファンが満足できるようにした結果なんだと思う。大体無限城編が詰め込みすぎなくらいなんだから…。童磨と伊之助の因縁はさすがに無理があるんじゃ…と思ったし!編集で工夫できるはずだけど、それで削られたシ―ンがあったらファンが納得しないだろうし。個人的には猗窩座のエピソードは感涙もので好きなんだけれどちょっと疲れてしまった。しのぶに始まり善逸、猗窩座…と、見所というかクライマックスの波が次々に来て、感情がついていけなくて疲れるんだ。
次回は編集を工夫して…と言いたいところだけど、絶対に無理でしょう。次に来るエピソードを思えば…。何一つ削ってくれるな!と思うはず。原作に忠実に作ってくれていると思って観に行こうと思う!
鬼滅の刃無限城第一章猗窩座再来
無限城の中柱炭治郎など落ちていくシーンは、
アトラクションに乗ってるみたいで綺麗でした。
しのぶ童磨のシーンも原作通り良かった。
善逸とカイガクのシーンはもう少しアクションが派手でも良かったですかね。
あっと言う間に終わってしまったて感じました。
猗窩座は上弦の鬼の中で1番好きなので、人間の時のハクジの回想シーンは涙を誘いました。
2時間半長いと書き込み多かったけどあっと言う間に終わりました。
第二章が楽しみです。
童磨対カナヲ之助、鳴女対愈史郎、上弦1対無一郎ひめじまさん、不死川と玄弥の兄弟愛
楽しみ過ぎます
鬼滅の刃の『型』と映画というフォーマットの食い合わせの悪さ
原作漫画未見。
TVシリーズ、前作劇場版は後追い。
以降、TVシリーズはリアルタイムで視聴した者の正直な感想です。
物語や映像の素晴らしさは言うまでもなく無く満点。
2時間半の上映時間に、1分1秒でも長く見たいというファンにとっては感謝しかありません。
しかし、上映開始からおそらく2時間くらいになってきた頃に睡魔が…。劇場内でもちびっこがトイレに何度も離席し始め…。
これはタイトル通り、劇場用映画の構造上の欠点から来るものと感じました。
今回大きなバトルが3回ありますが、鬼殺隊側・上弦の鬼側、それぞれの回想シーンがあり、トータルすると5から6エピソードになります。
もちろん上弦の鬼側の回想シーンがある事はTVシリーズからの流れであれば『お約束』なのですが、それはTVシリーズの30分という尺で分割されていれば気にならなかったことです。しかし、バトルの途中でこれほど流れが分断されてしまうと、マンネリ感が生まれて緊張感が損なわれてしまう欠点でもあります。
加えて無限城という背景が変わり映えしない場所というのも飽きてしまう一因かと…。
おそらく制作陣もこれは百も承知かと思いますので、次回作、次次回作ではこれらが解消されるよう、また、途中で飽きてしまったちびっこ達や鬼滅の刃を知らなかった方々に本作が不当に評価されぬよう願い、敢えて☆3つにしました。
第二次鬼滅ブームとなるか?…
良かった点としては、原作のエピソードが削られることなく完全再現されており、登場人物に敵味方問わず、魅せ場が用意されています。演出も素晴らしく、一つ一つの絵が力強く、かつ流麗に動き、音楽や声優の迫真の演技も相まってアニメ映画としては最高峰のクオリティに仕上がっていると思います。
ただし、他のレビューでも言われているように、兎に角戦闘中の回想シーンが多くて、長いです。合間に挟まれる回想シーンのせいで折角のスピード感ある戦闘にイマイチ没入できないです。鬼滅の作品規模からして、いわゆる推しキャラも相当数いる為、制作側としても原作のエピソードを下手に削るわけにはいかなかったのではないかと思います。(それにしてももうちょっとなんとかならなかったのか…
ひとつひとつのエピソードはしっかりと見応えあるものの、やはり映画の規格で観るとややダレる印象は拭えませんでした。元々地続きの漫画の物語で当初は映画化を想定しておらず、加えて根強い原作ファンが人気を支えている為、映画としてのバランスよりも原作の再現に比重が傾くのは致し方ないのかもと思いました。以上の理由からは鬼滅の刃ファンであればあるほど楽しめる作品ですが一つの映画としては、まずまずといった感想ですね。
これまで見た中で最高の映画です
正直映画が始まるまでは原作と順番が変わってるんじゃないか?とか予想してましたが、忠実に再現されてました。
そして、大好きな善逸のシーンもコミックスなら先生のコメントだけで終わってた回想シーンが加えられていて大満足です。
猗窩座の部分もコミックスでは読みづらかったんですが、映画で改めて見ると感動してしまいました。忍さんの場面といい原作が映像になることで表現が豊かになっていて感動の嵐でした。私が見たアニメ映画の中で間違いなく最高の作品です。第2部も楽しみにしてます。
【鑑賞感想追記】TVを映画館で見ると思って見るべき。
これは映画ではなく、TVシリーズの正当な続編なので、初見さんお断りの作品。
初見さんはまずTVシリーズを1話から見てから来て下さい。
無限列車編は完全初見でも通用したようだが、今回は違う。むしろネタバレになってしまう為、鬼滅の刃を見た事がない人は来ないで下さい!と強く引き止めたい。
映画を見る前にシーズン1くらいは見て下さい。
(恐らく一期を見たら続きが気になってその後も一気に見るでしょう)
鬼滅の刃の一期目が気に入らなかったら二期もこの映画も見る必要はありません。
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このサイトでは1つの映画につき1アカ1感想しか書けないようなのでこちらに追加で感想を書き込みます。めちゃくちゃ長文ですみません。
⚠️↓映画鑑賞後の感想↓⚠️
3日目に鑑賞。一期の放映からずっと毎月鬼滅アニメを繰り返し視聴しつづけていて、原作は未読だが大まかなあらすじやオチは知っています。
【全体的なムーヴメントについて】
今回の映画は無限列車編と違って"映画"というスタイルではなく、TV版の予定だった無限城編第一章をそのまま繋ぎ155分にまとめた、総集編のようなもの。
これは中抜きのTV局を省き、「原作者、出版社、アニメ制作会社、スポンサー」で直接収益を分け合うというスタイル。TV局に頼らなくても映画館から直接収入を得るのだ!っていう新時代到来を感じた。
宣伝やグッズ制作などTV局が仲介にいないメリットがかなり多いと思う。
その為に、映画制作と同時にグッズ制作も大量に行われた。過去のアニメ作品でここまで大規模なプロジェクトは見たことがない。
ジブリ系ですらもやったことが無い、日本初の新しい売り方。そして成功したと思う。
動員数も前回の無限列車編とNetflixなど配信サイトでの視聴数から大体の予測がついていたと思うので公開から一週間は映画館を全ジャックする勢いでシアターの占拠が出来た。これ自体普通の映画では無理。前回の無限列車編で確固たるファン層を獲得している鬼滅だからこそ出来た事。
映画館側もコロナ禍での無限列車編の経験から必ず大ヒットを確信して無限城編第一章公開日に合わせ大規模な工事をして、公開と同時に全国各地でIMAXシアター、4Dシアターの完成お披露目をした。
そして同時多発するコンビニや銭湯やレストランとのコラボ。仕掛け花火のように次から次へと順番に乱発していき、飽きさせない工夫。
2週間おきに入場特典も変えてリピーターへのご褒美無料配布。駅から映画館までの道のりも商店街とのコラボで壁画がずらり。コラボカフェも各地で開催。
いやはや、お見事!こんなデカい祭り見たこと無いです。
このピタゴラスイッチのような展開はとても感動しました。是非、裏方さん達の活躍を「仕事の流儀」や「プロジェクトX」で見てみたいと思ったくらいです。本当にプロデュースや営業が上手かったと思いますね。
しかもこれ、今回は日本だけではなく世界規模ですからね。各国それぞれ別の無料配布&番宣&コラボ。ジブリでもここまではやってない。サブスク配信の波に乗った鬼滅だからこそ出来た技です。
この企画に参加できた方々が羨ましい。
歴史に残る大仕事だったと思います。まだ第一章なので今後もまだまだあと5年は続くと思いますが頑張って下さい。応援します。
【映画館シアター選択】
IMAXを選択してしまい少し後悔した。予告編の音が鼓膜に突き刺さる。耳が敏感な自分には厳しいと思った。が、本編始まるとそこまで大音量ということも無く、戦闘シーンでも耳は無事でした。身体に響く地響きがすごくてお腹にビリビリとくる。TDLの室内アトラクションを体験しているようでした。
【導入部について】
内容はTV版の総集編のつもりで見に行ったものの、柱稽古編のラスト、無限城に落ちるシーンを
あれだけ引っ張った割には着地後は「スンッ」となってしまった。炭治郎と義勇のコメディ?とか無しで緊張感を持って進めて欲しかったな…と思う。
【無限城背景について】
無限すぎて驚いた。力入れ過ぎ。インターステラーですらそこまでやらんよ、と思ってふと疑問に思う…あの地平線?の光は…何?一期終盤のパワハラ会議の時の無限城は何処へ…?
私のイメージはラピュタの飛行石ブロックが上下左右に動いてるようなイメージだったので光の地平線がある事に驚いた。
猗窩座vs義勇戦での背景に滝があったのは素晴らしいと思った。童磨部屋でも流水が見たかったなぁ。
【戦闘シーン】
ちょっと少ないかな…
個人的に思う鬼滅の感動パターンは
①小競り合い
②敵の大技を食らい不利な状況
③仲間の回想、からの仲間の協力
④敵の必殺技で味方大ダメージ
⑤炭治郎回想、からの大技発動
⑥大一番ド派手に首切る所を3カメで抜いて決め
⑦敵又は味方の死に際の過去回想
⑧炭治郎の感想でおわり。
なのですが、今回は⑥が無かったので少々味気無かった。代わりに猗窩座の自害が入りましたが…、正直あのシーンはもっとドラマチックに演出して欲しかったなぁ…。猗窩座もボロカスに泣いて欲しかった。
今回は猗窩座主役と言っても良いレベルなので、炭治郎の大技が無い分、猗窩座の自害をもっとクライマックス感出して、そのままエンディングソングに繋げて恋雪との思い出水彩イラストを出し、最後は花火で締めても良かったと思う。
エンディングソングは恋雪と猗窩座の歌で泣ける歌にして欲しかった。
猗窩座の自害でホロリと来てる時に激しいロック曲は…うーん。猗窩座専用の曲作っても良かったんじゃないかな。
ちなみに、私は猗窩座が嫌いなので全く猗窩座の回想では泣けなかったですが、猗窩座主役の回である事は確かなのでそんくらいやっても良かったんじゃないかなと思いました。やるなら突き抜けろ、という感じで。
【胡蝶姉妹】
猗窩座主役だから仕方ないとはいえ、あんだけ柱稽古編で引っ張っておきながら…こんなすぐ退場??って拍子抜けしました。原作通りなのだろうけども、もう少し感情移入させて欲しかった。
カナエさんの回想も、もう少しあっても良かったと思う。
回想シーンが多いとか長いとか言う人もいるけど、上手くやればそんなに気にならないはずなのです。要はアニメに集中させる手数と技量が無かっただけなのでは…と思う。(この辺りで「背景に時間取られたのかな?」と思い始めました)
原作に忠実過ぎてセリフも短いのだから、そこは演技と演出でバトルシーンを盛り上げないとアニメの意味が無い。格ゲーみたいなワンパターンの戦闘シーンはちょっとがっかり。
童磨も童磨で想像以上に動かなくてがっかり。
半天狗の喜怒哀楽達の方がよほど動きと絶望感があり怖かった。
しかし、童磨戦はvsカナヲ&猪之助が本番だと思うので次回に期待してます!きっと氷キラキラでグルグル動く技を沢山見れるでしょう。
【善逸vs獪岳】
いや正直今回の映画で一番"鬼滅らしかった"戦闘シーンはここですね。ここに到達してやっと「あっ、鬼滅見てるんだった」と思えましたね。
BGM、セリフ、映像、演出、どれもが"いつもの鬼滅"でした。
初めて雷の呼吸全技が見れたのでめちゃくちゃ興奮しました!獪岳の技の色味もカッコよかったし善逸の回想で獪岳が鬼殺隊にいた事など新事実を知れたし善逸目線での鬼殺隊の裏側?が見れたのも良かった。
時間配分的にしのぶvs童磨戦と同じかちょい短い位のはずだと思いますが、善逸vs獪岳戦は体感5分程度しか無いように感じました。
上手くやれば、時間なんてあっという間だ!短い!と感じるものなんですよね。
【透明の世界】
今回一番興奮したのがここ。炭治郎の回想でお父さんが出て来たシーン。死ぬ10日前に熊倒す?!とか、透明の世界?!?!って初情報だらけで大興奮しましたね。お父さんの戦闘シーン、初めて見たけどめちゃくちゃカッコよかったし!
熊倒す時の構えが水の呼吸壱の型に似た構えでぐっと来ました。(鱗滝さんが手鬼を倒した技)
正直、炭治郎の父は病弱なので戦えず、ただ祖先からの伝承を炭治郎という強キャラに伝える為だけのNPC的存在だと思っていましたが、ここにきて一気に「鱗滝より強いのでは?!」と思うようになり、ぐっと興味が湧きました。
恐らく私、このシーンだけ前のめりで見ていたと思います。めちゃくちゃ興奮しました。
善逸戦と炭治郎父の回想シーン、この2つはいつもの私が好きな鬼滅アニメでした。
透明な世界習得後の炭治郎が大技を繰り出して終わりかと思っていたら猗窩座がゾンビ化して…やっと楽しみにしていた猗窩座の回想!来るー!ってワクワクしていたのですが…
……なぜか全く心が動きませんでした。
以下、感情移入出来なかった原因。
狛治の性格。ヤングケアラーなのにカッとなりやすく暴力的、利己的という矛盾。正反対の性格過ぎてこんな矛盾した人間いるの?と疑問。
金が必要なのに真面目に働かないし。真面目に働きながらスリもしていた、なら納得出来たかも。
もうしょっぱなから、ここでひっかかってしまい、その先の話も全く同情できなかった。
素流の師匠も、なぜそこまで妬まれるのか?67人もの男が集まって噂話を信じて毒を盛る程の恨みとは???にわかに信じがたい。
それらの裏付けの映像が無くてナレーションのみで済まされたのも謎。
全ての設定が雑すぎて中々感情移入出来ず。
うーん…?と思っていたらカッとなり67名皆殺し。まぁそこは鬼の素質有りって事で納得しましたが、いかんせん狛治時代の話のフックが弱い。
もっと悲惨な過去を想像していたからかな〜?狛治が利己的すぎて自業自得感が否めない。
ただただ、カッとなりやすい田舎ヤンキーDV男が中卒で結婚しました、という話に見えてしまって心は覚めきってしまいました。
でも、これは原作がそうなってるんだろうから仕方ないと思うし、周りは皆そろって号泣したそうだから納得出来ないのは私だけみたいなので、単純に話の設定とキャラが私好みではないってだけだと思う。
猗窩座の過去が一番のクライマックスという事は事実として理解しているので、アニオリでもっと盛り上げて欲しかったな、というのがアニメとして残念だった点かな〜。
特に打ち上げ花火のシーンなんか過去の日本のエンタメで散々作られて来たんだから思いっきりドラマチックに描いて欲しかった。
炭治郎のキメシーン無いんだからここでCG360°カメラワーク使わなくてどうすんの!って思いましたね。
その後は上の方に書いた通り、恋雪と狛治の歌で閉めて欲しかったな、という感想です。
【総括】
まぁまぁな感じでした。お話の途中なんだし、つまらなかったわけでもないし…かと言って期待値は超えなかった。猗窩座大嫌いだし。
なので、点数は2.5です。
三部作の導入部ですからね、まだこれからだと思っています。
黒死牟編に一番期待しているので、第三章はもっと良い出来になってトータルで第一章も含めて「無限城編良かったよね!」と思いたい。
一期の19話、遊郭編、無限列車編などを超えてくれる事を期待してます。
もう鬼滅は日本だけではなく世界のアニメ界を牽引するビッグコンテンツになってしまいましたので、失敗が許されない。その責任はとんでも無く大きくて、私達視聴者には到底想像出来ないレベルのプレッシャーでしょう。
でも、アニメ界の大きな転換点、特異点を作り出す大仕事に関われる事は素直に羨ましいです。
次回も皆さん頑張って欲しいです!
甘露寺と伊黒、小雪と伯治のシーンは過剰にいらない
30代女性です。
小学生の子3人連れて行きました。1人は残り1時間から寝て、1人はたまに寝て落ち、1人は何とか起きてました。子どもにとっては、テレビくらいの尺で見返すのが良いかもですね。放映されたら何度も見るんじゃないかな。もう一度映画見たいけど、空き時間に見に行こっか〜のテンションでは行けれない長さなので(涙)
伯治と小雪の時間が取りすぎかなあ、ちょっと冷めてしまった。人気な部分なのは分かるけど。
落ちるときの甘露寺と伊黒のシーンの、手をつなぐところいらない(笑)
繋ぐの不自然じゃない?態勢整えなきゃじゃん(笑)
描写が丁寧で、テンポがゆっくりで展開が待ち遠しかったです。
早く地上波で見たい。
猗窩座が最強なのは必然だった…
煉獄杏寿郎の仇を討ったわけじゃないんで達成感はないけど炭治郎の至高の境地や正直さに影響され猗窩座が人間の如く葛藤しだす。猗窩座は弱いものが嫌いで最強を目指していたけどもともと人間(狛治)の時に強くならないとは自分の愛するものを社会から守れないことだったんだと記憶が蘇る。猗窩座は鬼としては失格だけど人間としては不器用だけどまっとうだったってことだね。だとしても猗窩座は鬼なので-0.5
鬼滅最高‼️
初めて無限列車編で鬼滅を観てからずっと楽しみに待ってました。映像綺麗だろうな~と思って観に行ったら予想のはるか上をいく美しさで、流石!の一言。内容は、漫画でなんとなく知っていたのですがとても楽しむことができました。
私的なオススメシーンは猗窩座の過去回想の部分です。絶対に守ると誓った恋雪を守れずまたもとの守るべきものが何もなかった自分へと戻っていく狛治、無惨とのシーン「もうどうでもいい。全てが」と言った狛治の絶望の一言に涙が止まりませんでした。
ぜひ劇場に行ってこの感動を悲しさを感じてもらいたいです。
最後に、この映画を作ってくださった皆様に心から感謝してます。感動をありがとう。次回も期待してます!
無限回想 テンポ悪し
原作鑑賞済み
良かった点
●すさまじいアクション
●bgm
悪かった点
●童磨戦が中途半端に終わる
●アクションが盛り上がり興奮する度に回想が入り
気持ちが下がる
●上映時間 アクションだけで2時間半なら苦痛では
ないが、回想が挟まりテンポがとても悪いので
かなり長く感じた。
映像体験という点では本当に圧倒されて、音楽も素晴らしくテンションが上がります。原作展開を知らない人ならば十分楽しめると思います。
しかし回想の内容等を把握していて、無限列車編のような猗窩座の超ど迫力アクションを楽しみに見に行った自分はかなりしんどい思いをしました。童磨戦、獪岳戦どちらも素晴らしいのですが、猗窩座戦を目当てに見に行くと、回想によるテンポの悪さも相まってかなりじれったい思いをするのではと思います。結局童磨戦も中途半端に終わるので、童磨戦を抜いて、獪岳と猗窩座だけならかなり見やすかったのではないでしょうか。
我慢してゆっくり見ることが出来ない自分としてはこの2時間半は苦痛を伴いましたが、この映画の映像美、大迫力戦闘シーンは映画館の巨大スクリーンで見るべきでしょう。漫画の映像化という点では、かつてない完成度だと思います。しかし一本の映画として見ると、テンポが悪く、冗長と言わざるを得ないでしょう。願わくば地上波で毎週少しずつ楽しみたかったなと思います。
無限列車編のアンサー的な作品
無限列車編が「煉獄杏寿郎」のお話だとしたら、今回の無限城編猗窩座再来は文字通り「猗窩座」のお話です。その間にTVシリーズの「遊郭編」や「刀鍛冶の里編」を経てはいるものの、純粋に映画化された作品として見た場合、今回のお話は前作無限列車編のアンサー的な位置づけと言えると思います。あの煉獄さんを葬った鬼もまた壮絶な生き様を見せて散っていくという…。
だからこそ最終盤で語られる回想シーンこそこの映画のクライマックスなのだと感じました。
その回想シーンがテンポを悪くしてるという前評判も知りつつ観ましたが、そもそも原作がそうなのだから仕方ないといえば仕方ないし、回想シーンがなかったら登場人物に感情移入できず、それはそれでつまらない作品になったと思います。
特に鬼滅の刃という作品はそのドラマ性こそがアクション性と同じかおそらくそれ以上に評価されているのではないでしょうか?
あの大ヒットした無限列車編以来の映画化作品なので皆さんの期待値がすごく高いのはわかります。が、前作は前作、今作には今作の味わいがあり、比較できるものではないと思います。少なくとも私はこの映画をつまらないとは全く思いませんでした。原作に忠実に丁寧な作りで、アニオリなどの余計な要素も目立つほどなく、原作好きな人なら普通に楽しめると思います。むしろ3時間があっという間でした。クライマックスは涙なしには見れません。
ただ個人的欲を言えば映画公開が夏という意味合いも含め、あの「花火のシーン」をもっともっと印象的に美しく魅せて欲しかったな〜と…😅原作読んでそこは期待してたのですが…ちょっとだけ残念💦
無限城、マジで無限すぎた。
家族と三人で映画を観に行きました。
無限城に落とされた所からもう圧巻で、本当に無限に続いてる空間なんだなと鳥肌が立ちました。
今回の映画、猗窩座との戦いがメインですが、自分は童磨推しなもので、童磨の場面の時物凄くゾクゾクしてしまいました。
絶妙に腹が立つのに、何故あんなに可愛いのか。
全体的にアニオリも増えていて、原作を読みきっている人は何処がアニオリなのか探したりするのも楽しめると思います。
台詞が新たに追加された事もあり、猗窩座の心情もより明白になっていて、とても良かったです。
1回目観た時はカラスの声が自分の真後ろから聴こえてきて少しびっくりしました(笑)
鎹鳥、君らも台詞増えてたのか……。
義勇のおじいちゃんカラス、すごい癒し系だな。
まだあと何回か観に行く予定をしています。
長い…のか?
原作未読、でも内容は知ってる状態で鑑賞。
映像美は言わずもがな。
内容的にも、特に批判するところ無し。
もともとそんなに鬼滅にハマっていたわけでもなく、話題に乗るための鑑賞。
まあ、鬼滅しかアニメ観ない人たちには長かったのかな。
バトル中の回想とかは、話の流れでああなるんじゃない?とか思うし
(だって、首切られて死んだんじゃなくて、自分のこと思い出して、人の心思い出して、で死んだんじゃないの? じゃあ、回想をやたら挟まないと成立しない)
原作既読のうちの子どもたちは、普通に見てた。
両隣の小学生は退屈そうだった。
うーん。物語が動かないのは分かるが。
原作を知っているのでストーリーが動かないのは知っていましたが、間の取り方が雑に感じた。もっと映画っぽくできたのでは。
あと、もっと原作の言葉を信じてほしい。無限列車編は回想シーンの感動の場面も風鈴の音だけとか、言葉を邪魔しない音楽がすごく良かった。小雪ちゃんの、元からエコーがかかったような声にものすごいエコーがつけられていた。小雪ちゃんの「やめて?」に対してポチャン…なんていらない。
回想シーンへ切り替えが何個かあった中,スムーズに回想に入っていたのは猗窩座の回想シーンの入り。
回想入ります〜って感じの自然や鳥の風景から入る回想はまたか…って感じた。
でも評価が高いのは圧倒的な映像体験があったからです。すごく泣いたし、感動した。
作品の序章だと思えば全然前向きに捉えられる。原作のスピード感もしっかり感じた。キャラの表情も音楽も、無限城での緊迫感はすごく伝わりました。初見にはストーリーの前後やキャラの深掘りしていなければ、ただ戦って〜昔話聞いて〜という感想になりそう。想いが詰まった作品に感動です。
次回作も楽しみです。こう、下げて凄く上がる評価なんてなかなかないですよ。
全部出来てから観る方が良いのかなぁ(一体何年後…
映像に関しては、文句なし、非常に力が入っていて、戦闘シーンは見応えがありました。
アニメ界ではトップクラスと言える出来だったと思います。それだけは間違いありません。
それを踏まえた上で。
原作を忠実に描いてくれている作品だからこそ、どこで区切るかという問題と、それを1本の映画として成立させなければいけない問題とで、制作スタッフも悩ましかっただろうなと思わせられた。
猗窩座の回想部分がどうしても長く感じてしまうし、前半のしのぶさんの場面を見せられている側としては、鬼側のエピソードにどうしても感情移入しきれない。もちろん漫画本では号泣した部分ではあるのですが…。1本の映画という括りの中では、鬼はやっぱり許せない。嫁止めるならもっと早くに出てこいよ、とか、変に穿った感情が出てきてしまって整理しきれなかった。
結果的に、子どもたちが飽きてしまうのも理解できる。自分も下手したら寝てしまっていたかも…。単に自分が歳をとって感受性が減ってしまったのかもしれない。。しれないが、無限列車編があまりに良すぎたこともあったので、もう最後の最後まで出来上がるのを待ってから、通しで見ても良いのかも(それまで生きてるかわからないけど)というのが感想です。
色々予想以上
無惨、黒死牟、童磨、猗窩座の中では猗窩座が1番好ましいので今作品ら面白く観られました。
でも、「あれ?思ったより長くね?」と思ったところも多々あります。
理由のひとつは、大筋が原作通りである点。良く言えば原作準拠、悪く言えば目新しさや驚きが無い。例えば、煉獄さんが護った乗客たちが今平和に暮らしている姿を差し込むとか。漫画だとテンポが悪くなるような場面展開や差し込みを自然に出来るのはアニメーションの強みだと思うので、そこはチャレンジして欲しかったです。
ふたつめは、尺稼ぎが雑。前述と逆になりますが、冗長でテンポが悪い。
3時間てアニメ6話分ですよ。半クールもラスボスでも無い同じ敵との戦闘って、地上波だったら大炎上ですよ。
終盤の原作の良いところは、社会現象レベルで人気になっても展開の引き延ばしをしなかったところです。作者が描きたいところだけを描ききって終わりにする。テンポ良く駆け抜けた作品だったので、某アイドル漫画のように終着点を見失わず綺麗に終わったのだと思います。
なんやかんや猗窩座好きにはそれなりに楽しめた今作品。
問題は次の3時間×2作品、残りの3人をどのように盛るのか。
嫉妬に塗れて落ちぶれた奴と、最期まで惨めに生き恥を晒した情けない奴のどこをどう盛れば2作品出来上がるのか。
今作を観て、次回作への不安が期待を上回りました。
全編に慰安が吹き荒れる作品
「日々を慰安が吹き荒れて」
これは詩人吉野弘さんの詩の一部だが、これを作詞家の岡本おさみさんが引用して作詞し、吉田拓郎さんが曲をつけたのが名曲「祭りのあと」だ。桑田佳祐さんにも同名の曲があるが、二つの関連は知らない。桑田さんには「吉田拓郎の唄」(名アルバム「kamakura」収録)という曲があり、年齢的にも拓郎世代なので、それなりに意識しているはず。
ところでラスボス鬼舞辻無惨には、この慰安というものがない。自分で鬼とした者への慈愛が感じられない。彼らは自分が陽の下でも生きられる手段を得るための単なる道具に過ぎないのだ。
無惨は恐怖と恫喝で鬼を支配している。
これに対し、お館様の包み込む優しさとは全く違う。お館様は剣士らを子供たちと呼び、慈愛の対象としている。
「干天の慈雨」(辞書的には日照り続きの後の恵みの雨という意味)という型が水の呼吸にあるのは偶然ではない。
「鬼滅の刃」に通底しているのは、優しさとか慈愛といったものだ。
今回は副題にあるように、前作「無限列車編」で「逃げるな、卑怯者‼」と炭治郎に言われた猗窩座が主たる鬼だ。
猗窩座も大格闘の末に炭治郎らに敗れ、人として成仏する。成仏の過程で、彼の人としての生き方が描かれ、それが作品の基底である優しさになっている。
そうして慰安が全編に吹き荒れて、多くの人は感涙している。
上弦の参である猗窩座をたおすのにあそこまで苦労したのに、さらにこの上の上弦とラスボス鬼舞辻無惨とはどう戦うのかと暗澹たる思いになる(アニメのみフォローしているので、コミックでの最終結末は知らない)
もう一度、吉野弘さんの詩から。
「ひとが
ひとでなくなるのは
自分を愛することをやめるときだ。
自分を愛することをやめるとき
ひとは
他人を愛することをやめ
世界を見失ってしまう」
猗窩座がそうであったように、まさに鬼が生まれる過程がここに書かれてある。
内田樹さんは「「鬼滅の刃」の構造分析」(ネットで読めます、ファン必読)で、「鬼滅の刃」の混沌について言及しているが、その混沌さが物語の重層化を生み感動を深くさせている。
前日に「スーパーマン」を観た後、館内のトイレで用足しをしていると、1人の少年(小学1年位だろうか)が走り込んで来た。「間に合った‼」と大きく声を出したので、思わず少年を見たら、彼と眼が合った。用足しを終わって手を洗っていると先程の少年(夏らしい黒い肌をしている)が近寄ってきて、「今日は何を見ましたか。僕は鬼滅の刃を見ました」と丁寧だが屈託なく尋ねてきた。私はなんだか嬉しい心持ちになり「君は炭治郎を観たんだね。おじさんはスーパーマンを観たよ。」と答えた。それを聞くや少年はその場から弾むように消えた。
少年には、炭治郎の持つ強い優しさを持ち続けて欲しいと思った。憎悪は伝播するが、優しさもきっと伝播し憎悪を凌駕し駆逐するはずだ。少年がこれから生きる時代が美しいものであれと願う。
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