「私たちはどう生きるのか?」劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 tttさんの映画レビュー(感想・評価)
私たちはどう生きるのか?
圧倒的な映像美!
広大に広がる無限城をアトラクションに乗っているかのように縦横無尽に動き回るカメラワーク。
美しい作画・色彩の舞台の中、キャラクターが動いているだけで芸術的。
初めの数分でグッと作品の中に惹き込まれた。
海外にも誇れる文句なしの5点評価。
あと2,3回は映画館で観られるといいな。特典がしのぶさんだったのもとても嬉しい◎
戦闘ごとの感想
胡蝶さんVS童磨
姉の仇である童磨に対して、感情を表に出して全力で戦っている。だけどまったく太刀打ちできない。
身体がボロボロになり、鬼と人間の力の差に打ちのめされてしまう。
そんな時に姉との回想シーン、、
「関係ありません 立ちなさい 蟲柱胡蝶しのぶ 倒すと決めたなら倒しなさい。
勝つと決めたなら勝ちなさい どんな犠牲を払ってでも勝つ」
力強い言葉。自分の決めたことをやり通すという強い信念。
それを命の尽きる最後まで貫き通したしのぶさんに抑えきれないほど胸が熱くなった。
炭治郎との回想シーンで、
ポーカーフェイスのしのぶさんに対して、「怒ってますか?」と言い当てた炭治郎。
姉や自分の家族、大切な継子たちを鬼に殺されたしのぶさん。
心の中でふつふつと怒りを抱え持ちながらも、腐らずに前を向き生き続けてきた。
そんなしのぶさんのことが大好きになってしまった。
そんな胡蝶姉妹を殺めた童磨は憎いか?と言われると、しかしそこまで憎めない。
物腰柔らかく、飄々として、優雅な立ち振る舞いが大変魅力的。
武器にしている黄金色の2つの扇子がとてもセンスがいい。(ダジャレではないです)
誰もが自分で生まれることを選べない。
勝手に産み育てられる。自分の内面も外見も知能なんかもある程度遺伝で決まってしまう。
生まれか育ちか問題で、どちらも大切だという科学的な研究結果は出ている。
だから遺伝や生まれのせいだけにしてはいけないとは思うけど、
生まれの部分はとても大きな割合を占めるな、としみじみと感じてしまう。
まとめとして
キャラクター達が成長していく中で自分の信念信条を形成していく。
それを死ぬまで貫き通している姿がとてもカッコよく、
自分がこれからどう生きていくのか立派なお手本を見ることができた。
しのぶさんにまた会いたい、、。
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