「シンガポールで見てきました」劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 とおのさんの映画レビュー(感想・評価)
シンガポールで見てきました
原作既読(大好きです)で視聴。
英語&中国語字幕版、日本語声優の声のままで聞けるIMAXで見てきました。
公開1週後くらいに見たので席はほぼ満席。
海外らしくガヤガヤしつつも、おしゃべりというよりは映像に対してのリアクションの声がしっかり聞こえてくる環境でした。
▶個人的に好きだった点
✔️声優さんの演技
これだけで見た意味がありました!
展開がわかっていても声がつくと感情が揺さぶられますね。
現地の友人も、音声は絶対日本語で聞くし今回もすごく良かった~と言ってました。
✔️中盤までのバトルシーンと無限城の奥行きの演出が良い
剣のさばきかた、場所にあわせた動きなど動画になったことでバトルが補完されており楽しかったです。
映画館でみるべき映像美でした!
呼吸の大技がでるたび歓声上がってました。
▶個人的に「?」と思った点
✔️よくも悪くも原作通り
本来の時間としては1秒に満たないモノローグがすべて語られたり、映像がついたりするので(漫画で見るとさらりと読めますが)
『いまスローモーションになってるけどリアルタイムで見たらどんな状況になってるんだ?』
という戦闘シーンがあるなど、わかりづらく感じた箇所がありました。もう少し映像だけで語ってくれるとわかりやすそう。
✔️猗窩座戦後半のバトルシーンがぶつ切りでノリづらい
炭治郎の覚醒~首をきるシーンまで『脳内の思考を読み上げるセリフ/回想/現実のバトル風景』が頻繁に切り替わり、とくに首をきる見せ場のはずのシーン前後が朗読劇に感じるほどでした。語りが多く…ほかのバトルシーンは、自分が戦場にたっているように感じるほど緊張感があったのでちょっと残念です。
ちなみに現地では、これは笑うべきシーン(いいところで回想に入るという天丼ギャグ)かな?と捉えた人が多く回想に入るたび笑いが起きてました😇
なのでそのままシリアスな猗窩座の過去回想に入っていって面食らってそうでした。もちろんみなさん楽しんでみてるようでしたが。
※言語のニュアンスによる伝わりづらさは、ほかのシーンではそこまで大きくなさそうでした。泣きどころではすすり泣きが聞こえたし、剣がすっぽ抜けたときは普通に爆笑してました。
とはいえ、マンガは自分のリズムで読めますが、
動画はある程度「この瞬間はこういう気持ちになってほしい」という意図を強めに出していかないと、視聴者に伝わりづらいんだろうなあ…としみじみ感じました。次回作ではもうちょっと構成のブラッシュアップを期待したいです。
▶総評
楽しく視聴できました!次回ももちろん楽しみです。回想が多めになると思うので、戦闘中の緊張感を殺さないような回想の入りかたになるといいなあ。
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