「もう少し悲しい気持ちになりたかった」劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 Takさんの映画レビュー(感想・評価)
もう少し悲しい気持ちになりたかった
話として好きだった猗窩座編まで辿りついてくれたことに感謝しかないです。
2020年の映画から、でもこの話まで映像化される事は無いのかなと諦めていたので、ひとえに感動でした。
ただ猗窩座の話はちょっとだけ構成が…って感じてしまいました。
猗窩座は最初から最後まで報われず、守りたい人はもういないのに守るための強さを求め続ける自己矛盾を抱え生き続けた悲しい鬼だと思ってました。
報われてほしい、でも報復に始まりずっと罪を犯し続けて報われてはいけない存在になっている。この事が悲しい。
なので、映画の大団円感は違和感を感じてしまいました。
親や師匠は親心として怒るべきだし、全方位から許しを得られない中で孤独に悔いる。けれど彼に救われた恋雪だけは彼を無限の地獄から救い鬼としての生を終わらせる。
これくらいの温度感で悲しさの中に少しだけ救いがある気持ちになりたかった。
手放しで全員から許されてしまうと、その裏側で猗窩座に殺された人たちが浮かんで違和感を感じてしまうのです。
あと全然関係ないですが、最後の無惨様喋るシーン、何故かライド型アトラクションのカート落ちる前に煽ってくる悪役感を感じました。
無限城の没入感と、誰もいないのに独り言放ってるからですかね。
でも総じては満足です!映像は流石のufotableで戦闘シーンは本当にカッコいいですよね。見ることができてよかったです。
たんたおさん
不快にさせてしまってすみません。おっしゃる通りかと思います。僕も原作改変はやめて欲しいです。
僕が気になったのは演出が全面的に狛治を肯定するように思えたことでした。
怒るという表現が良くなかったです。息子に鞭を打つのではなく、『仕方のない奴だ、犯罪を犯して欲しくなかった。でもありがとう。』という残念さと嬉しさの合いの子の感情の表現であって欲しかったのです。
死ぬことで明かした罪が消えるとは思いませんが、自分達を守れなかったと悔やんだ結果鬼になった息子が死に行くのに、更に鞭打つ親がどこにいるでしょうか。
僕は1ミリも改変なく原作通りに描いてくれて、とてもよかったと思います。
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