「刀鍛冶の様なufotable」劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 かぼさんの映画レビュー(感想・評価)
刀鍛冶の様なufotable
原作、アニメシリーズ、劇場版と全て鑑賞済。
待ちに待った無限城編第一弾、話の進展は予想通り、猗窩座戦の決着まで。
実直なまで原作の構成を守ってたと思います。
映像化の売りとも云うべき、戦闘シーンの超絶作画とエフェクトてんこ盛りでした。
不思議な作品です。
155分の長丁場、2回観る事は無いかと思ってましたが、レビュー書く為の確認で1週間空けて2度目を観ました。
2度目の方が良かった。
三つの戦いを原作の沿う様に構成を崩さず展開していますが、総力戦の一部分なので一本の映画としては少し歪な感じになるのは致し方ないし、闘いと回想がセットなのは鬼滅の肝なので、気になりませんでした。
回想のせいでテンポが悪くなったとも思いません。
初見からその感想は変わりませんでした。
ただ初見の時は超絶作画の戦闘シーンが、同じテンポに感じて、もう少しメリハリをつけて欲しいと思ってました。しのぶさんの蟲柱としての技の数々、
善逸の待ちに待った漆ノ型 火雷神、
富岡さんの水の呼吸のオンパレード、
炭治郎の斜陽転身、
切り取って観ればどれも素晴らしく、美しいのですが、前後にもっと緩急があればなぁと思いました。
ただ2度目になると、それが気にならなかったです。
初見の時は何も見逃がすまいと気合いが入ってたのと、原作との違いを感じようとする事とか、戦闘シーンのボリュームと情報量に観てる自分のリズムの方が一定になってたのかと思いました。
2回目のリラックスして身を任す様に観ると、戦闘シーンの色々違うテンポや工夫が感じれてビックリしました。
ただ完全に好みの問題ですが、透き通る世界の描写は、もっと他の戦闘シーンの差をつけて欲しかったです。モノクロで線画のみとかに。
刀鍛冶編の半天狗の時にも、似たシーンがありますが、今回は開眼したので差をつけて欲しかったです。
そして回想ですが、長さはさほど気になりませんでした。どちらかと言うと薄い気さえしました。善逸のじっちゃんへの謝罪からのじっちゃんの言葉のシーンは、もっと泣ける演出があった気がします。
コミックのコマの間に映像ならではの演出を施せばもっと泣けたと思います。
戦闘シーンではそのアプローチをしてるので、ドラマでも期待してました。
無限列車の時の炭治郎の猗窩座に対する慟哭の様に。
しのぶさんのパートは良かったし、しのぶさんの役目はまだ終わってないので、第二弾の時のしのぶさんのセリフに期待してます。
そして猗窩座の回想ですが、一点どうしても惜しいと思ったのは、毒を盛った隣の道場の人達との関係描写が薄い気がします。
原作でも何コマかの描写だったと思いますが、ココは少し盛るべきだったかなあと、狛治の怒りにもっと同調したかったです。
今回の盛り上りで深掘り動画もいっぱい出てますが、
猗窩座の髪の色が恋雪の着物の色だとか、羽織の背中の模様の意味だとかを知って、原作者の設定の深さにビビってる最中です。
その魅力的な原作をまるで絵コンテの様に、実直に再現しつつ、とんでもない仕事量をアニメシリーズと共に製作するufotableは刀鍛冶の里の人々の様に、トンテンカンテンと刀を打つ様に絵作りされてて、細部にまで及ぶ職人気質に頭が下がります。その仕事に見合うモノが得られるよう超絶大ヒットを祈ります。
かぼさま、初めまして。
共感・コメント・フォロバありがとうございました🙂
ド派手「遊郭編」推し、うれしいです🥰
「刀鍛治のようなufotable」ありそうでなかったレビュー、今週末2回目を観るので、脳内再生して笑ってしまいそうです🤭
『国宝』『ロボット・ドリームズ』『侍タイムスリッパー』『ルックバック』『ラストマイル』『君たちはどう生きるか』にも、共感ありがとうございました😙
『ロボット』『侍タイ』は共感いただいた後でレビューを追記しましたが、私の長文レビューの中では短目にまとまってますw😗
こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします🫡
ufotableは刀鍛冶の里の人々の様に、トンテンカンテンと刀を打つ様に絵作りされてて、細部にまで及ぶ職人気質に頭が下がります。
↑
ほんと、そうですよねぇ、頭が下がります。
あんなえげつない(凄い)動画を製作してるんだから。
社員さんは250名以上だそうです。
毎日夜遅くまで頑張ってるのかなぁ、
ufotableが残業(徹夜)沢山させるような
ブラック企業じゃないことを願いつつ、
次回作を楽しみにしています。
(でも、ゆっくり作って下さいと言いたい)
^_^
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