「何回涙しただろう」劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 あかりさんの映画レビュー(感想・評価)
何回涙しただろう
原作の今後のネタバレもあります。
第一章は煉獄さんのような1本の物語ではなく、胡蝶しのぶ、善逸、猗窩座のお話が詰まっていた。
冒頭から涙ぐんだ。
無限列車編の煉獄さんの時のような号泣ではなかったけど、所々で涙がでた。
伊黒さんと蜜璃ちゃんが離れないように、お互い手を伸ばしたら自然と手を繋いでいたのを見ただけで、これからの事を思うと涙がでた。
胡蝶しのぶの最後は知ってはいたけど、やっぱり泣く。
姉を失った悲しみ、鬼への怒り。
最後の瞬間に間に合ったカナヲ。
落ちる蝶の髪飾り。
力を振り絞って伝えた最後のハンドサイン。
しかし、童磨役の宮野真守さんのあの憎たらしい喋り方が、気持ち悪くて、憎ませてくれて大好き。
閑話休題
鬼滅の刃は鬼にも不遇な過去があり、悪に染まった理由があった、そこを無惨に狙われたパターンと、最初から完全に悪の道に走って、思想を拗らせて、どうやっても更生しないであろう悪が存在している。
そもそも無惨自体が自分勝手な感情を拗らせているのだから。
そこに正義はない。
あるのは己の欲望のみ。
最初から最後まで誰も信じない、ある意味スッキリ憎ませてくれる。
柱にはなれない隊士たちの鬼舞辻を倒したい、柱への絆にも涙。
鬼舞辻には絶対ないもの。
まあ、なくても気にもしないだろうけど。
猗窩座も前者。
煉獄さんを殺めた過去は消えない、憎しみの対象になってしまっている。
視聴者、読者はわかるけど、100年以上前で、記録も燃やされて残っていないから、鬼殺隊の誰もが猗窩座の過去を知らない、なぜ鬼になったのか誰も知らないまま、憎まれたまま己の拳で消えた。
炭治郎の言葉で、人間の心を思い出し、天国には連れていけないと言われた。
それこそが贖罪なのかもしれない
善逸の兄弟子は後者。
幼い頃から自分本位で、何をするにも自分が1番でなくては気がすまない、悪人。
悲鳴嶼行冥さんの所の孤児で裏切った描写は原作だけなのかな?
子供の頃の映像はあったけど。
善逸にアッサリ負ける三下っぽい描写もまたスッキリさせてくれた。
悪は悪のまま退治されてほしい。
映像は本当に美しい。
戦闘シーンも目が追いつかない。
無限城を描いてる人、大変だっただろうな。
難しいとは思うけど、全編フルノンストップで劇場で観てみたら迫力あるだろうな。
トイレ休憩挟みつつ。
泣くのが忙しそうだけど。
第二章が今から待ち遠しい
恋雪ちゃんの真っ赤になった顔も可愛くて、涙がでましたね。
幸せになって欲しかったな。
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