劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来のレビュー・感想・評価
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懸命に闘う姿に心を打たれる
冒頭のシーンから涙腺が緩み、一気に物語に惹き込まれます
弾ける展開、放たれた先の無限城の脈打つ鼓動すら感じる。
カメラワークや発動するあらゆる動きに
目が釘付けとなり目の離せぬ3時間となりました。
エメさんの楽曲オープニングが圧巻!疾走感あふれ合いすぎて涙止まらず
梶原由記さんの音楽も素晴らしい編集で、以前からの曲も全く新しい曲に、生まれ変わっている。
とても抗えない太刀打ちできない運命に苦しめられようとも、失望せず懸命に闘う姿に心を打たれる
彼らの不滅に立ち向かう姿に、自分も再起動できると信じられるようになろうとしてます。
熱い涙が、あなたを包み込む…!!!
追記…
そうそう、善逸がせっかく勝ったのに、カラスの『上弦のロク撃破ぁぁぁあぁぁ〜!』速報が入らなかったのが草でした。。。
ヤバイ! 開始10分で泣くとこだった!
開始早々、アニメオリジナルの舞台、鬼殺隊の無数の墓のシーンから。かつて、お館様が胸に刻んだ鬼殺隊の名を唱えて祈ったその墓場に立つのは、密かに主の意志を預かった岩柱・悲鳴嶼恭平。その姿は正に、亡き鬼殺隊の墓を、その全ての意志を背負っているかのよう。お館様の最後を思えば、それだけでジワッと泣けてくる。
そして遂に無限城に突入。よくぞ映像化に実現してくれました。その光景は三次元版のマンデルブロー・フルクタルとでもいうのか、アニメ映画史上屈指であろう緻密さ、壮大さ、そして美しさ。
そこに鬼殺隊は、柱達は、炭治郎・善逸・伊之助が突入する。極めて、恋柱・甘露寺蜜璃の手を取り、護り、見事な太刀筋で鬼達をさばく蛇柱・伊黒の原作通りにして原作以上の格好良さ。ここまでで既に目頭がギンギンに熱くなってしまいました。
アニメ化として、正しく原作以上の作画とシーン運び、モーションの仕上がりに大満足。加えて、重く、心に来る、感じ入るアフレコの名演技。名優揃いの贅沢三昧。
まあ勿論、お話的には後々のストーリーは大体熟読した原作通りなのですが(ちょっとアニオリな調整がはいってますが)私が感じ入った善逸のシリアスバトル、胡蝶しのぶの死闘、猗窩座のサイドストーリーまで、映像として見れる感動。これぞアニメ化の醍醐味。まあ勿論、昔からアニメ化・実写化されることに評価がわかれることも多いのですが、私はこの出来映えに満足です。
全体的に激闘・死闘の連続なので笑えるシーンは少ないのですが、村田さんの水の呼吸にはちょっと感動。これもアニオリですよね? なんだか動きがしょっぱいのが微笑ましいw 今後も登場シーンがあるはずなので期待してます。頑張れ、村田さんw
映画館での鑑賞で、知らない人の隣に座った久々の満員御礼。しかも朝の8時から。この大ヒット振りに超絶なエネルギーを感じます。この調子でどんどん最終章まで稼ぎに稼いでw頑張ってほしい。最後の最後の私が大好きなカーテンコールまで映像化を実現して欲しい。応援してます!
(追記)
望みを果たして散る鬼達、そして、剣士達。
鬼滅の刃の開幕早々から、ずっとこの流れは変わらないと思う。鬼滅の刃の一つの主題といっても過言では無いかもしれない。鬼達の戦う相手は、むしろ鬼殺隊ではなく、己のカルマと向き合い、藻掻き、戦い続ける。認められない作家で鼓打ちの響凱とか、家族愛を求めた蜘蛛山の累とか。
それは鬼殺隊の剣士達も同じく、無限列車編で母との約束を果たした煉獄杏寿郎、そして(まだ)散ってはいないけど兄との葛藤を抱えた時透無一郎とか。
この劇場版にあたって、映像化したエピソードを目の当たりにするために鑑賞に臨んだ気がする。無論、無限城や壮絶なバトルの映像を見たいし、それらがメインの人も多いでしょう。
そして、いよいよ無限城編にいたり、今回のエピソードは、姉カナエの敵討ちが悲願の胡蝶しのぶ、鬼に落ちた兄の粛正に挑む我妻善逸、そして猗窩座と恋雪の悲劇の恋の物語。
似たようなことをどこかで書いたんですが、それぞれ今際の際で亡き想い人との思いを遂げる。まず、胡蝶しのぶの姉カナエは心優しく、体が小さくて非力の妹しのぶを思いやり、鬼殺隊を辞めなさいとまで諭そうとする。でも妹しのぶの望みは違う。意に反する。普段の和やかな面持ちとは裏腹に、その小さな体は家族を殺した鬼達への復讐の怒りに満ちている。姉カナエには戦えと云って欲しい。あなたならやれると云って欲しい。鬼殺隊を止めろだなんて、そんな言葉は聞きたくも無いだろう。
いやまあ、何が云いたいのかというと、(原作通りですが)今回の劇中で登場した厳しい面持ちの姉カナエさんは「妹しのぶさんが思い描いた夢まぼろしではないか」というのが、私の考察です。無論、そもそもフィクションの物語なんだから、黄泉路から舞い戻って励ましたと考えるのもアリでしょう。実は普段から厳しい顔で妹しのぶを叱咤していたのかもしれません。でもそれじゃあ、あの緊迫の場面で、妹しのぶさんの脳裏に現れたりするものかどうか?
だから、このシーンは好きです。好きっていうのはちょっと違うか。漫画を読んでて震え上がりました。そして切なくもありました。もしかしたら、しのぶさんが見たくても聞きたくても得られなかった、叱咤激励する姉カナエさんの姿だったのではないだろうか。
だから劇場版でも見たかった。映像として見て、その台詞を、演技を耳で聞きたかった。あえて批判するのなら、叱咤する姉カナエさんの姿、表情、その声は、子供なら震え上がって泣くほどでもよかったかもしれない。
無限列車編の煉獄杏寿郎の母上、瑠火さんもそうなんですけどね。杏寿郎さんの今際の際で最後にみた瑠火さんの笑顔。あれを杏寿郎さんは生前に見たことがあったのだろうか。
そう考えてしまうと、鬼滅の刃全編があまりに切なく、空しくなってしまう。「儂の誇り」と育手の師範から三途の河岸から太鼓判を押された我妻善逸。それもまた当人が欲しくても得られなかった夢まぼろしなのかと思うと・・・いやちょっと切なすぎる。こんな考察を抱くのは私の勝手なんですが、私は酷薄すぎるのでしょうか。
追記の前にも書きましたが、だからこそ、原作の幸せすぎるカーテンコールが楽しみで仕方がないのです。もう原作で目にしてはいるけれども、幸せいっぱいの閉幕を劇場で早く目で見たいものです。
(追記2)
原作の猗窩座が初登場して構えるシーン。無限城ではなく無限列車編です。すでに恋雪さんの「雪」の紋章を抱いていたんですよね。知らずに彼女への想いを抱きながら戦っていた訳です。
既に構想が完成されていたのかとびっくり。流石は鬼滅。拍手喝采。
にわかでも伝えたい、鬼滅の刃の奥深さ
「上映回数30回!?」
公開初日、劇場のスケジュール表を見た瞬間、思わず声が出た。
しかも、そのすべての回がほぼ満席。ポップコーン売り場には長蛇の列。
この光景、私の映画館人生でも記憶にない一大事だった🤫
そんな“社会現象”ど真ん中の映画に、軽い気持ちで便乗したにわか観客の私。
けれど、そこでまず圧倒されたのは映像のクオリティ。一枚一枚のシーンが、緻密で美しく、ただの“アニメ”というより“アート作品”のよう。
まさに“画で殴られる”とはこのことだった。
さらに、冒頭からぐっと引き込まれたのが主題歌の力。LiSA & Aimer──この鉄壁のWボーカルによるツイン主題歌が、鬼滅の世界観を確固たるものとして支えていた。
音が流れた瞬間に、スクリーンの外側まで掌握されるようなあの感覚。「これは、勝負にきている」と、冒頭10分で確信してしまった😳
ジブリを超えて興行収入No.1を叩き出した前作『無限列車編』。
その実力は、やはり“本物”だった。
そして、真の驚きは物語の深さにあった。
確かにPG12らしく、斬首や暴力描写もある。
けれど、それを超えて胸に迫ったのは──
“敵”である鬼たちの哀しみにまで丁寧に光を当てていること。
今作のメイン「猗窩座(あかざ)」は、ただの悪役ではない。
彼が失ったもの、なれなかった未来。
「鬼とは、なりたくてなった存在ではない」
その背景にある喪失と孤独に、私は思わず息を呑んだ。
それをただ憐れむのではなく、
“誰の中にもあるかもしれない闇”として受け入れる。
それでも向き合い続ける主人公たちの姿が、たまらなく切なかった…😭
そうか、これが大人たちをも虜にする理由なんだ。
勧善懲悪の単純な物語ではなく、
善と悪の「間(あわい)」にある揺らぎを描く。
そして、敵すらも「そのまま」受け入れるこの世界観は、
まるで人生の縮図のようだった。
劇場を出た瞬間、私は誰かにこの映画のことを話したくてたまらなくなっていた。
「鬼滅の刃」は、もう子どもたちのためだけの物語じゃない。
むしろ──「人生の酸いも甘いも知った大人にこそ響く物語」なのだ。
ブームから少し距離を置いて見ていたあなたへ。
「人が集まる理由」をぜひ一度、体感してみてほしい。
人気が熱狂に変わり、
熱狂が文化に変わる瞬間が、確かにここにある。
やはりこれは、ただ事ではない😎
この夏の“有事”を、見逃すなかれ!!
日本人に生まれて良かった。
かなりのプレッシャーだったと思う。
前作の劇場版は日本歴代1番の興行収入400億を超え、アニメ版であのクオリティ。
2019年から描き続けた作品のついに最終局面のストーリー。原作の発行部数は世界で2.2億冊突破ということは、それだけ多くの方が展開も知っている状態。
期待値を上げる材料はこれでもかというほど揃っている中、きっと作り手の方々たちは、その期待値に応えるために、連日心血を注いでくれていたに違いない。煉獄さんの言葉を借りるなら、心を燃やし続けながら挑み続けてくれたことが、開始5分でもうわかる。
圧巻の映像美と迫力。
声優さん一人一人が6年かけてキャラクターと共に生きてくれたからこその、演技の凄まじさ。
鳥肌が立つほどの劇伴。そして、原作をとても大切に忠実に描く再現性。
期待していたものが期待以上に返ってくる喜びと感動に震える155分だった。
映画3本分見たかのような濃厚さで、前半だけで私の体力は削られ、体の水分が涙となって消えていった。
見終わった後真っ先に思ったのが「日本人でよかった…」だった。そしたら映画館を出る際に私の前を歩いていたカップルの男性も「こういう時日本人で良かったなって思うよね」と隣の女性に同じことを言っていて、なんだか嬉しかった。
こんな風に思わせてくれる作品が見れて幸せだ!
第二章も楽しみ。
圧巻の無限城
やはり驚くべきは無限城の表現。マンガでは描き切れない、あの広大さを映像でなんとか伝えたいという意思がみなぎっていた。あの無限城の3Dだけでものすごい労力と金額がかかるだろう。しかも、ただ「やりました」というだけじゃなく、きちんと映像として意味のあるものとして扱われている。あの広大さを伝える映像があるから、鬼殺隊がどれだけ困難な戦いを強いられているのかを、映像によってダイレクトに伝えることが可能になっている。
もっとキャラクターに寄ったショット中心に構成すれば、あんなにバカでかい3Dモデル作らなくても何とかなると思うが、それじゃつまらないと思ったのだろう。結構、ロングショットを多用していて、広さを伝える多くの隊士が命をかけて戦っていることを表現していた。猗窩座のエピソードには結局泣いてしまった。
鬼殺隊の面々も鬼になった者たちも等しく理不尽な目にあっているが、ある者は鬼殺隊になり、ある者は鬼になる。出会いの偶然がそれを分かつのだとすれば、紙一重の違いしかない。哀しいほどの社会の理不尽が詰まった作品だ。
炭治郎の如く進化が加速する制作スタッフらによる、日本が誇るべきアニメーション表現で現時点最高峰の作品!
「無限列車編」(2020年10月)からわずか約4年半。ここまで作画・映像表現が進化したのかと驚かされます。
ハイクオリティーなアクションシーンも含め、作画の統一性に至るまで妥協のないこだわりが貫かれ、スタッフ陣の進化も感じるほどです。
加えて「無限城編」では、本来は固定された場が変化し続けるという極めて難易度の高い映像化も実現しています。
この4年半をかけて【上映時間155分】にも及ぶ高密度な作品を作り上げたとしても驚きですが、このスタッフは間に「遊郭編」「柱稽古編」も制作!
日本発のコンテンツでは、制作コスト的にハリウッド超大作のような潤沢な人材や機材等を使えません。ただ、そんな限られたリソース下でも世界トップクラスの成果を生み出す土壌があるのです。例えば「ゴジラ−1.0」では創意工夫によって最高峰のアカデミー賞にて視覚効果賞を受賞する快挙を果たしました。
まさに「鬼滅の刃」スタッフにおいても未踏領域に踏み込み、今なお進化を続けていることがわかる作品となっています。
胡蝶も素敵、猗窩座も意外と良かった
入場特典は胡蝶しのぶのイラストカードでした。「鬼滅の刃」は前回の劇場版しか観ていないので、入場特典を貰った時点では敵か味方も知らなかったのですが、前半出番が多く、なかなか素敵なキャラで良かったです。
===∞===∞===∞===∞===∞===∞
奥行きのある背景の美しさ、エフェクトも演出も最高です。
アトラクションのような迫力ある映像で引き込まれます。
声は完璧。
キャラクターデザインは、それぞれ特徴があって識別しやすく、独特なタッチで見応えがあります。
最初からクライマックスです。
胡蝶しのぶの芸術的な戦いから始まります。
善逸の戦いは記憶に残りにくいのですが凄いです。
後半は富岡義勇と炭治郎が組んで、猗窩座と戦うのですが、とことん深く丁寧に描かれています。炭治郎の回想シーンがあります。父親から教わった戦い方を使う炭治郎が、圧倒的に強い猗窩座と互角に戦いだすところが、ムネアツです。
===∞===∞===∞===∞===∞===∞
とても良かったです。
回想シーンの中で、ほんのり恋愛要素もあり飽きる暇がありません。
無限城の地図を描き続ける人達もいて面白い世界観でした。
私たちはどう生きるのか?
圧倒的な映像美!
広大に広がる無限城をアトラクションに乗っているかのように縦横無尽に動き回るカメラワーク。
美しい作画・色彩の舞台の中、キャラクターが動いているだけで芸術的。
初めの数分でグッと作品の中に惹き込まれた。
海外にも誇れる文句なしの5点評価。
あと2,3回は映画館で観られるといいな。特典がしのぶさんだったのもとても嬉しい◎
戦闘ごとの感想
胡蝶さんVS童磨
姉の仇である童磨に対して、感情を表に出して全力で戦っている。だけどまったく太刀打ちできない。
身体がボロボロになり、鬼と人間の力の差に打ちのめされてしまう。
そんな時に姉との回想シーン、、
「関係ありません 立ちなさい 蟲柱胡蝶しのぶ 倒すと決めたなら倒しなさい。
勝つと決めたなら勝ちなさい どんな犠牲を払ってでも勝つ」
力強い言葉。自分の決めたことをやり通すという強い信念。
それを命の尽きる最後まで貫き通したしのぶさんに抑えきれないほど胸が熱くなった。
炭治郎との回想シーンで、
ポーカーフェイスのしのぶさんに対して、「怒ってますか?」と言い当てた炭治郎。
姉や自分の家族、大切な継子たちを鬼に殺されたしのぶさん。
心の中でふつふつと怒りを抱え持ちながらも、腐らずに前を向き生き続けてきた。
そんなしのぶさんのことが大好きになってしまった。
そんな胡蝶姉妹を殺めた童磨は憎いか?と言われると、しかしそこまで憎めない。
物腰柔らかく、飄々として、優雅な立ち振る舞いが大変魅力的。
武器にしている黄金色の2つの扇子がとてもセンスがいい。(ダジャレではないです)
誰もが自分で生まれることを選べない。
勝手に産み育てられる。自分の内面も外見も知能なんかもある程度遺伝で決まってしまう。
生まれか育ちか問題で、どちらも大切だという科学的な研究結果は出ている。
だから遺伝や生まれのせいだけにしてはいけないとは思うけど、
生まれの部分はとても大きな割合を占めるな、としみじみと感じてしまう。
まとめとして
キャラクター達が成長していく中で自分の信念信条を形成していく。
それを死ぬまで貫き通している姿がとてもカッコよく、
自分がこれからどう生きていくのか立派なお手本を見ることができた。
しのぶさんにまた会いたい、、。
アニメ作品としては良い
漫画のアニメ化、という視点では大変素晴らしい出来だと思う。映像美は言うまでもなく最高。
これは好みの問題だが以下の2点が凄く気になった。
1.戦闘シーンについて、メイン部分以外が殆ど記憶に残らなかった。情報過多が過ぎたのかも。美しくはあったが「見やすさ」は無かった印象。理解力不足だと思いたいが何をやってるか分からない箇所があった。そういう演出なのかもだけど長時間の作品なのであればそういうモヤモヤは減らして欲しかったなぁ。
2.回想シーンのテンポ感
回想シーンの多さというよりテンポ感。あくまで自分は、でしかないので自身の責任も大いにあるが集中力が途中で切れた。回想シーンの数やタイミングは良かった(そもそも原作ありきですので)かもしれないが内容をもう少しスマートに、テンポよくやってくれた方が好みだなという感想。全然泣いたけど映画としてテンポが良かったかと聞かれるとそうでもないという感想。アニメで数話に分けてとかだったら感想変わったのかもなぁ。
サブスクで観られるようになったら改めてしっかり観たい。
布石の回収が心地よい
前作117分今作155分
2025年映画館鑑賞115作品目
11月29日(土)イオンシネマ石巻
月イチクーポン1200円
監督は『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の外崎春雄
脚本はアニメ制作会社ユーフォーテーブル社長の近藤光
鬼殺隊のメンバーたちが総力戦で鬼たちのボスキャラ無惨のアジトである無限城に殴り込みをかける話
キャラが多い
アンパンマンや名探偵コナンを思えば大したことはない
原作未読
アニメで鑑賞したのは前作の劇場版のみ
7月18日に公開された当作品はイオンシネマでしぶとく今も上映されていた
「鬼滅の刃様様のおかげで赤字の映画館は助かってんだ!ありがたく思え!」と言わんばかりのオタクの尊大な態度は腹に据えかねる
回想シーンが多い
骨が折れる
食傷気味
特に猗窩座はたっぷり
これは前作の魘夢が人間だった頃を描かなかった後悔が影響したのではないかと
これに関しては肯定的な人が大多数だった印象ですが制作会社では意見が分かれていたのかもしれません
ビジュアル的には最高
特に無限城
アニメという分野としては最大限にそれを生かしています
蟲の呼吸とか水の呼吸とかかっこいいね
前作でも指摘したけど面白くもなんともないギャグテイストはいらない
その点では神谷明とか千葉繁は偉大だな
声の配役
とても心優しい性格の鬼殺隊士で「水の呼吸」と「ヒノカミ神楽」の使い手の竈門炭治郎に花江夏樹
無惨によって鬼にされてしまった炭治郎の妹の竈門禰豆子に鬼頭明里
炭治郎の同期の鬼殺隊士にも関わらずヘタレな一面もあるが「雷の呼吸 壱ノ型」の使い手の我妻善逸に下野紘
炭治郎の同期の鬼殺隊士で常に上半身裸の野生児で猪の頭皮を被り素顔を隠している「猪突猛進」が口癖の嘴平伊之助に松岡禎丞
炭治郎の鬼殺隊の同期で「花の呼吸」の使い手の栗花落カナヲに上田麗奈
炭治郎の鬼殺隊の同期で剣術はからっきしのため大口径南蛮銃が主な武器で粗暴な性格の不死川玄弥に岡本信彦
鬼殺隊隊士で「柱」と呼ばれる最上級剣士の1人で「水柱」の称号を持つ冷静沈着寡黙な冨岡義勇に櫻井孝宏
鬼殺隊隊士で「柱」と呼ばれる最上級剣士の1人で「音柱」の称号を持つ二刀流の剣士の宇髄天元に小西克幸
鬼殺隊隊士で「柱」と呼ばれる最上級剣士の1人で「蟲柱」の称号を持つ胡蝶しのぶに早見沙織
しのぶの姉で鬼殺隊隊士の「柱」と呼ばれる最上級剣士の1人で「花柱」の称号を持っていた胡蝶カナエに茅野愛衣
鬼殺隊隊士で「柱」と呼ばれる最上級剣士の1人で「霞柱」の称号を持つ時透無一郎に河西健吾霞柱
鬼殺隊隊士で「柱」と呼ばれる最上級剣士の1人で「恋柱」の称号を持つ甘露寺蜜璃に花澤香菜
鬼殺隊隊士で「柱」と呼ばれる最上級剣士の1人で「蛇柱」の称号を持つ伊黒小芭内に鈴村健一
鬼殺隊隊士で「柱」と呼ばれる最上級剣士の1人で「風柱」の称号を持つ不死川実弥に関智一
鬼殺隊隊士で「柱」と呼ばれる最上級剣士の1人で「岩柱」の称号を持つ悲鳴嶼行冥に杉田智和
鬼殺隊最高責任者であり鬼舞辻無惨と敵対する産屋敷家の97代目当主の産屋敷耀哉に森川智之
耀哉と妻あまねの間に生まれた五つ子で唯一の男児で跡取り息子の産屋敷輝利哉に悠木碧
鬼舞辻無惨配下の精鋭「十二鬼月」の1人で武器を持たず徒手空拳で戦う「拳鬼」こと猗窩座に石田彰
鬼舞辻無惨直属の精鋭「十二鬼月」の1人で優しい語り口のサイコパスで切れ味鋭い扇が武器の童磨に宮野真守
元柱の桑島慈悟郎の弟子で我妻善逸の兄弟子に当たるが鬼になってしまった獪岳に細谷佳正
人を鬼に変える血を持つ鬼の始祖であり鬼軍団の首領の鬼舞辻󠄀無惨に関俊彦
炭治郎の父で炭焼きで生計を立てている竈門炭十郎に三木眞一郎
猗窩座が人間だった頃の師匠で素流道場の道場主の慶蔵に中村悠一
慶蔵の病弱な娘で猗窩座が人間だった頃の恋人だった恋雪にLynn
12/1追記
そういえば前作と違いいつのまにか眠った状態で戦う個性がなくなりましたね我妻善逸
どうせならそこの回想シーンもわかりやすくちょっと加えても良かったかな
因みに我妻は読みは「わがつま」ではなく「あがつま」
鬼滅の刃のキャラクターはそんな苗字あるのかよってキャラばかりですが比較的我妻はそれを感じません
元おニャン子クラブの我妻佳代とか女優の我妻三輪子とかいますから
三輪子の方は「わがつま」ですが佳代の方は善逸同様「あがつま」
同じ漢字でも読みがいろいろある日本人の姓名
キラキラネームがどーのこーのネットで理屈こねるより聞いて確認する方が手っ取り早いですね
話も弾むし打ち解けるし
心が炭治郎になる。
無限列車編での煉獄さんのことが胸の奥に刺さってまだ抜けていないのに、原作全部読んだから内容も知っていたはずなのに、猗窩座に完全に全部持っていかれてしまう。
しのぶさんのくだりは、まだ決着つく前だし、善逸のくだりもうるっときたがまだ耐えられた。
でもさぁ、でもさぁ、猗窩座の過去はどれだけ心の準備してもさぁ、無理だよ。
煉獄さんの仇なのにさぁ。無理だよ。ユーフォの映像美で激戦を見た後にあれを浴びせられたらさぁ。振り上げた手を下ろすしかなくなっちゃうじゃん。
炭治郎は倒した鬼の心にも寄り添うことができる、究極の善性主人公だが、猗窩座の過去のことは最後まで少しも知らないんだよな。いや、他の鬼の過去も別に知ってるわけではないんだけど、炭治郎は毎回この鬼にも人の心があったんだ、と考える。(禰󠄀豆子が大変なことになった刀鍛冶の里は例外か)しかし、今回はそれがない。煉獄さんの仇だからというのもあるのだろうが、まぁ、シンプルにそれどころじゃなかったからだろう。それくらいに猗窩座は強い。
猗窩座の過去を知る機会が少しでもあったら、果たして炭治郎はあの境地に達することができただろうか。原作もアニメも、基本的には過去を想起するのは鬼自身であり、炭治郎は最期を観て心を寄せはするが、倒すのをためらったりはしない。鬼を倒すことこそが主軸であり、そこは絶対に揺るがない。炭治郎は死にゆくものに心を寄せるが、鬼を生きながらえさせようとは絶対にしない。鬼の最期に心を寄せても、鬼の背景を知ることはない。
原作読者、およびこの映画を見届けた人のみが、猗窩座に対して消えない心の棘をブッ刺されたまま炭治郎の背中を観ていくんだよ。
これはもう、原作のスジがエンタメとして上手すぎるし、そこにユーフォの超絶美麗画像が乗っかって相乗効果になっている。
猗窩座がやったことは過去も含めて本当に許されざることなんだけどさ。でもこのエピソードを観たら、猗窩座という上弦の鬼の迎える結末に心を寄せずにはいられないんだよな。肝心の炭治郎は猗窩座に心を寄せてくれないから、観ている我々が炭治郎の代わりに心を寄せるしかないんだよ。
煉獄さんのことは一生許さんぞ!と思うんだけど、猗窩座に対してだけは我々は心を寄せざるを得ない。
石田彰は本当に素晴らしい声優だ。ありがとう。
そして、ユーフォは今後も素晴らしい作画を見せて欲しいけれど、過労死しない程度に頑張ってほしい。ちょっと時間がかかっても全然待つからさ。
WOW!!
I really wanted to tell someone my inpression about this movie. I was so moved by this movie that I watched it twice. If I can, I want to see it one more time again! I just can't get enough of it. I was surprised that I cried even more the socond time than the first. I cried at the scene where Kanae appears, where Zenitsu shields Kaigaku, and about Akaza’s past. My friend who watched it with me also cried a lot.
Not only the story, but also the art and music were all perfect.
Akaza is Tanjiro's fated enemy. That's why the scene where Akaza appears was so powerful. The sounds and facial expressions showed deep emotions, and I could really feel them too.
胡蝶しのぶと猗窩座(あかざ)の活躍
映画館という大舞台で無限城というギミックある忍者屋敷のような世界の中でそれぞれの色とりどりな剣技を披露しあう。敵味方関係なく共感できるバックグラウンドを持った者たちが決死の覚悟でぶつかり合う。その躍動に見惚れる。その映像表現は墨絵や日本の屋敷、宗教文化等、日本の古き文化をエレメントとして表現してくれていることが嬉しい。今作中で活躍した人物の中でも、特に胡蝶しのぶには可哀想という気持ちがありながらも逃げ場が無い中で自分の姉を思い、相性の悪い敵にも最後まで全力を尽くす姿には共感による没入感だけでなく、視聴者である自らの体たらくを顧みざるを得ない感覚に至る。無限列車編でも思ったが、鬼滅の刃は比較的残虐な描写はあるが子供に対して見本となるような人間の生き様を示す良い作品だと思う。
ufotableの映像表現と声優たちの凄まじい演技力によりより見栄えと迫力のある映像エンタメに仕上げている作品として世界がクールジャパン、アニメ文化の傑作として受け入れるにふさわしい作品だと覆う。
追記として、日本の漫画・アニメ作品とwebtoon(韓国・中国新興の漫画作品)と比較した時、日本の作品にあってwebtoonに無いものとして、作者が訴えたいテーマというものがあると思う。そのテーマを描くにおいて登場人物達は苦難や葛藤をする。そのためには各登場人物のバックグラウンドを描かなければならないと思う。それがwebtoonではテーマが無い為、表面的な感情論、欲求レベルのものしか描かれないものが多い(それでも面白いものもあるしテーマがあるものもあると思う)が、日本の作品ではテーマを描く為に表面的な感情や欲求の奥にある家族愛や自己犠牲を根拠となるバックグラウンドを示して描く。鬼滅の刃については敵も含めてバックグラウンドを比較的冗長にならずに上手く表現することができていると思う。
原作を読んでも想像できなかった無限城の表現力
原作を5年以上前に読んでいて、無限城編は当然ながらバトルの連続であり、お話自体は自分の好みではない前提で鑑賞しました。
まず感じたのは映像と音の凄さ。現実を超えた表現力の水の白波や、血飛沫の色に本当に綺麗だなと思いました。声優さんの演技力もすごくて、序盤の方ですでに目に涙が溜まっていました。
アニメというか、芸術なんでしょうね。ハッキリした理由がわからないのに感動させられます。
ツッコミどころがあるとすれば、「全集中!」という言葉が流行ったアニメなのに、ほぼ全ての登場人物が戦いの最中に昔を思い出して、全く集中していない事w!!
海外でも大ヒットしてるらしく、この手法は「ワンピース」や、「ナルト」でも応用できるのでは?と思います。
あと数年で鬼滅映画が完結するとして、その後はどの作品を柱として映画アニメが発展していくのか気になりますね。
全1629件中、1~20件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
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