劇場公開日 2002年3月30日

「リアリティと迫力が凄まじい」ブラックホーク・ダウン 根岸 圭一さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0リアリティと迫力が凄まじい

2024年6月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 大量の銃弾が飛び交い、人が酷い死に方をする戦闘描写に圧倒された。特に、ヘリに搭載したミニガンによる掃射のシーンは物凄い迫力だった。負傷者の手術シーンも痛々し過ぎて、それが戦争の残酷さを伝えていた。カッコつけた演出やくさい演技も無く、それでいて単調にならず、現場のリアルな戦闘を再現しているのが良い。

 米軍の戦友同士の絆が描かれていた点もぐっと来た。負傷者が出ても、ヘリが墜落しても、決して見捨てず救出を試みる。だからこそ皆安心して全力で戦える面もあるのだろう。

根岸 圭一