「3.3なぜ他国の戦争に行くのか」ブラックホーク・ダウン asaさんの映画レビュー(感想・評価)
3.3なぜ他国の戦争に行くのか
全体的に普通な戦争映画。どこかでみたことあるようなストーリーではありました。
じゃっかん構成も長めで、ローン・サバイバーと比べるとパンチというかストーリー構成のパンチ感が足りないようにも感じました。
それはきっと小休止の場面が多かったからでしょう。さらに、相手方の思想なども描写としては皆無で、敵モブのエイムも「それどこに打っとるんやーい」と感じてしまう場面も。
足がもげたり、残酷な描写もあったもののなんか単調だなと感じてしまった。演者は有名ドコロばかりなのに、丸坊主でみんな同じ顔に見えるし、セリフもいまいち印象に残らない。
しかし、史実をもとにしているということで、ソマリア内戦について調べるきっかけを与えてくれました。また戦争と内戦、それとアメリカの目的や行動、国連の平和維持軍など関連事項を検索するきっかけにもなりました。
文化や言語、民族の多様性、立地関係、宗教、自然環境、食料、資源、自国の利益、政治、拒否権、同盟国、協力関係など多くの事項が重なって戦争が起こっていくのだなと感じ、戦争はもはや「自然災害レベル」なのだろう感じました。
作中でパレスチナと国連軍が出てくるところも個人的には示唆に富む描写だっと感じます。
個人的には最後の主人公のセリフは好きでしたね。
「ヒーローになりたいのか。いや今なら言える。そうー」
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