「期待度◎観賞後の満足度○ テクノロジーの進化のようには人間の「心」は進化出来ない。進化しない「心」でテクノロジーを扱う危うさ。そして、その「心」をテクノロジーで作ろうというパラドックス。」本心 もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
期待度◎観賞後の満足度○ テクノロジーの進化のようには人間の「心」は進化出来ない。進化しない「心」でテクノロジーを扱う危うさ。そして、その「心」をテクノロジーで作ろうというパラドックス。
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※原作未読。
①大変見応えのある映画ではある。池松壮亮の演技も見事。ただ話がややあざとい(人間の「(本)心」を描く為のお膳立てが少し作り物っぽい)のと色々と詰め込みすぎて焦点がややボヤけた感じ(原作もそう?)。
②ラストの母子のシーンは人間とテクノロジーとの折り合いの付け方を表現しているように思う。
それでも、人間は仮想空間のアバターに触れられないが(一方、現実世界でも人間に触れられない人間として彩花を対比として置いている)、天に伸ばした朔也の腕にその彩花と思われる腕が触れるラストに、人間は人間と触れ合えてこそ人間だという監督の想いが込められているように思えた。
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