うぉっしゅのレビュー・感想・評価
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特に何も刺さらなかったし、何を言いたいのかも分からなかったが、面白かった。家政婦・名取(高木直子さん)がナイス。
ソープ嬢の加那(中尾有伽さん)が、長らく会っていなかった祖母と関わり、ソープの仲間と語らう中で変化し成長していく様が面白かった。
また、家政婦・名取と加那は、お互い事務的に対応するだけの関係だったが、終盤にワインを飲みながら雑談するなかで、距離がちょっとだけ縮まった感じの場面が良かった。
ソープに来る客は加那のことなどすぐ忘れるし、祖母も加那のことを翌日には覚えていない。ソープの客と祖母を洗うことの類似性の対比、同じく祖母と加那がベッドで寝ている対比を分かりやすく映像で見せてくれているが、そこに何かメッセージが有るかどうかは僕には不明である。
まあ、僕は、この映画で監督が何を伝えたかったのかは分からなかったけど、変わっていく加那を見ていて面白かった。
あと、認知症の人の介護の場面に関しては、自分の介護経験だけを元にして、あるいは自分が見聞きした事だけを元にして、実際とは違うとか言うのは意味がない。
なぜなら、介護される人の状況は、似ていたとしても全く同じではないし、介護する方の人の状況も、これまた似ていたとしても、違うからだ。
例えば、薬の拒否や、徘徊に対する対応も、こうすればいいよと言われて上手くいく人もいるし、上手くいかない人もいる。日によって上手くいかないときもあったりする。
認知症の症状も、穏やかに進む人もいるいるし、早く進む人もいる。
介護する人、介護される人の経済状況も違う。
つまり、個々の事例が千差万別なのに、この映画の介護場面を見て、自分のときと違うからおかしいといっても意味がないということだ。
大変さの感じ方も、介護する人の状況と性格で違ってくる。状況が良くなって、介護が、だんだん楽になった人もいるし、状況が良くならず、あるいは悪くなって、最後まで、てんてこ舞いだった人もいる。
ただ、「介護は、ある日、突然 始まる」というのは、たぶん世界共通だと思われる。事件、事故、病気と同し。
忘れていたのは貴女の方
初っ端、謎のスタイリッシュお出迎えからホラー風味の実家来訪に戸惑う。
そしてお母さん、ひと晩で準備できすぎ。笑
基本的に実家と職場、そして自宅での人間関係しか描かれず、介護・仕事・女子会の三角食べ。
実家に泊まらないのは名取さんを出すため、母の見舞いに行かないのはシナリオ簡略のためという作為を感じる。
しかし加那の介護風景はほどほどにリアルで、苛立ちも理解できるぶん気立ての良さも伝わる。
普通あの歳であそこまで出来ないよ。
痴呆や介護に対する哀しみや虚しさ、辛さの描き方は薄味だが、軽過ぎるとは感じなかった。
ソープ譲と介護のリンクは面白いが、本質はそこではなく「忘れてしまうこと」と「覚えていること」。
その点で言うとすみれとの別れは分かるが、久美の件やボーイのいい奴風の台詞(演技も棒)は不要かな。
髪色の話もあったのでガチ恋客が何かしてくるかと思ったが、それもない。
紀代さんの過去もあまり効いてこず、最後の気付きを名取さんに全部喋らせてしまったのはちょっと残念。
演出が鼻につくところも少しあり、特にカラーボールのところは不自然過ぎて浮いていた。
冒頭のホラー演出が、最後のお地蔵さん(?)で対比されるのは単純だけど嫌いじゃない。
主演の中尾有伽はじめ演技はよかったし、研ナオコがここまでやれるとは知らなかった。
全体の雰囲気、特に風俗嬢仲間と一緒に紀代ちゃんと遊ぶシーンはとても好き。
ただ加那と紀代の絡みは、描写としても1週間という設定からも物足りず。
加那はあの仕事をしてる理由すら分からないため、主役なのに奥行きが感じられなかったし。
印象こそ悪くないが、総じて掘り下げが浅かったかな。
演出がうざい
明るく軽やかに、目の前の相手の記憶に残ること、について問いかける
主人公は目の前の相手に一生懸命向き合っても
一時の存在として忘れ去られるかに思われる風俗嬢という自身の仕事について、
認知症の祖母の介護を通じて見つめ直していく。
記憶という重くなりがちなテーマを扱いつつも、
祖母と主人公がシンクロする構図、
移動時の横からの構図、
相手を洗ってあげる時の足元の構図、
職場の先輩と将来を語る長いカットの固定の正面の構図などのいろいろな構図や、
カラーボールやインテリアなどカラフルな配色も相まって、
映像、音楽、音響含め、最後まで明るく楽しい雰囲気で進む。
一方、後半は、お手伝いさんとの夜の会話、
幼馴染の母との会話など、日常的な自然な会話の流れから、
主人公が気付きやきっかけを得るようなしんみりするシーンもあり、
最後はちょっぴりホロリとしました。
みなさん雰囲気がキャラクターにハマっているなと思いつつ、
とくに祖母役の研ナオコさんは、
芯の強さ、明るさを備えつつ、その音楽のような軽やかさが
キャラクターにぴったり合っていると感じた。
ピンクのヘアカラー
タイトルに偽りなし
研ナオコさん出演が興味深くて観に行きました
洗ったのは自分自身か
主演女優は存じ上げない方ですが、共演が研ナオコさんということで、コミカルなヒューマンドラマを期待して、公開2日目に鑑賞してきました。夕方の上映回でしたが観客は自分一人で、贅沢な時間を過ごさせてもらいました。
ストーリーは、母の入院に伴い、1週間だけ認知症の祖母・紀江の介護をすることになったソープ嬢の加那は、昼は紀江の体を洗い、夜は客の体を洗うという忙しい日々を過ごすことになるが、訪問するたびに自己紹介を始める紀江に戸惑いながらも、介護を通して紀江との距離はしだいに縮まり、紀江のこれまでの人生を垣間見る中で、自分自身の生き方も見つめ直していくというもの。
いやいや引き受けた介護が紀江との交流のきっかけになり、加那が同僚や家政婦にも自分の思いを素直に伝えられるようになり、自分の生き方を見つめ直していく姿が鮮やかに描かれます
客相手に精いっぱいのサービスを提供しながらも、その場限りの優しさにどこか満たされない思いを抱いていた加那。それは祖母の介護でも同じで、どれだけ世話をしても翌日には忘れている祖母に、多少の寂しさを感じていたのかもしれません。
しかし、ホストに振られて悪態をつく同僚の姿に、本気の客にリップサービスで対応した自身の姿を重ねたことでしょう。また、「あなたが祖母を忘れていたから、祖母もあなたを忘れてしまったのだ」「どんなに世話をしても家族には勝てない」という家政婦の言葉にも、ハッとさせられたことでしょう。大切なのは、どんなサービスや介護を行ったかではなく、どんな思いで相手と向き合っているかです。
そんな加那に、祖母は人と関わることの大切さ、人に本気で思いを寄せることの尊さを改めて教えてくれたような気がします。加那は、客の体や祖母の体を洗うことを通して、これまでの自分自身を洗っていたのかもしれません。ラストで、散らかった部屋をスッキリと片付けて紀江のもとへと向かう姿が清々しいです。きれいに片付いた部屋は、加那の心の中そのものでしょう。
考えすぎかもしれませんが、ひょっとしたら紀江は、1週間でいなくなる孫娘に気を遣って、毎日忘れたふりをしていたのかもしれません。加那が介護を投げ出したくなっても紀江の存在を負担に感じないように、また紀江自身も寂しい思いをしなくてすむように、あえて情が深まらないようにしていたのかもしれません。
全体的に、認知症介護という重めの内容を軽妙なタッチで描いているのはいいのですが、それでも認知症の描写はちょっと気になります。症状は人それぞれかもしれませんが、紀江の様子が初日とそれ以降で別人のように変わるのですが、実際そんなものなのでしょうか。身近に重度の認知症を患った者がなく、詳細はわかりませんが、なんとなく進行上の都合のいい形で描かれているように見えてしまったのは残念です。
また、認知症をポジティブに捉える同僚の発言で、加那が思い直したように見えたのですが、その理由がイマイチわかりません。ここが加那の転機であっただけに、ちょっとモヤモヤします。モヤモヤついでにもう一つ言うと、紀江のアルバムが途中で途絶えた理由も気になります。夢破れて帰国したにしても、それを口にできない理由はなんなのか知りたかったです。
主演は中尾有伽さんで、自然体の演技がとてもよかったです。共演は研ナオコさんで、セリフは少ないものの、その存在感はさすがです。脇を固めるのは、中川ゆかりさん、西堀文さん、髙木直子さん、赤間麻里子さん、磯西真喜さんら。中でも、髙木直子さんが味のある演技を披露しています。
名取さんは…
観客16人
1週間だけ祖母(研ナオコ)の介護をすることになったソープ嬢加那(中尾有伽)を主人公にしたお話。
加那は気立の良い優しい女性で、家庭的にも問題なく、なんでソープ嬢になったんやろ。そこらへんの事情はわざと描いてないんだろうなあ。
キツネ目の中尾有伽がとても魅力的。ひょっとすると、第二の河合優実になるかも。
介護職とソープ嬢はどちらも洗うお仕事だから題名が『うぉっしゅ』になっている。
しんど過ぎる場面もエロい場面もなく、安心して見ることができる娯楽作品である。
介護について考えてみよう!みたいな重い映画ではない。
ラスト近くで、家政婦の名取さん(高木直子)が介護について延々と語る場面が出てくるが、不要だったと思う。
ソープ嬢がおばあちゃんの介護をする話し
ポップなカラー🌈 ポップな人間模様 🎉
僕は「特別養護老人ホーム」で、毎日毎日、さんざんとたくさんのお年寄りの体を洗ってきたのでね、
まったく今回の微笑ましい映画の誕生を喜んでいる一人です。
洗ってあげる いつくしみは、赤ちゃんの沐浴であろうと、おチビちゃんたちとのお風呂であろうと、それはそれは、とても心和むものです。
赤ちゃんはお腹にガーゼを乗せてあげると仰向けのお湯でも怖がりませんよねー。
でも、思春期に差し掛かると、僕らは他人との入浴はおろか、人に洗ってもらう体験はほとんどなくなってしまうのです。
でも大人になっても、《体を洗ってもらうことで感じる不思議な幸せとリラックス感》は
(映画に登場した風俗=「ソープランド」ならずとも) 人間にはとても大切なものだと思うんですよ。欠かせないと思うんです。
これはマッサージや指圧も一緒です。
ほら、「手当て」と言うではありませんか。
頬ずりやハグは、体温を介しての会話です。
生まれ落ちてから、死ぬまで、我々はひとりぼっち。70年も80年も、もう誰からも「いい子いい子」されないで、僕たちは大人としてたった一人で生きて行かなければならない。
「頑張れ」
「泣くな」
「人の世話にならず、独り立ちせよ」と、言われ続けて砂漠を歩く。
人は孤独の人生を歩んでいると思う。
僕は
こんなに疲れているのなら大人たちも「いい子いい子」してもらう必要があるのではないかと、ふと気付いてからは
年に数回、健康ランドのスーパー銭湯で「垢すり」をお願いしているのです。
前回は寝てしまって「疲れているんですね」と言ってもらった。
・ ・
研ナオコさん、
彼女のメディアへの驚きの登場は「生理用品」の、たしかユニ・チャームのコマーシャルでした。大きな口を開けてニッコニコのキャラクター。その研ナオコさんのCMのおかげで生理用品はついに日の目を見たんです。
近ごろはスッピンでの動画やお写真をオープンなさっていて、これは一体どういう事だろうと思っていたのです。
なるほどこういう事だったのですね。
老人役で、再度ニッコニコの登場。
劇場公開まえの監督さんのインタビューをラジオで拝聴しました。
出演のオファーをしたらば、研ナオコさんは
「妥協しないと約束してくれるのでなければ断る」と仰ったのだと。つまり
出演者(研さん)に気兼ねしたり、遠慮したりして「撮りたいものを妥協して諦めたりするなら自分は出演しない」 と返事をくれたのだと。
・・怒られるかと思っていたのでその研ナオコさんの答えに身が引き締まった ―と話しておられました。
でも、でもね、
監督も出演者も《その覚悟》があるのなら、研ナオコも共演の中尾有伽も、当たり前に全裸になるべきだったなァ。
「労働者」として、「認知症患者」として、また孫娘と祖母として、
(加えて母親に対してもだが)、心も体も障壁を脱いで、ボカシ無しで彼女たちは裸になるべきだった。
監督、青い。
永六輔のお孫さんらしいけれど、若くて弱いね、まだまだ。
でも
色とりどりですねー
グザヴィエ・ドランの「わたしはロランス」の美術に、これは影響を受けたと見ました。
・・・・・・・・・・・・・
キエさんはサックス。
僕のホームのヨシさん(93)は元帽子屋さんでした。僕に「茶色の中折れ帽」を見立ててくれました。
好きな動画は
南米の元バレエリーナが「白鳥の湖」を聴いて車椅子で踊り出すあのYouTubeですね。
「アルツハイマーバレエリーナ白鳥の湖」2分38秒
僕も
あなたも
世話になること
お風呂に入れてもらうこと
それをこわがらないようにね。
暖かく心に残る良い作品です
少し尺が長い(115分)のが難だが気持ちよく観られる作品だった。
まず主役の加那を演じる中尾有伽さんと、紀江ばあちゃんを演じる研ナオコさんが圧倒的に可愛らしい。服装、髪の色もそうだが、加那の家や店の内装、紀江さんがこだわるカラーボールなど大道具、小道具の色めが鮮やかでガーリーな感じを引き立てている。
紀江さんは認知症が進んでおり、毎日、介護に通っても「はじめまして」から会話をスタートさせなければならない掟上今日子状態。
でもこの映画は介護の困難さを訴えることが主目的ではなく、前向きに生きていく女性たち(主役の2人以外の登場人物もほとんどが女性)を明るく描いた笑劇である。コメディというよりは日本映画伝統の軽喜劇に近い印象。それで連想したのは森田芳光の「の・ようなもの」だった。あれは落語家の日常でテーマは全然違う(ソープ嬢は出ていた)けど人間の面白さを捉えようとしているところは実に似ていて笑劇(ファルス)的感覚は通じるところがある。脚本、演出の岡崎育之介はさすが永六輔の孫だけのことはあるね。
だから介護の実態からズレてるとか、時間感覚がめちゃくちゃ(昼に介護して、夜にソープで働き、なおかつ飲みに行ったりする一日何時間あるんだとか、なんでそんな時間にブランドショップが開いてるんだとか)とか、この映画を批判する向きは多いけど、だって笑劇だもの、そんなしかめつらしく批判することはないんじゃない、もっと気楽にアハアハ笑いながら観たらいいんじゃないと思うのでした。楽しかったですよ。オススメします。
泡の向こうに
岡﨑育之介さんが監督・脚本・編集を担当し、中尾有伽さんと研ナオコさんのダブル主演した本作では、人を"洗う"こと、人に"忘れられる"ことをテーマにしている。
或る日、ソープ店で働く主人公・加那に母から「お母さん入院することになっちゃったの、一週間だけ、おばあちゃんの介護してくれない?」という電話がくる。
仕事のことを隠していた加那はそれを誤魔化そうとした末、翌日から 実家とソープ店を行き来して“人の身体”を洗い続ける二重生活をする羽目になる。
疎遠だった実家で数年振りに会う祖母・紀江は 認知症が進み名前すら覚えておらず、会話の通じない祖母に対し、加那は慣れない介護に奮闘する。
会う度に“初対面”を繰り返してゆく2人だが、「どうせ忘れる」相手に対し、加那は仕事のことを自由に打ち明けられることに気付き、次第に 介護の楽しさを見出していく。
1週間が過ぎるにつれ2人の心は近付き、これまで知らなかった祖母の人生が垣間見え、加那は自分自身のことを見詰める。
研ナオコさんの出演映画としては、絶賛上映中の「PERFECT DAYS」に次いでだが、主演級なのは久し振りなような気がする。
はじめ加那の祖母・紀江として登場した時は、認知症の老婆に成り切っていて、直ぐに研ナオコさんだと分からなかった。
私の母も紀江までにはいかないにしても認知症を患っていて、映画で描かれた内容は他人事と思えない。
「ソープ」と「介護」という、一見、異質か二つのものが、洗う泡の向こうに「みんな、人に尽くし、人に尽くされている」ということをユーモアを交えて温かく描く。
職業に貴賎無し 介護をポップに かつライトに描くのは良い。
総・大・は居なくなっても誰一人として困らないと思う。むしろ 邪魔。代わりはいくらでもいると思う。求人倍率1,000倍以上 誰でもできる。と思う。
しかし 掃除作業 🧹とか 介護ヘルパーさんは 居なくては困る。誰でもできるわけではない。人手不足。
職業に貴賎無し 貴賎があるとか浅いこと言ってる人 真人間になってください。と思う。
人間の勝負は それが理解できるかどうか と老害ジジイの俺は思う。
本作は 家族の絆的なテーマもある 人間の尊厳的な・・・
研ナオコさんは昭和の大物だが 故志村けんさんと並び 個性が強過ぎて 俳優はどうだろな と思ったけど
意外にハマり役。1953 意外と若い年代だった。🈶有料パンフによる。
🎷楽器はともかく チコっと写真関係で饒舌 は シナリオ的にどうかと思ったけど
概ね 好演。
日本認知症協会 在宅介護協会も応援。明るい気づきの介護 前向きも 映画フィクションだから 大いにあり
だが 基本的には 『仕事は生きる糧 どんな仕事も素晴らしい👍』頑張りなさい。的なメッセージに心打たれる❤️作品
もう少し ポップかと思ったら 真剣作品。
W主演である なかおゆうかさん あるいは 中尾ゆかさん 【有はよくても にんべんに加が出てこない 文字変換難しいのはどうかなぁと思います。事務所さん】
1996 童顔故 セーフ。だが 他の方々 少し違和感。申し訳ない。🙇🙇🙇🙇🙇個人的感想にすぎない。
まあ わかりやすいのは事実で良い。ただ 少しだけ🤏長いのが玉に瑕。
でも 良いテンポではある。ポップ&キュート🩷
有料パンフ🈶は とにかく薄い しかし ポイントは突いてるのでHPホームページと合わせ まあまあですよ
平成以降生まれには分かりにくい 『超大物689トリオ』永六輔さんのお孫さんが監督 独立自主制作系作品
世襲の香りはしなかったので良し。
企画制作製作の苦労が①有料パンフに
配給獲得 上映までの苦労が②ホームページHPに載ってて
特に②が面白い【映画ファン必見❗️カモ🦆】のだけど チコっと両方とも 文字が多すぎ❗️プロダクション・ノート
イオンの特別席💺 なぜかそこだけ満員🈵 たぶん 介護関係の方と見た❗️
マジ ①位少子化対策→②位温暖化対策→同率③位 景気対策 と並んで 介護対策処遇改善に取り組んでほしい。
マジ 真剣に極めれば どんな仕事もベスト❗️という作品でした。
周防監督 『シコふんじゃった。1991』に似てるよね。何事も相手を敬い全力を尽くせば 素晴らしい仕事なのだろう。
ソープで何が悪いんだ💢人類最古の職業ダヨ‼️外資系コンサルとは歴史が違うのだ❗️
【”覚えてるよ!そして職業に貴賎なし!更に女性は強し!”今作はソープ嬢が、認知症の祖母の介護をする事になった中で芽生えた人間愛と、彼女の心の成長を描いたヒューマンコメディである。】
ー ご存じの通り、売春は人類最古の商売である。今作の主人公カナ(中尾有伽)は、自分の職業を母に隠して、不動産会社で働いている事にしているが・・。-
■母に内緒で、ソープ店に勤めるカナは、急に入院する事になった母から、同居している祖母キエ(研ナオコ)の昼の介護を頼まれる。
そして、夜はソープ嬢として働く日々を送るのである。
8年振りに会ったキエは、カナの事が分からずに毎朝、初対面の挨拶を繰り返す状態。最初は戸惑うカナだが、ソープ店に勤める事への愚痴を言ったりしている中で、祖母に愛情を感じて行くのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・カナは、高級マンションに住んでいるが、部屋の中はゴミだらけ。ハウスキーパーのナトリさんに、掃除、料理は全部お任せである。
けれども、どこか、気が引けるのか、しょっちゅうナトリさん(高木直子)に”差し入れ”を持ってくるのである。
この娘さんは、悪い子ではないな、と直ぐに分かるのである。
・カナがキエのお世話をする中で、おむつを替えたり、薬を飲ませる時に、あんまり嫌がらずにやって行く姿。フライヤーにも記載されているけれども、人のお世話をする事に掛けては、プロフェッショナルなるだもんな。
薬を飲むのを嫌がるキエに、好きな飴を口を開けさせて、一緒にササっと薬を飲ませるシーンは可笑しかったし、スマホで介護の仕方を覚える姿も良かったな。
・カナや同僚のソープ嬢が、自分達の仕事を卑下しているようなセリフを口にしたりするのだけれども、そんなカナに対してキエは介護ベッドの上から”職業に貴賎なし!”とビシッと言ったりするのである。
■今作で、良いなあと思ったシーンは結構多いのだが、幾つか。
1.カナが、キエの1971年の若い時のサックスを吹く写真を見つけた時の驚きの表情と、置かれてあったサックスのケース。
キエが”行かなくっちゃ。怒られちゃう!”と時折叫んでいた理由が判明するシーン。
2.カナが、キエにも若い時があり、その時の思い出はしっかりと残っている事を知り、キエを外に連れ出し、髪を自分と同じピンクに染めて上げて、買い物したりするシーン。カナのキエを愛おしく思う気持ちが出ていると思ったし、キエも笑顔だし、画面もポップになって行くのである。
3.カナが、ナトリさんが仕事が終わって帰ろうとするところを呼び止めて、一緒にワインを飲むシーン。
ナトリさんが言った言葉。
”昔、ヘルパーさんをしていたんだけど、駄目なのよ。一生懸命仕事をしても、家族が帰って来ると、顔付がガラッと変わっちゃうんだもん。家族には、勝てないと思ったわ。”
その言葉を聞いたカナの表情。
そして、ナトリさんが帰る時に、深々と頭を下げて”いつもありがとうございます。”とお礼を言うと、ナトリさんがそれまでの丁寧語からお母さんの様に、”もう少し、部屋を綺麗にしなさい。料理も少ししなさい。”と優しく話しかけて帰った後に、カナが部屋中を掃除するシーン。
4.そして、カナがナトリさんに言われた後に掃除をし、タクシーでキエの家にピンクの髪のまま行った時に、キエが大きな声で”覚えてるよ!”と叫ぶシーンは、沁みたな。
<私は、介護をした事がない。だから、この映画を観て”介護は、こんなもんじゃないよ!”と思う人もいるかもしれない。
けれども、私は今作は介護をテーマの一つにしながらも、その中で人間愛を描いた作品だと思うし、自分の仕事に負い目を感じていた若き女性の心の成長物語だと思いながら観たので、そこは余り気にはならなかったな。
今作はソープ嬢が、認知症の祖母の介護をする事になった中で芽生えた人間愛と、彼女の心の成長を描いたヒューマンコメディなのである。>
もっと洗うシーンが多いかと思った
ソープ嬢の加那は、母が手術入院することになったと連絡を受け、一週間だけ認知症の祖母の介護を頼まれた。そして、仕事でもプライベートでも人の身体を洗うという日々が始まった。祖母・紀江は認知症のため孫の名前すら覚えていない状態のため、毎日会うたびに初対面のようなやりとりを繰り返していた。どうせ話をしても忘れてしまう祖母に、親には隠している仕事のことも自由に話せると気付き、祖母との心の距離が縮まっていった。祖母の介護をする中で、それまで知ることがなかった祖母の人生と孤独が見え、加那は自分自身の行動を見直すきっかけとなった。そんな話。
無理やりこじつけた様なセリフが多くてちょっと捻りすぎの様に感じた。
ウォッシュ、というくらいだから洗うシーンが何度も出てくるのかと思ったら、そのシーンはほんのちょっと。
ソープ嬢なのに服も脱がないとは、騙され感が残った。
加那役の中尾有伽は・・・あまりパッとせず、脱ぐ覚悟もなく、他の根性ある女優の方が良かった感じ。祖母・紀江役の研ナオコも同様に誰でも良かった様に感じた。
そんな中でキラリと光ってたのは、先輩ソープ嬢役の中川ゆかりと派遣の家事代行役の高木直子はセリフ含め良かった。
最後の母へのカミングアウト必要?
粗さもあるけれど
公開初日で一日一回だけの上映。介護問題に深く切り込む大作ではないということ。
カナ(中尾有伽)の描写も飛び飛びだし、祖母の研ナオコの愛らしさがとても印象的なのだけれど、なぜいきなり「きーちゃん」呼びになったのか分からないしカナの一週間の心の動きもぶつ切り的。きーちゃんの家も裕福さを感じたから認知症に向き合いながら深刻さは伝わってこない。
だけどその中で見せる祖母と孫の触れ合いはやっぱり暖かい。物語の粗さから高い評価はつけられないけれどこの二人いいなあと思えてくる。
そして名取さん(髙木直子)の言葉には考えさせられた。繰り返される「はじめまして」。落胆や諦めを重ねなくてもいいかもしれないとぽっと光を灯してくれた。
介護って、そんなに簡単なの?
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