うぉっしゅ

劇場公開日:

解説・あらすじ

認知症の祖母の介護をすることになったソープ嬢の葛藤と、祖母と孫の結びつきをコミカルに描いた人間ドラマ。永六輔の孫で「安楽死のススメ」で映画監督デビューした岡﨑育之介が、自身の祖母の話をもとにオリジナル脚本で手がけた。

ソープ店で働く加那はある日、母から一週間だけ認知症の祖母の介護を頼まれ、仕事でも祖母の介護でも「人の身体を洗う」というダブルワークの日々がスタートする。祖母・紀江は認知症のため孫の名前すら覚えていない状態のため、2人は会うたびに初対面のようなやりとりを繰り返す。どうせ話をしても忘れてしまう祖母に、親には隠している仕事のことを自由に打ち明けられることに気付いた加那は、そこから徐々に祖母との心の距離が縮まっていく。祖母の介護をする中で、それまで知ることがなかった祖母のこれまでの人生と孤独が垣間見え、加那は自分自身のことを見つめ直すようになる。

加那役を「暁闇」「窓辺にて」の中尾有伽、祖母・紀江役を歌手でコメディエンヌとしても定評のある研ナオコがそれぞれ演じる。

2023年製作/115分/G/日本
配給:ナカチカピクチャーズ
劇場公開日:2025年5月2日

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映画レビュー

4.0介護入門?

2025年5月14日
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ちょっと考えさせられる映画でした。

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かぜ

4.0色々考えさせられる映画…

2025年5月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

フライヤーを手に取った瞬間からこれは観るべきやなと思ったので観賞。

正直おおよその展開は想像通りだったが、役者の一言一言が心に刺さる事が多かった。
役者の中尾さんや高木さんの優しい演技や心に刺さる言葉が良かった。研ナオコの痴呆役も圧巻だった!!
ストーリーを通して感じた事は「人ってそんなに悪いもんじゃないよ」と言うこと。監督はこれを伝えたいのだと思う。優しさが溢れかえっている。

思えば、就職して早10数年…親元を離れて1人暮らし。
祖母の事は両親に任せっきりやったな…
痴呆もあったし、たまに帰った時はまだまだ若かった自分は我関与せず…オカンもバーちゃんもどんな思いだったか…そこから比べればカナちゃんは偉いし応援したくなる!!

映画を観ていてとても反省する面が多かったし、これからの人生の何て言うか向き合い方を考えさせられる映画だった。
暖かい心になりたい方は是非オススメです!!

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HEBE1010

3.0あまりハマらずだった。

2025年5月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

母親の入院中、ソープ嬢である加那が祖母の介護をするという物語。

特筆すべきは祖母の紀江(キーちゃん)を演じた研ナオコさんの演技!
実年齢71歳とは思えないほど80歳以上の雰囲気を醸し出し、認知症の症状を見事に表現していた感じ!

加那が紀江に化粧を施し車椅子で出かけるシーン。
二人の笑顔が輝いていて印象的。
心温まる良い場面だった。

一方、加那が介護を放棄したり、その後復帰したりする理由については、もう少し掘り下げて描いてほしかった感じ。
感情の動きが今一つ伝わらず、共感するには至らずに残念だった。

家政婦の名取が言った「おばあさんが加那を忘れたのではなく、加那がおばあさんを忘れた」みたいな台詞は深い言葉で心に残る。

感動的な映画を期待してたけど全体的にあっさりとした印象で終わってしまったのは少し物足りなかった。

ただ、お風呂での介護にスケベ椅子が有効だというのは、意外な発見(笑)

主人公がソープ嬢であるため、エロいシーンを期待する方には少し期待外れな作品かもしれません( ´∀`)

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イゲ

3.5客を洗い、祖母を洗い、結果キレイになったものは?

2025年5月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

予告編にもある「おばあ様は、忘れられてたから忘れてしまったんですよ」という一言が、沁みますね。「人は2度死ぬ、1度目は肉体的、2度目は忘れ去られた時」と、ある方による言葉がありますが、その方の血を引く岡崎監督による作品。大切な人を忘れてしまうほど、不幸なことはないことを改めて知らされました。
主人公は、職場でお客を洗い、実家では祖母を洗い、結果、自分の心のわだかまりを洗い流せたのではないかと思います。

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豊島区のはずれ