花束

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花束

解説

俳優・タレントとして幅広く活動するサヘル・ローズが監督を務め、様々な感情や思いを抱きながら児童養護施設で育った若者たちの姿を、ドキュメンタリーとフィクションとドラマを融合させて描いた実験的映画。

児童養護施設で育った8人の青少年たち。一見するとごく普通の青少年と変わらない彼らだが、それぞれが幼少期や思春期に、普通とは言い難い体験をしている。彼らが児童養護施設で過ごした記憶をたどると、彼ら自身にも忘れがたい瞬間がある。その忘れがたい瞬間をカメラの前で彼ら自身が演じることで、彼らが生きてきた痕跡をたどり、記憶の断片を表現する。その姿を通して、現代の日本が抱える大きな闇、その犠牲になっている子どもたち、その当事者である彼らが見つめる一筋の光などを明らかにしていく。

主人公である8人は実際に児童養護施設で育った、いずれも役者ではない普通の若者たち。そのほか、オーストラリア出身のバイオリニスト、ボーカリストなど音楽家として活躍するサラ・オレインや、プライベートで短期の里親制度に参加し、児童養護施設の子どもたちとも交流のある名優・佐藤浩市が出演。岩井俊二がエグゼクティブプロデューサー、「LUNA SEA」のSUGIZOが音楽を担当。

2024年製作/94分/G/日本
配給:映画「花束」スタッフ
劇場公開日:2025年1月25日

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映画レビュー

4.0自分に良くしてくれる友達を大切にして欲しい

2024年12月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

観るつもりはなかったが、もう一本いけるかなと思って、たまたま時間が良かったので駆け込みで観た。
私自身も同じ境遇で育ったので、ビックリしながらも演者さんの頑張ってる姿を見て感動した。
最後にトークショーもあり、迷いながら最後に挙手したが時間切れで指されなかったのでこの場を借りてメッセージを残したい。演者さんが読むとは限らないが。
私も若い時は自分の人生を悲観したり、家族というものに考えさせられたりして来たが… 長く生きると人生いろいろある。自分の悲しい過去に囚われる時間などなくなってくるし、ネガティブになりがちな、まだふざけて笑いを取ろうとするような私にも良くしてくれる友達と出会う。友達は宝。支えてくれる。大事にして欲しい。過去は過去。考えすぎないで。考えても仕方がないし、時間と体力の無駄。これからの自分を大切にして欲しい。あんな事があった自分でも、今は幸せだなと思う。
佐藤浩一さん大好きだけど、まさかの登場にビックリし過ぎて感情がフリーズしたので星4でw

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関東Blues

5.0サヘル・ローズさんの初監督作品。 幼少期を施設で過ごしていたいう若...

2024年11月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

サヘル・ローズさんの初監督作品。
幼少期を施設で過ごしていたいう若者8名の、体験のインタビューや記録。
監督ご本人も幼少期に体験されたそうですが。

コドモは親を選べない。
特別な目で見られることは望まないと、皆さんおっしゃっていました。

むしろ(いい意味で、といってよいのかどうか)
自身の考えを自分の言葉で明確に言えること、このことは、登場した若者8名に共通して言えるかと。

いわゆる、普通の親のいる家庭で育った、大多数の人々よりも、
芯がしっかり、逞しさを持っているように、
そのように見え、聞き取れてきました。

鑑賞した映画館、CINEMA Chupki TABATA さんならではの音声ガイドは、
ナレーションがすべて、監督ご本人のお声でした。
すごく丁寧な説明、並々ならぬ力作、驚きました。
(イヤフォン装着した鑑賞者だけが気付いたところです。)

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woodstock

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