就職のレビュー・感想・評価

2016年に新文芸坐シネマテークで鑑賞した
エルマンノ・オルミ 青春トリロジー
『時は止まりぬ』 『就職』 『婚約者たち』の三作品ともとても良かったので再度鑑賞

ドミニコは中学を卒業して就活するように親に言われる
入社試験の昼休みに女性と不慣れなカフェでカッコつけて勿論奢るよからの
まごついてスプーンを落として砂糖ドバァで彼女に混ぜてもらって甘〜い珈琲を嬉しそうに飲み干し
車道を渡りそびれた彼女の手を引く
甘い珈琲の女性と一緒に入社試験に受かったものの、彼女は花形タイピスト、ドミニコは別棟の墓場のような部署のさらに窓際族（廊下だけど）の伝達係として配属される
彼女に年末の社内パーティーに誘われて行っても彼女はいない
きっと会社帰りに見かけた同じ部署のエリート男性と一緒なのだろう
廊下での伝達係から、社員が亡くなり欠員が出た為に、やっと事務員になり自分のデスクが出来たものの一番後ろ
年功序列
長く苦い社会人生活は続く…
次の甘い珈琲はいつ飲めるのやら…

来週の婚約者たちも楽しみにしています