「映画版バイオとして楽しめる」バイオハザード 太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
映画版バイオとして楽しめる
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「いつ死ぬか分からない」という恐怖でおなじみだった(今はアレだが)ゲーム、バイオハザードの記念すべき実写版第一作目。
今作はとある館が舞台・・・・ではなく、その下にある施設が舞台である。
記憶を無くした主人公アリス(ミラ・ジョボビッチ)、そこに突如現れる謎の集団。
なぜかアリスはその集団とともに『異変』が起きた秘密研究所へと向かう。
さて、この地点でもはやバイオではないのだが、とにかく監督は敵キャラのリッカーやケルベロス(ゾンビ犬)を推してくれる。
突如現れ襲うケルベロス、背後からガサガサと近づき襲うリッカー。これらは本当にバイオらしく、アメリカの映画にしては、これらの表現は正直感心した。
だが欠点がある。
アメリカのゾンビは基本走るのだが、バイオのゾンビは一部を除いてあまり激しい動きはしない・・・・・はずだが、うーん、残念。
そしてラストは面白かったが、あまり爽快なラストではなかった。
ただ、イラッと来る原作ガン無視行為は無い。
アリスの超人的パワーも、ゲームみたいだと地味になるのでべつに悪い改変じゃない。
何よりこのシリーズ、1本あたり1時間半程なので、続編が沢山あってもさらっと気軽に観られる。
やはりファンが作っただけあって日本作品のハリウッド化の中ではかなり質がいいと言える今作。
Ⅲ以降はバイオですらないがコスプレアクションとして成り立っているので面白い。
ぜひ「ゲームが原作」だということを忘れて観るべきだと思う。
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