グランメゾン・パリのレビュー・感想・評価
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虚心坦懐に観ると猛烈に感動できる作品
ドラマシリーズを観ていませんし、木村拓哉主演ということで、
観るのを躊躇していたのですが、
虚心坦懐に観てみようと思い、本日鑑賞してまいりました。
木村拓哉はやはり木村拓哉にしか見えないですが、
それでも心が震えたのは、ラストでスタッフのみんなに感謝を述べる場面です。
木村拓哉がちゃんと尾花夏樹になって、しかも感極まるところは私もグッときました。
後半の脚本&木村拓哉の演技は素晴らしかったです。
※前半はいかにも・・・な演技なので、どうしても好きになれないんですよ・・・
脇を固める俳優陣も良かったです。
鈴木京香の倫子は、感情が乗った表情・セリフが素晴らしかったですし、
沢村一樹の京野のサービス動作・所作は本当のサービスマンかと思うくらいスタイリッシュでしたし、
及川光博の相沢は、本当に主役を引き立てる一歩ひいた演技が実に見事でした。
及川光博は脇でのこういう演技が光る人だなぁと思いますね。
コース料理のストーリーやそれが生み出されるまでの試行錯誤、
それから料理はサービス(ホール)スタッフといっしょにつくりあげるものという姿勢及びその体現が
胸に突き刺さるくらい感動的でした。
先入観で観るのをやめようとしていましたが、観て良かったです。
たくさん泣けるほど、フィジカルエンターテインした極上の映画体験でした。
エンドロールもステキで、最後まで楽しめる、まさにコース料理を味わうかのような作品でした。
映画館で観て良かった
綺麗に纏めようとしすぎ
テンポ感とストーリーの着地点が決まってそのゴールに向かうドラマが薄味になっていました。最後の結末が読めるのはいいのですが、少し強引に持って行きすぎと感じました。日本店メンバーとのやり取りなどの本来のドラマの良さを置き去りにしてる所も否めません
暴力シーンの必要性
暴力シーンが3回もあり、しかも不必要に激しいやつ、あれはいらなかった。
フランス料理とは?フランスでのアジア人とは?という視点は日本編にはなく勉強になりました。
しっかり美味しそうな場面はあり、映画をみたあとフレンチを食べに行きましたよ。
美味しそう
高級フレンチくらい豪華な映画
王道のキムタク
双六で振り出しに戻ったみたいだった
映画の公開前にその内容に繋がるスペシャルドラマを放送するというやり方は気に食わないのですが、SPドラマが面白かったので鑑賞しました。
個人的にはがっかりですが、ドラマを観ていない方は楽しめると思います。
映画はこれまでの経緯を入れる代わりに、尾花を昔の自分勝手で未熟なキャラクターにして、本作であらためて人間的に成長する姿を見せています。
でもドラマを観てきた人間にとっては、これまで多くの困難に立ち向かいながら、時間をかけて築き上げてきた信頼関係も信用もぶち壊し、スタート地点に戻ってしまったようです。
倫子さん、相沢さん、京野さんと協力する姿は良いなあと思うんですが、借金取り、暴力事件、警察沙汰は飽きました。
映像は、料理は美しいのですが、導入部の無意味な早送りやスローモーションの多用など、テレビでは気にならなくても映画だとセンス悪く感じました。
料理の方は、食べたらきっと美味しいのでしょうが、高級店に縁のない私には、サラダとかパイ包みの断面とかは美しいか?と思ったし、奇をてらい過ぎていて味が想像できず、見た目はドラマの方が美味しそうに見えました。デザートも、東京店の萌絵さんのセンスの方が好きです。
料理のテーマは、「料理に国境はない」だったんでしょうか。素人には一貫性があるのかどうかは分かりません。あと、リンダさんが「プチトマト」と呼んでいたものは、正しくはミニトマトです。プチトマトはかつて日本で売られていたミニトマトの一品種で、現在は出回っていないようです。
-原点にして頂点、その領域に挑む過酷な道のり-
料理で星を稼ぐ
連続ドラマと前日のスペシャルドラマを観たが、映画の方が、料理が美味しそうだった。ストーリーは今までと同じ三ツ星を目指すものだが、ドラマに比べ、スタッフの活躍は多国籍の良さを取り入れた位で、一人一人に焦点は当たらない。唯一、韓国人パティシエの事が描かれるが、闇金業者に借金をする事が理解できない。
前半は思ったような食材が手に入らないと苦労するが、以前もパリで働き、東京で三ツ星レストランを作り上げても、食材を手に入れるのは難しいのか?日本では、フランス人の寿司職人でも、腕さえ良ければ、よい食材を売ってもらえると思うが、フランス料理は業者まで敷居が高いのか。それなのに、放火事件の後は手の平を返すように変わるのが疑問。そこからの後半は展開が早く、リンダの説明で料理の評判が高まり、すぐに三ツ星の獲得。これではパリの三ツ星店の価値が下がるというもの。あまりにも出来過ぎではないか。
尾花夏樹は相変わらず人間的に未熟であり、恋愛感情がないのに、早見倫子が肉屋に勤めてまで彼を支えようとする理由が分からない。
小林圭シェフのドキュメンタリーの方が、もっとドラマチックなのではないかと思った。
時間が足りない・・・
映画なのでどこまで掘り下げるかが難しいところと
やはりセリフの中途半端な感じ
またチームとしての信頼関係の描き方も足りない気がしました
尾花の東京の頃と変わらない人に対する姿勢など??でした
終盤の料理のシーンは良かったのですが
そこまでのアプローチおよびエンディングは・・・です
もう少し結果までの掘り下げが欲しかったです
リンダさんの表情が良かったのが一番印象的かも
ファンこそ映画館で観る必要はない
ドラマが大好きで、年末のスペシャルドラマも良くて、そのテンションで行ったら期待外れでとても残念に感じました。結末的に映画は必要だったと思いますが、スペシャルドラマで終わらせておけばよかったのにと思いました。
尾花が周りの意見一切聞かずに雰囲気が険悪になるようなシーンがありましたが、それはエスコフィエ時代にもやっているし、グランメゾン東京でもやっているのに、映画でもまだやるかと思いました。既に尾花が成長して改善している部分であるはずなのに、意味が分かりませんでした。もっと別の壁だったら良かったと思いました。
最後も、リンダたちが食事に来て、その後すぐに三つ星を取る流れになっていて、これで終わり?と感じました。
借金のシーンだったり、韓国の俳優の方の見せ場を作るために作られている映画なのかなと思いました。料理のシーンはやはり素敵でしたが、総合的にドラマ版からのファンは残念に思った方が多いのではと思いました。
期待通りの三つ星評価w 料理ネタは良かったが展開流れが平凡なのが惜しい
新年明けましておめでとう!
本年もどうぞ宜しくです。
御節に、お酒、ゴロゴロ寝正月してて。
今更 料理ネタ観てもな~と想いながらも
「グランメゾン・パリ」を本年最初鑑賞作品で見に行きました。
これはTBS系TVドラマ「グランメゾン東京」からの映画ですね。
パリで現在二つ星 ⇒ 三つ星レストランに成ってやるって話。
尾花夏樹、早見倫子、相沢瓶人、京野陸太郎らによる『ミシュラン』の激戦区パリにて最高峰三つ星を目指す流れ。
例の如く キムタク様のドラマ形が全面押し出されていて
受け入れられる人はスキなんでしょうね。
この上から目線の話し方と、傍若無人な態度・・・
前半はこんなやり方で、三つ星獲れるかい~ って自己中展開。
スタッフからも冷たい視線が。
そもそも フランス語でセリフ話すの精一杯な感じします。
ネイティブで話す向こうの役者と比べると大分差が有るのは仕方が無いかな。
パティシエ担うエオク・テギョンさんを 下げたり褒めたり、どないやねん。
挙げ句に悪い金貸屋から暴力受けたり家に火が付けられたり。
ホンマ安易な話流れ組むよね。
もう一度 出直し、態度を改める尾花。
皆の力の輪が一つに成って 三つ星獲ったるぞォ オ~!!
またしても 良くあるTVドラマパタ-ンに成っていくという流れ。
新年早々 こんな超王道粋見せられて
馬鹿舌のわたしゃどうしたらええのん??って感じしたが
他のお客様がOKなら それでヨシ。
終盤仕上げの 料理がズラリ~創って出しての展開は素晴らしい。
料理コ-ディネ-タの本領発揮を思う存分感じ獲た次第ですね。
今回 このレシピが分かる人は心擽るのでしょう。
リンダ・真知子・リシャール役:冨永愛さんが
ボソボソ棒読み(フランス流日本語w)で 料理の食レポしてくれるんだが
もうちょっと元気だそうか と想ったわ。
でも ココの説明はナルホドねと 言わせてるかな。
厨房での料理創ってる所だけど
スロ-で魅せるのは技が観れて良いんだが、
早回し絵は陳腐感が出てダメだと思う。なんか可笑しく見えてしまって
コント感が出ちゃってるね。そこは全てカットが良かったでしょうか。
審査結果は四つ星wって オイオイ、
どんだけぇ~ じじいココ一番でボケやがってw。
兎に角 料理ネタって他作品でもあるけど
どれも似通ってて 鼻につくわさ。
前に観た「ボイリング・ポイント」は結構面白かったかな。
「ザ・メニュー」はキモホラ-に成っちゃってたが。
三つ星狙うだけじゃ無く、もうワンポイント(隠し味)
足した形で進行させた方がもっと面白いと思うのだけど。
そこが惜しい点でしょうか。
星を獲るには兎に角 食材の仕入れが凄く重要のようですね。
シェフの腕前は二の次なのかしらね。
それじゃ市場を仕切った者勝ちでしょ。観ていてそう思ったわ。
星の左右は供給する市場を制覇した者次第の構図に思えて
ミシュランどうのこうのより 市場品評の方が良いんじゃ?
あと 外国人オ-ナ-店が日本で日本食レストランを開く時、
市場で優先して良い食材が手に入ると思うか~のくだり。
これは確かにそうだなと思ったわ。
アジア人(中国・韓国等)店主が開く 日本にある日本食レストランは
やっぱり偏見な目で見ると思うのよ 特に日本人はね。
それと同じ目線がパリ店の尾花達へ向けられている事を
知るべきなのかも知れませんね。
夜、外は寒かったけど、
劇場内は案外人が多かった。
ミシュランに興味ある方は
是非劇場へGO!
食べたい
正直サブスク待ちでもよかったが、娘にせがまれて鑑賞
料理モノは反射的に観てしまうこともあり、TVは視聴済み
相変わらず子供っぽい役しかできない木村に辟易はするものの、料理の発想が面白く、嫌いではないシリーズ
本作も、序盤にキムタク節炸裂で、ため息も混じったが、物語は悪くない
三つ星を獲ることより、ひたすらうまい料理を作りたいという熱意を前面に出したコンセプトが○だったと思う
特に後半の料理は食べたくなるほど興味深い料理が並び、そちらにそそられた
メインの肉のパイは本当に食べてみたかった笑
娯楽としては十分成立していると思う
ミシュラン、三つ星シェフへの道のり
この映画、
スタッフ及び出演者にとってハードルの高い映画・・・
だったのでは?ないでしょうか?
フランス料理の料理名からして難解だし、レシピを覚えて
料理の手を休めずに、フランス語の台詞と段取り。
気の遠くなるような難しさ。
フランス語の台詞のみならず、フランス人の出演者やスタッフとの
コミュニケーション。
そして本当に料理の撮影が芸術的に美しいです。
目にご馳走で、観客はお預けの心境です。
(特番見たら、筧一郎君などが、映し終えた料理のつまみ食いが、
(楽しかったらしい、羨ましい‼️)
プロジェクトの緻密さを考えると頭が下がります。
尾花夏樹を演じた木村拓哉さん。
オレ様キャラで、やや傲慢になりスタッフが離れて行く。
早見倫子を演じた鈴木京香さん。
「グランメゾン・パリ」の精神的支柱のような存在。
尾花夏樹を尊敬して励まし続ける。
天才パティシエのユアン(オク・テギョン)の借金トラブルと
取り立てのヤクザ者の放火。
結果的にはユアンがこの映画のアクセントになっています。
二つ星は手に入っても、三つ星への道の険しさ。
今回は外国人であるアジア人が、自国民のように一流の食材を
調達する難しさが描かれる。
そして多国籍のスタッフが「あうん」の呼吸で「グランメゾン・パリ」
の小宇宙を回して行く。
そんな実験的「料理映画」
努力は賞賛に値すると思いました。
(いささか一見さんには、人間関係の機微とか解りづらく、
(後日、ドラマを観ました。
(キムタクも生き生きしてて、倫子の立ち位置も
よく分かりました。
ドラマ面白かったです)
木村拓哉というプレッシャー…⭐︎
TVシリーズ、スペシャル版とも楽しんで観て 楽しみにしていた作品。
ほぼ期待通りの面白さだった。
ミシュランの三つ星を狙う木村拓哉演じる尾花と東京からレストランをともにして来た
仲間の物語。
フランスという場所でフレンチの三つ星に挑む。
それがどれほどのことか計り知れないが、この作品の料理の監修をしている小林圭シェフが
2020年にアジア人シェフとして初めて三つ星を獲得した時に自分がフランス人が東京の銀座で
寿司職人として三つ星をとるようなものだろうな…と思ったことを思い出した。
実際、映画の中でフランス人が日本で寿司屋をやって、良いマグロを卸して貰えると思うか⁈と
いうセリフが出て来る。
物語は紆余曲折ありながら、仲間とともにその星を掴みに行く姿を描いていく。
フランスロケが行われたので、臨場感たっぷりだしチームがまとまっていく過程も楽しめる。
木村拓哉をはじめ、鈴木京香、沢村一樹、及川光博、冨永愛などTVチームもそのまま活躍して
パティシエとして初登場のオク・テギョンはすごく良いポジション。
でも、何よりも小林シェフ監修の美しいフレンチのフルコースとそれを評価する冨永愛演じるフーディーの
リンダの描写が素晴らしく、本当にそこでその料理を味わっているような気持ちになる。
映画の後久しぶりにちゃんとフレンチのコースを食べたいと思った。
最後に(わかってはいたことだけど)ミシュランの発表で三つ星をとり、スピーチをする尾花を見て
結構、感動してしまった。
木村拓哉は「木村拓哉」でいるためにどれほどのプレッシャーがあるのだろう。
何をやってもキムタクだの散々言われもするけど、やはり彼はスターなんだと思う。
今年一本目に見れて良かった。
テレビのスペシャルの方がおもしろかった
1月3日、録画してあった「グランメゾン・東京」スペシャルを視聴して…
午後に映画「グランメゾン・パリ」を観てきました。
えっと… 率直にいうと…
映画よりスペシャルの方が面白かった。
(´・ω・`)
料理は素晴らしかったし、フランス料理の哲学を表現していたのは興味深かったのだけど、「ドラマとしてのおもしろさ」は、スペシャルの方が断然、上でした。
そして、何よりも「映画である必要がない」んですよね。
制作サイドとしてみれば、パリでの撮影とか予算の面で「映画でないとできない」のでしょうけど。
観る側からすれば、そんなことは関係ないですものね。
映画館の大画面と音響で表現されるべき内容かどうか…でしょ?
そういう意味で、「映画である必要がない」と思いました。
・・・なんとなく、スペシャルで終わっておいた方が、気持ち良く終われた気もしますね。
「そうか、また新たな挑戦をするんだね。がんばれ!」で終われたんじゃないかな。
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