劇場公開日 2024年12月30日

「パリと料理と、そしてキムタク」グランメゾン・パリ やあやあさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0パリと料理と、そしてキムタク

2025年1月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

日本映画ばかり見てきたので、エッフェル塔とか凱旋門とか、ザ・フランスの街並みが次々出てきてテンションが上がりました。
ビケラム橋でたたずむ鈴木京香さん、絵になりますねえ。
これはちょっと若い女優さんには出せないシックさ。
そして、パリのド真ん中をバイクで疾走するキムタクもよかった。
日本人は、というか少なくとも私は、欧米にコンプレックスでもあるんだろうか。
日本をバイクで走るのより3割くらい増してカッコよく見えたことよ。
そして役者さんのフランス語でのセリフにびっくり!!!
流ちょうなものなのかは私は分からないけど(メルシーしか聞き取れなかった笑)いやでも、大変でしょう、これ!!!

ぶっちゃけ、欧米において人種の壁とかあるんでしょうね、やっぱり。
ストレートに言って差しさわりがあるなら、たとえば映画の中に出てきた
「フランス人が東京に行って寿司屋を開くとして、最高級の鮪が仕入れられると思うか」
みたいなことも。(メモをとったわけではないので細かい表現は違うかも)
それでも、青臭いけれど
「料理に国境はない」「望めば叶う」
と思わせてほしいし、それが叶ってよかったです。
いくら他人に無理と言われたところで、自分の人生ですもんね。

パリの三ツ星店なんておそらく一生縁がない場所ですが、その料理の数々を、せめて映画の中だけでもあますところなく堪能できたのも嬉しい。
一品一品がさながら芸術品のようでため息が出そうになりました。

全体のストーリー自体は、意外性のあるものではありません。
ラストも想定通り。わかってるわかってる、という感じ笑
けれど、そういう映画が観たい気分だったので満足です。
ストーリーだけじゃなく映像(パリの街並みやフランス料理や)含めて、総合で楽しく見ました。

*****

昔からずっとテレビで見ていた人がいきなり引退してびっくりした数日前。
特段ファンだったわけではなけれど、その楽曲は好きでした。
俺様でもいい、キムタクはずっとキムタクでいてね、との思いを込めて今回☆は甘めです。

やあやあ