「木村拓哉というプレッシャー…⭐︎」グランメゾン・パリ ☆ムーミンさんの映画レビュー(感想・評価)
木村拓哉というプレッシャー…⭐︎
クリックして本文を読む
TVシリーズ、スペシャル版とも楽しんで観て 楽しみにしていた作品。
ほぼ期待通りの面白さだった。
ミシュランの三つ星を狙う木村拓哉演じる尾花と東京からレストランをともにして来た
仲間の物語。
フランスという場所でフレンチの三つ星に挑む。
それがどれほどのことか計り知れないが、この作品の料理の監修をしている小林圭シェフが
2020年にアジア人シェフとして初めて三つ星を獲得した時に自分がフランス人が東京の銀座で
寿司職人として三つ星をとるようなものだろうな…と思ったことを思い出した。
実際、映画の中でフランス人が日本で寿司屋をやって、良いマグロを卸して貰えると思うか⁈と
いうセリフが出て来る。
物語は紆余曲折ありながら、仲間とともにその星を掴みに行く姿を描いていく。
フランスロケが行われたので、臨場感たっぷりだしチームがまとまっていく過程も楽しめる。
木村拓哉をはじめ、鈴木京香、沢村一樹、及川光博、冨永愛などTVチームもそのまま活躍して
パティシエとして初登場のオク・テギョンはすごく良いポジション。
でも、何よりも小林シェフ監修の美しいフレンチのフルコースとそれを評価する冨永愛演じるフーディーの
リンダの描写が素晴らしく、本当にそこでその料理を味わっているような気持ちになる。
映画の後久しぶりにちゃんとフレンチのコースを食べたいと思った。
最後に(わかってはいたことだけど)ミシュランの発表で三つ星をとり、スピーチをする尾花を見て
結構、感動してしまった。
木村拓哉は「木村拓哉」でいるためにどれほどのプレッシャーがあるのだろう。
何をやってもキムタクだの散々言われもするけど、やはり彼はスターなんだと思う。
今年一本目に見れて良かった。
コメントする