劇場公開日 2025年9月19日

ひゃくえむ。のレビュー・感想・評価

全95件中、1~20件目を表示

4.0哲学的なスポーツアニメはとても斬新だった

2025年9月22日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

原作は鑑賞後に読んだ。
2時間にまとめるためとはいえ、ここまで大胆な高校生編の改変は勇気がいっただろうなと思う。
当たり前だけれど原作の方が流れがスムーズだし、映画だけだと物足りないと思ったところは原作だと細かく描かれていたので、映画と原作両方合わせて楽しむと良いと思う。

映画での大胆な改変は悪くはなく、映画の方がよりリアルさが増していた。ちょうど世界陸上のシーズンで連日日本陸上選手の活躍に胸が熱くなっていたところだったのも大きい。
ロトスコープの手法を使っていたことで、直近で世界陸上を見ている人たちにも、肝心の走りや走る前の動作などが嘘っぽくなく、リアルな陸上として楽しむことができた。

私はスポ根ものが大好きなので、題材的にも好みドンピシャだったけれど、この「ひゃくえむ。」は作者の特徴もあり、他のスポ根ものとは一角を画す。
それは、スポ根ものだけれどフィジカル面についてより、内面の真理を追求する哲学的な面が強いからだ。
キャラクターひとりひとりが放つ言葉は、様々な立場にいる私たちにも違った形で届く。
私も何度かグッと掴まれた言葉があった。
是非映画館でその言葉たちを受け取ってほしい。

最後のエンドロールで流れる髭男の「らしさ」もとてもよく、あまりの歌詞の良さに涙が出た。
またひとつ人生の応援歌が増えた。

もうひとつ言及したいのが、松坂桃李くんの声優も素晴らしさ!
滑舌がいいからとても聞きやすく、声も主人公にすごくあっていて、プロ声優の中で演技をされていても全く違和感がなかった。本当にすごい!

「ひゃくえむ。」は、100mのたった10秒に自分の人生をかける人たちの、成長や挫折、迷いや不安、奮起や勇気が作品を通して散りばめられていて、見終わった後に、自分も頑張ろうと思わせてくれる素敵な作品でした。

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AZU

4.5「100メートル走」という陸上競技を題材に繰り広げられる物語。特に“10秒の世界”に凝縮された人生観の変遷と、意欲的な作画は一見の価値アリ!

2025年9月20日
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本作はアニメ化もされた「チ。 地球の運動について」で知られる漫画家・魚豊の連載デビュー作。「100メートル走」という陸上競技を題材に繰り広げられる物語です。
登場人物たちが人生をかけて臨んでいる「日本記録を持つようなトップランナー」を中心に描いているため、セリフが達観しているなど興味深く、物語として面白くなっています。
「100メートル走」は“10秒の世界”なので、凝縮された人生観となっていて、特に主人公の変遷が丁寧に描かれています。
最終的に到達する「正解」とは何なのか、そして、それを踏まえたラストシーンは必見レベルでしょう。
また、意欲的な作画も多くあって見応えがあります。
本作では、小学生時代、中学生時代。高校生時代、そこから10年後の社会人時代を描いているので、登場人物の名前はしっかり覚えておきましょう。
主人公の「トガシ」、トガシが小学生の時に出会う転校生の「小宮」。トガシと小宮が小学生時代に出会う中学生部門1位の「仁神(にがみ)」。15歳でインターハイ優勝し日本新記録を打ち立てた絶対王者「財津」。社会人時代のトガシの実業団チームにおけるエース「海棠」。この5人はキチンと覚えながら見るようにしてみてください。
「ルックバック」や「ピンポン THE ANIMATION」が好きな人には刺さりやすいと思われる一見の価値のある作品です。

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細野真宏

5.0実写よりも現実らしい描写と感情に心揺さぶられました

2025年9月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

興奮

原作未読で鑑賞しました。
個人的に今年No.1です。
小学生の頃の足の速さの憧れに、ずっと向き合ってきた二人の物語。
余分な要素は一切なく、節目節目が繊細かつ儚く描かれているため、ダレることなく最後まで楽しめました。
音響と映像の緩急がしっかりと感情を補完していて、
10秒で残酷な事実を突きつける100m走というものが、全く陸上経験のない自分にも少し分かる内容になっていました。
最後に全力で走ったのはいつだったか、そんなことまで感じさせてくれる素晴らしい作品でした。

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Wing

4.5疾走感動の100分間

2025年9月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

斬新

 原作は未読だが、今年のマイベストTVアニメ「チ。」の魚豊先生の作品と知って、まず面白さは保証つきだと予想。直近で「川島明のそもそもの話」というラジオ番組に魚豊先生がゲストで出ておられ、本作のことも話しておられたのを聴いてさらに期待が膨らみ、観ないという選択肢はなくなった。

 はたして、予想以上の出来で文句をつけるところがひとつも思いつかない。
良かったところが多すぎて上げるとキリがないが、いくつか記載。

①上映時間がこれ以上ないほど完璧。長すぎず、短かすぎず、場面の切り替わりのキレが良く、大袈裟でなくムダなシーンは1秒たりとも存在しない。30分刻みのシリーズ作品にしなかったのが英断。原作にどれだけ忠実なのか判断できないが、TVアニメでなく、続編を予感させるものでもなく、1本の映画として完成度が非常に高い。音楽も映像も素晴らしいので映画館で観るべき作品となっている。

②映像が凄まじい。全速で走るシーンが全く違和感なくリアル。実写をアニメに仕立て直す技術や、中盤の雨のシーン、必死の形相や泣き顔が作画崩壊寸前の絶妙なヘタウマ感で表現される絵画的なタッチ。それも技術を見せつけるためではなく、徹底してストーリーと登場人物の心象描写にリンクしているので、悉くハマって心動かされる。
昨今のバトル系アニメやアイドル・ファンタジー系アニメとは全く別の、日本人らしい、古くて新しい(?)独自のアニメ表現に終始圧倒された。

③ランナーのキャラ設定が魅力的で、そのキャストも皆適役ぞろい。話題作りのためのタレントにわか声優ではなく、主役のふたりは本人がモデルみたいにイメージ通りで全く違和感がない。この作品唯一の違和感といえば、津田ケンの役柄が現役ランナーだったこと。あの渋さなら、絶対鬼コーチ役とかだと思っていたので。マイナス要因では全然ないけど驚きました。

また、逐一沁みるセリフが多く、自分のような60過ぎの年代にも響く名言揃い。20代の魚豊先生、本物の天才。最後の方はずっと涙がにじんだ状態でスクリーンを観ていて、エンドクレジット髭ダンの「らしさ」にとどめを刺された。大好きな作品です。

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TSアラヨット

2.0原作は思っているより50倍おもしろいぞ

2025年9月23日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

悪改
映画を観て気に入って、原作を読んでみようという気持ちになる方が増える事が、唯一の希望です
個人的には「最早何か怖い」が無かった事が残念でした

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tsuu

5.0マジで本気で‼️❓不安や苦しみを考えて‼️❓過去でも未来でも無く今の十秒をひたすらに‼️❓

2025年9月23日
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一流アスリートものは方法論が多く、作品以外でも野球の大谷翔平や将棋の藤井聡太の本でも方法論なので普通の我々には少ししか理解出来ない、でも、この映画は、生き方、心のあり方を問いかけてくる、だから、普通の人の人生にも沁みてくる。現実逃避するには現実を知らなくてはならない、この現実逃避とは現状打破の意味なのだ、とか、いろいろ考えさせられる。映画では現状打破の考え方は様々だが、共通するのは不安や苦しみにマジで本気で向き合うことだ。一筋に生きるのは極端かもしれない、でも、杞憂でも無く、今に向き合うのは誰しも大切なことだ。この映画のいろんな場面や言葉が魂に響いてくる。凄い映画、是非。

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アサシン5

4.0現実逃避

2025年9月23日
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鑑賞方法:映画館

できる奴が最強!?

100Mに人生をかける男達の
熱くて現実的で、でもクールなはなし。

行き詰まっているとき、悩んでいるときに観ると元気づけられます!

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SHO

4.5100mを誰よりも速く走れば、全部解決する

2025年9月23日
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「音楽」でほとんど1人で制作した岩井澤健治監督最作
「100mを誰よりも速く走れば、全部解決する」という言葉どおり、100M短距離にすべてをかけた男たちの話
これは面白かった!音楽でやっていたロストスコープの手法も使い、エモーショナルなシーンではアニメでしか出来ない表現で少年期から挫折や現実に迎合した大人まで一気だった。

原作は漫画、魚豊
この次の作品「チ。 地球の運動について」はNHKでテレビシリーズとしてやっていたのにNHKらしからない拷問シーンがつらかったけどヒリヒリしていて面白かったな。

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サート

5.0展開早すぎるけどよくまとまっている

2025年9月23日
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鑑賞方法:映画館

2025年劇場鑑賞255本目。
エンドロール後映像無し。

原作未読。100m走の選手の話。ホントなんにも知らないで行ったので、松坂桃李と染谷将太だってエンドロール見ても気づきませんでした。字ちっちゃいねん。レビュー書く時映画ドットコムのキャスト紹介で初めて知りました。それくらい声優陣と違和感なかったってことです。

原作はもっと長いんだろうな、と思うくらいとんだな、という感じでした。3部制になっているのですが、2部から3部の間が特に語られていないキャラとの関係がいっぱいありそうだなと。でも変に続編作るんじゃなくて、この映画で完結させようという意思が感じられて潔いと思いました。
自分は運動好きじゃないので走る事への楽しさとか全く分かりませんし、なんなら冒頭の辛い現実から逃げるためにもっと辛い思いをするんだ、という言葉の方が納得できるくらいなのですが、それでも彼らが走る様々な理由にも納得できる話になっていました。気持ちだけでこんなに速く走れるわけねぇだろ、とは思いますが物語としては面白かったです。
途中の雨は降り過ぎだと思いますが(笑)

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ガゾーサ

4.5一言で言うと!観て良かった!超真面目な内容!

2025年9月23日
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鑑賞方法:映画館

たった10秒の世界(100m走)でどれだけ物語が広がるのか?単純なのでは?と疑問を持ちながらの鑑賞でした。
しかし、スポ根物かと思ったらば人生哲学的な内容で、
とても感銘的な台詞が多くて原作を読みたくなる様な展開。
ラストが!?ちょっと、あれっ?が心残り。

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デコ山

4.5幸せ者たち

2025年9月23日
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鑑賞方法:映画館

100mを走る、ただそれだけのことに人生を、情熱を燃やせる者たち。その中での葛藤。それを表現するアニメーションと音楽、表現方法のどれもが美しかった。
すごくカッコ良かった。走りたくなった。

才能がある者。才能があった者。努力した者。努力を努力と思わず行った者。挫折をバネにした者。憧れた者。この作品にはさまざまなプレーヤーが登場したが、その全員が、ただひたむきに『ガチ』だった。
結果は大切だけど、やっぱり10秒のその瞬間、『ガチ』で挑んだその瞬間が、彼らを幸せにするのかな、と思った。

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エレベーターガール

4.0100メートル走と哲学対話

2025年9月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

 原作は未読。ノーマークの作品だったが、採点の高さを見て鑑賞。原作のファンが点数を引き上げているのではないかと思ったが違った。評価は本物だった。(逆に原作ファンは評価が厳しい)
 あらゆるスポーツ競技の中で、最も短い競技時間であり、たった一人の勝者は、地位や名誉や報酬を得る。しかし、短い競技時間に人生の全てをかける競技者の思いや苦悩は、見ているものには分からない。その競技者の思いや生き様に視点を当てる作品。スポーツ漫画の多くは、主人公が競技と出会い、その魅力に触れ、続けていく中での悩みや苦労、挫折、支える人やライバルとの関わりの中で成長したり、勝利を得たりする姿が描かれる。しかし本作では、何のために走るのか、何のために勝利を求めるのか、走ることと生きることなど、哲学科的な対話が繰り返され、スポーツ漫画の領域を超えている。陸上競技をしている人はもちろんのこと、他の競技をしている人も、スポーツをしていない人にも見てほしい作品。
 昨年の「ルックバック」も良かったが、本作は内容も、走りの動きや心情を表す映像も素晴らしく、今年度の最優秀アニメーション作品賞に推したい。
 蛇足だが、小山ゆうの「スプリンター」という作品があった事を思い出した。

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セイコウウドク

3.0たかが10秒、されど10秒

2025年9月23日
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鑑賞方法:映画館

陸上競技を題材に陸上の花形競技である100メートル走に挑む若者を描いたスポーツアニメ。親友でもありライバルでもある2人が10秒の世界に挑む情熱と心の葛藤が伝わってきて2人を応援したくなりました。成長した2人の決着はいかに…

2025-141

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隣組

4.5100mたった10秒の世界!

2025年9月23日
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鑑賞方法:映画館

ちょうど東京で行われている世界陸上を連日テレビの前で応援していたので、映画を観る前から気持ちが昂っている状態。笑
どの競技もそうだが、常人では理解が及ばない記録を出す選手たちを見ていて、どういったメンタリティで試合に臨んでいるのか気になっていた。
この映画には様々な人物が登場する。圧倒的な天才、生まれる時代を間違えた天才、底が知れない怪物のような天才。。。
天才ばかりであるが、中でも主人公であるトガシの存在が唯一我々観客の視点に立っていて、共感を生み出し、トガシと共に天才たちと対峙する構図となっている。演じるのが松坂桃李なのが憎い。圧倒的安心感!
アニメならではの演出が素晴らしかった。怪我した脚が自分では制御できないものになってしまう感覚や、レース前の緊張感など、画をもって説得力を生み出していた。特筆すべきは、雨の決勝のシーンで、レース前の長回しから、レース後の転換まで、ただただ圧倒された。
たった10秒で全てが決まってしまう世界に生きる人々の一端を垣間見ることができたように思う。
また、主題歌も良かった。映画世界を増幅する、目頭が熱くなる主題歌だった。
世界陸上は終わってしまったが、この映画とともにたくさんの感動を届けてくれた。
信じられないくらい世界は強かったが、この映画のせいで、いつか100mでメダルを掲げる日本人が出てくるのではないかと夢を見てしまう。

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きなり

4.0100mという短距離を舞台とした人間模様、人生の考察

2025年9月23日
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興奮

知的

・映像が迫力があり、素晴らしいです。
・100m走というスポーツで最もフィジカルでメンタルなスポーツを通して、人間の成長、挫折、奮起が描かれていて、胸が熱くなります。
・走る理由についてもいろいろな考えがあり、ストーリーが良く出来ている、海道さんが良いですね!
・何かに夢中になって取り組むということは素晴らしいですね、取り組むことが何であれ、夢中に取組み、他人と向き合い、自分と向き合い、人生と向き合う、良いことも悪いこともあるでしょうが、いつまでも夢中になって生きていたいですね!!

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ノリスケ

2.5好評価に騙された。今年ワースト級

2025年9月23日
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笑える

単純

予告編見て映画.comでも好評価で楽しみにしてたのですが、
先ほど見てきてがっかりしたのでレビューを書きます。
原作未読です。

【良かったところ】
・主人公トガシのキャラや描写、声もマッチしてて好感が持てた。
・シンプルでさわやかなストーリー、背景絵も清涼感あって落ち着く。
・エンディングのOfficial髭男dismの疾走感のある曲、
 映画のエンドロールで聞けて少しスッキリしました。

【がっかりポイント】
・CG映像のレベル低すぎ…令和の時代にこのレベルですか?
 隣のシアターでは鬼滅やチェンソーマン、予告編でも映像レベルの高いアニメ映画が
 流れるのにひどすぎですね。背景から人物が浮いて見えてもはや笑えました。
・染谷さん、俳優としては大好きなのに小宮のセリフが棒読み過ぎて無理でした。
・映像ダメでもストーリー良ければと思ったのですが、
 ラストのトガシ、小宮が話す場面で、
 トガシのセリフはそれまでの展開から納得感あったけど
 小宮のセリフは棒読みに加えて根拠となる描写が不十分で全く響かなかったです。
 原作でも同じ展開あるならより深い描写があったのではないでしょうか?

公開4日目なので平日ながらシアターにもたくさん人がいたのですが、
見終わったあとの皆さんもテンションも低く、微妙な表情をされていたので
楽しめた人は少なかったのではないでしょうか?

今まで映画.comの評価で4以上ある映画は総じて楽しめていたので信頼していたのですが
今後はもう少し慎重に吟味しようと思います。

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Movish有

4.5陸上はほとんど見たこともないですが、、、

2025年9月23日
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泣ける

興奮

世界陸上が盛り上がりを見せていても全く見ないような陸上興味なし人間でしたが、この映画を見たら100メートル走とか無性に観たくなってしまいました、世界陸上終わってしまいましたが^^;
10秒の戦い、ほんとにあっという間に決着がついてしまうこのヒリツキを堪能できました。
現実逃避という言葉の斬新な切り口、端々に人生の教訓があったように感じます。この躍動感はぜひ映画館で見てほしいと思います。

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ゆすと

3.5チ。 ひゃくえむ。 句点のこだわり

2025年9月22日
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いつもさっくり感想をXにあげてからこっちに捕捉しつつの感想をあげてるんすが、映画タイトルの「。」が抜けていること、というか、あることに気づいていなかったことに気づいて、「チ。」といい、原作者の魚豊さんは句点「。」にどんなこだわりがあるのか知りたいって思ったっす。

世界陸上が盛り上がったのでヒットしそう。原作が「チ。」の魚豊さん、監督が「音楽」の岩井澤さんで楽しみでもあったけど、いつものことですが原作は知らないわたし。競技の技術面に脚光が当たるのかと勝手に期待していたせいで、100mの技術面より心理面に対して理屈っぽい感じが合いませんでした。

話のなかの年月の飛び方も原作に忠実なら仕方ないのかもだけど疑問符。特にインターハイから実業団の契約にビクつくところまで飛ぶところ。小学校時代の感じは好きでしたが…。

理屈っぽいなんて書いてしまったけど、名台詞認定したくなるようなフレーズはいくつもあって、すぐ忘れちゃうのでメモしたい気持ちにはなりました。向上心のある特に若い人にはお勧めしたいと思いましたが、こちらは20年は停滞したままで現状維持にも汲々としているアラ環なので一晩寝たら細かいセリフはすっかり忘れていると思います、マル。

あ、主題歌は、髭男さんの最近のタイアップの中ではけっこう良かったと思います。髭男らしさを感じたっす。

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たずー

4.5走る意味とは答えとは(爆音推奨)

2025年9月22日
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鑑賞方法:映画館

100m走。たったの10秒で全てが決まる世界。
なぜ彼らは走るのか。
その答えは、登場人物によって異なる。
その答えは、時や場面に応じて異なる。
その答えのどれもが正解で、そもそも正解なんてないのかもしれない。

でもたったひとつ、シンプルなルールはある。
物語が始まる主人公の小学生時代、そして社会人で迎えるラストで再度それが提示される。
10秒に満たないそのセリフに、終演間際の10秒に、この物語の全てが詰まっていた。

104分の上映時間だが、体感は10秒。
映画視聴後に走り出した方は私だけではないはず。
爆音上映で観たが、常時爆音だからこその100m10秒の静寂、そして響き渡る足音が心を揺さぶった。
音楽も最高でした。

〜1日経って〜
原作を見て来ました。
原作は心理描写が多く、言葉数も多い。
映画は良い意味で改変が多く、あの圧巻の視聴体験は削ぎ落とされたスピード感によるものだと感じた。
原作を見て、また映画を観たくなりました。

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EMILIA

3.5100mというシンプルな競技上、才能という壁にぶつかって何人もの人...

2025年9月22日
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鑑賞方法:映画館

100mというシンプルな競技上、才能という壁にぶつかって何人もの人が諦め、もがき苦しんでいると思われる。不安を払拭するには何度も失敗し、経験しないと駄目だと思う。自分の人生を振り返ると負けたときの言い訳作りばっかしてしまってるな。とがしみたいな気持ちのいい男なりたい

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ニッシー
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