映画検閲のレビュー・感想・評価
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ホラー映画
80年代に制作されたVHS低予算低俗映画を題材にした映画なので、全編に不気味な音楽が流れ、不安定で低画質で、時折ビデオサイズになったり、観るべき点はあるが、中盤 ストーリーが良く分からなかった。
主人公は正義感が強すぎるのに検閲者なんかするから、強刺激作品を見続けた結果、現実との区別がつかなくなったのだと思った。ただ自分もだんだんと現実と区別がつかなくなってきたので自信はありません。(ねむくなった)
アッ、「虚構と現実の境界があいまいになっていく」って映画のHPに書いてあるじゃん。HP記載以上の事を自分は見ていなかったのか。
ただこれでサヨナラするのは寂しかったのでパンフ買いました。
でも自分の目を疑った。ちっちゃい。今更 止めますと言えない。VHSテープサイズなのは理解できない訳ではないが、小っちゃいとどっかに紛れて無くなっちゃうんだよね。こんな作品なので、安い紙質の低印刷で良いので厚みが欲しかった。それがVHSテープサイズでしょ。内容はそんなに悪くないんだけど。
先に「映画検閲官」のタイトルで上映されたらしいが、なぜ変えた?私は最初「検閲された問題作」のドキュメンタリー映画だと思った。なら見ない。ホラー映画だと知って見る気になったけど。なら「ホラー映画検閲」ぐらいにしといたらどないやねん。
空振りでも良いのでフルスイングして欲しかった
現実と妄想の世界の区別がつかなくなり暴走してまう系のお話。
このパターンの場合、主人公は元々大きなトラウマを抱え精神的にも不安定である事が多いのだが、本作も例に漏れず幼い頃に起こった妹の失踪に責任を感じ、亡くなった事を認められないまま前を向いて生きる事が出来ない映画検閲官。
当たり前だが妄想世界は本人の思いや希望が強く反映されているので、本人は妄想世界での都合で動く事が麻薬のように気持ち良く、簡単にリミッターが外れ、行き過ぎた行動をしてしまう。
大筋としてはよくある使い古されたプロットなのだが、見せ方に面白さや斬新さがないと既視感だけが際立ってしまい退屈な印象しか残らない。
監督のインタビューを読むと製作の意図は全く異なるようだが、エロやゴアな映像を取り締まる検閲官が逆にグロく残忍な殺戮を迷いなく行うという流れは皮肉が効いて面白いはずなのに、何とも中途半端で消化不良だったのが非常に残念だった。
記憶がございません
幼い頃に行方不明になった妹が生きていると疑わない映画検察官の女性が、映画に出演している女優に妹の影をみる話。
1980年代世界一のビデオ大国イギリスで、暴力シーンをカットしたりレイティングする仕事に励む主人公が、妹の死亡証明書を受け入れられない中で、とある作品を検閲して過去の記憶にとらわれて巻き起こっていくストーリー。
ビデオショップからの実家の流れだけれど、まずはPからたどりませんか?
そして一応ちゃんと流れにノッたわけだけど、やっぱりホラーとコメディは紙一重ですねw
そしてなんで?な都合の良い勘違いからの山場だけれど、なんかラスト妙に長いし、そういうオチだったらイマイチだな…と思ったら正にそれでちょっと残念だし、せっかくの犯行時の記憶がなんちゃらも拾わないし…。
とはいえまあそれなりには面白かったからいいか。
ちなみに自分はスナッフじゃなければレイティングはしてもカットはする必要なんか無いと思うタイプですw
邦題が(仮題)となっているけれど、無理に邦題つけなくても良いと思うんだけどね…。
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