映画検閲官(仮題)

劇場公開日:

解説

1980年代のイギリスを舞台に、当時「ビデオ・ナスティ」と呼ばれた、低俗・暴力的との烙印を押された作品に対する検閲を題材に描いた心理ホラー。検閲のために過激な映像を見続けていた主人公が、次第に現実と妄想の境を見失っていくさまを描き、サンダンス映画祭やシッチェス・カタロニア国際映画祭など各国の映画祭で上映されて注目を集めた。

ビデオ・ナスティに対する論争が巻き起こっていた1980年代のイギリス。映画検閲官のイーニッドは、それが正しいことだと信じ、暴力的な映画の過激なシーンを容赦なくカットする毎日を送っている。その揺るぎない姿勢で周囲から「リトル・ミス・パーフェクト」と呼ばれている彼女だったが、ある時、とあるベテラン監督の旧作ホラー映画に登場するヒロインが、幼いころに行方不明になり、法的には死亡が認められた妹ニーナに似ていることに気が付き……。

主人公イーニッド役は「聖なる証」「キャッシュトラック」などにも出演しているニアフ・アルガー。これまでに短編映画を多く手がけ、長編映画はこれが初監督となるプラノ・ベイリー=ボンドが監督・脚本を務めた。「カリコレ2024/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2024」(24年7月12日~8月8日、新宿シネマカリテ)上映作品。

2021年製作/84分/イギリス
原題:Censor
配給:OSOREZONE
劇場公開日:2024年

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
プラノ・ベイリー=ボンド
製作
ヘレン・ジョーンズ
製作総指揮
アンディ・スターク
アント・ティンプソン
キム・ニューマン
ナオミ・ライト
ローレン・ダーク
オリー・マッデン
ダニエル・バトセック
メアリー・バーク
キンバリー・ワーナー
脚本
プラノ・ベイリー=ボンド
アンソニー・フレッチャー
撮影
アニカ・サマーソン
編集
マーク・タウンズ
音楽
エミリー・レビネイズ=ファルーシュ
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