「映画検閲官が映画に取り込まれた!」映画検閲 ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
映画検閲官が映画に取り込まれた!
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う〜ん、微妙ですね。嫌いではないんだけど、イマイチ入り込めなかった。
オープニングや作品中、数々のホラー映画のワンシーンがチラッ、チラッと出てくるのは面白かった。あっ、この映画、見覚えあるってな具合で、ワクワクしちゃいました。
映画の完成品をそのままの状態で見ることができる検閲官なんて、映画好きの自分からしたら羨ましいこと、この上ない仕事なんですが、まぁ、職場になったら変わっちゃうかもね。嫌いな映画も見続けなきゃならないだろうし・・・
ホラーみたいに暴力的な映画に対する規制ってのは、イギリスでもあったんだな〜。むしろ、全国的なものかな。
例の殺人事件で、日本でもホラー映画に厳しい時代があったよね。ホラー好きにしてみたら、迷惑この上ない状況だった。
映画で人生観が変わったなんて話も聞いたことあるけど、ホラー映画見て、実際に人を傷つけたくなったなんて、いいかげんにしろって感じ。そんなこと言ったら、ホラーに限らず映画自体が作れなくなっちゃうんじゃないかな。寂しい限りです。
【ネタバレ】
な〜んてことを考えながら、本作品を見てたんだけど、結局、この作品の主人公も過激な場面ばっかり見てたからおかしくなっちゃったって言えなくもない作品でした。
真相は明確になっていませんが、妹が行方不明になったことで、姉として深く責任を感じていたようですね。両親は、亡くなった事にして次へ進もうと考えていたのに、姉は否を認めたくなかったみたいな。
ホラー映画で見かけた女優が妹に似ていたことで、誘拐されていたという話を妄想し、巻き込まれた周りの人々は、ホンっと不運でしかない。
まぁ、そういうホラーなんだけどね。
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