鬼平犯科帳 本所・桜屋敷のレビュー・感想・評価
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新生鬼平、堂々のスタート
"鬼平犯科帳 SEASON1" 第1弾。
Leminoで鑑賞。
原作は既読。
新生鬼平、圧巻のスタートでした。松本幸四郎(四代目)の長谷川平蔵、とても良かったです。所作や言い回しの端端に中村吉右衛門氏の面影を感じ、血は争えないなと思いました。
どうしても、吉右衛門版と比較してしまいそうになりましたが、そう云う目線は捨てて新たな気持ちで観るのがいちばん良いのではないかと思い直し、純粋にドラマを楽しみました。
今回のエピソード、結構好きなので、新生鬼平の初回に選ばれて嬉しかったです。左馬之助は初恋の君のことを、いつまでも当時の印象で思慕の情を抱き続けていましたが、当の相手は数奇な人生を辿り、あの頃の見る影も無い悪女に。背景にある悲劇性と男女の心の動きの違いに胸を締めつけられました。
[余談]
池波原作ドラマと言えば、やっぱり江戸グルメの描写が楽しみのひとつ。お馴染みの五鉄の軍鶏鍋をつつきながら酒を酌み交わす平蔵と彦十のシーンが好きです。軍鶏鍋、めちゃくちゃおいしそうでした。彦十が近江屋の女中に聞き込みをしていた時の天ぷらそばも食べてみたいなぁ…
[以降の鑑賞記録]
2024/05/12:KBS京都「時代劇スペシャル」
※Leminoのレビュー欄に投稿(2024/01/08)
比べるなと言われても
中村吉右衛門バージョンと比べるなと言われても仕方ない。どうしても比べてしまう。それだけに全キャスト皆さんはそれなりの重圧はあるんだろうと思う。主役なら一層重く感じてるはず。そのように同情をしないと最後まで見てられない。悲しいかな、俳優界全体の世代交代の真っ最中だから仕方ない。もっとキャスティングは考えられなかったかな?歌舞伎界からというのが大前提だったのかな?脇役陣は安く抑えざるをえなかったのかな?少なくとも地上波放送は必要ないかな...全てイマイチ。残念、コンテンツと役者不足。火野正平という芸名を池波正太郎さんが付けたっていう部分だけが救われたエピソード
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