「1・2・3・4・5・6!?1人たんないよ!あっ7人いた」アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
1・2・3・4・5・6!?1人たんないよ!あっ7人いた
2024年映画館鑑賞113作品目
11月30日(土)イオンシネマ新利府
通常料金1800円−dポイント300円
監督と脚本は『カメラを止めるな!』『イソップの思うツボ』『スペシャルアクターズ』『100日間生きたワニ』『ボプラン』の上田慎一郎
脚本は他に『3月のライオン 前編』『3月のライオン 後編』の岩下悠子
粗筋
税務署に勤める公務員がひょんなことから詐欺師とその仲間と手を組み無敵の脱税王に復讐する痛快娯楽クライムサスペンス
韓国の人気TVドラマのリメイクらしい
脚本が良い
元の話がよっぽど良いんだろう
脱税王が税務署や警察署とも癒着しなかなか手を出せない
マコトやマコトの父が刑務所暮らしになったのもマコトの母が弁護士を辞めるハメになったのもおそらく橘大和の策略だろう
特訓でビリヤードが上達し仲間の磁石による不正行為も手伝いビリヤード名人橘大和を負かした熊沢二郎
その流れで他人の土地を売り付け15億円騙し取る計画
税務署署長で橘の協力する安西元義の密告で詐欺がバレてしまう
橘の部下で司法書士の酒井恵美子の通報で警察に逮捕されてしまうわけだがじつは偽警察で脱出成功
まんまと大金を奪い取った詐欺グループ
橘に残った大金は全て仲間の丸健太郎が営む印刷工場で刷った偽札にすり替わっていた
詐欺仲間は公務員を除くと何度数えても6人しかいない
じつは橘側にスパイがいた
偽警察の時点で通報した司法書士が仲間ではないかと勘繰ったが正解だった
おそらく彼女はマコトの実の母親だろう
橘に殴られて思わず手を差し伸べる恵美子を払いのけるマコトに今おもうと「こまかいな」と感心する
とにかく熊沢二郎演じる内野聖陽の演技力が素晴らしい
コミカルな芝居もシリアスも良い
今でも充分かもしれないがもっともっと彼は高く評価されるべきだ
それにしてもなぜ韓国人はこんなに頭が良いのに日本のこととなると愚かなことばかりするんだろうか
日本人もそうだがいくらインテリでも感情的になって怒りを露わにすると失言はしやすくなるしとんでもない行動をしてしまう
怒りは敵と思えと徳川家康も言ってるし
怒りは貧乏人の娯楽とも言うがヤフコメ民とかを見てると妙に納得してしまう
熊沢が橘をボコボコにしたのは妄想で実際は怒りを抑えて税務署の者として報告するべきことは報告しその場を立ち去った
そんなわけで自分は頭が良い方ではないが気をつけたいところだ
配役
中野北税務署の職員で真面目で小心者の熊沢二郎に内野聖陽
出所したばかりの天才詐欺師の氷室マコトに岡田将生
二郎の部下で国税局に栄転予定だったが正義感が強すぎてピンチになる望月さくらに川栄李奈
二郎の上司で中野北税務署署長だがじつは影で橘大和と癒着している安西元義に吹越満
熊沢の親友で地元警察の刑事の八木晋平に皆川猿時
マイカーをそろそろ買い替えたい兼業主婦の熊沢の妻の熊沢佳子に金谷真由美
演劇部に所属し芝居に打ち込む熊沢の娘の熊沢夏美に河村花
マコトの仲間のスリで俳優業もしていたことから変装の名人の白石美来に森川葵
マコトの仲間の当たり屋でデカい体を生かしている村井達也に後藤剛也
マルコと仲間で表向きは印刷工場を経営している道具屋の丸健太郎に上川周作
闇金の元締めでマコトにもカネを貸している詐欺仲間の五十嵐ルリ子に真矢ミキ
いつも右手に金槌を握っているマコトの仲間でルリ子の娘の五十嵐薫に鈴木聖
ルリ子の護衛の栗木に竹井洋介
ルリ子の護衛の桃木に川口貴弘
橘コーポレーションの代表で10億円の脱税王の橘大和に小澤征悦
橘の司法書士の酒井恵美子に神野三鈴
熊沢の同期で橘の脱税を摘発しようとしたら濡衣を着せられクビになり自殺した岡本に矢柴俊博
岡本の妻に結城さなえ
岡本の娘に松井彩華
納税納める居酒屋の店長に淺場万矢
居酒屋の店長の息子に朔太郎
税金を納める工場の社長にイッキ
車の売主に重岡漠
住宅地の通りでルリ子の護衛にマコトと間違われる男に黒木俊穂
チャリティーの施設長に森恵美
美来からスリの被害に合うクラブのナンパ男に上野郁弥
モミジ不動産の社員の中園に野田英治
モミジ不動産の社員の春日部に佐藤あみ