Back to Black エイミーのすべて

劇場公開日:2024年11月22日

Back to Black エイミーのすべて

解説・あらすじ

27歳の若さで急逝したイギリスの歌手エイミー・ワインハウスの半生を映画化した伝記ドラマ。活動初期から世界的スターとなるまでにスポットを当て、波乱に満ちた愛と喪失の物語を描く。

10代のエイミーは別居中の父ミッチと母ジャニス、元ジャズ歌手の祖母シンシアら家族に見守られながら、歌手としてのキャリアをスタートさせる。デビューアルバムは成功したものの全米進出は果たせず、悔しい思いを抱えていた時、パブで出会ったブレイクと恋に落ちる。しかしブレイクは元恋人と寄りを戻してしまい、エイミーはショックから酒やドラッグに溺れるように。マネージャーからリハビリ施設での治療を勧められるが、エイミーは拒否する。ブレイクとの失恋を歌った「バック・トゥ・ブラック」は世界的ヒットを記録し、再会したエイミーとブレイクは周囲に内緒で結婚するが……。

テレビドラマ「インダストリー」のマリサ・アベラがエイミー、「名もなき塀の中の王」のジャック・オコンネルがブレイクを演じた。監督は「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」のサム・テイラー=ジョンソン。

2024年製作/123分/PG12/イギリス・フランス・アメリカ合作
原題または英題:Back to Black
配給:パルコ
劇場公開日:2024年11月22日

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映画レビュー

4.0 主演マリサ・アベラの歌唱は抜群だが、音楽家の伝記としては物足りない

2025年6月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

主演のマリサ・アベラは本作のオーディションを受けた時点で音楽的な訓練はまったく受けていなかった。製作側も当初エイミー・ワインハウスの実際の歌声に主演女優がリップシンクする方法を検討していたが、ボーカルコーチのもと4カ月間で急速に歌唱力を伸ばしたアベラ本人が歌う音源をそのまま映画に使うことに決めたという。ワインハウスがプロとして活動したのは2003~2011年なので音源はもちろんパフォーマンスの映像も多数残っているが、アベラは単にボーカルのスタイルを模倣しているのではなく、詞に込められた魂、ソウルのようなものまで表現しているように感じる。

ただ、作詞作曲も手がけたワインハウスがどんな音楽を聴いて自身の音楽性とボーカルスタイルを確立させていったのかとか(祖母からの影響は少し言及されていたが)、詞を書き曲を作る過程がどんなだったとか、バンドと演奏のアレンジを練る面白さといった、ユニークなアーティストの音楽性を描き伝えようという意図が希薄なのは残念。プレスリーの生涯を人間ドラマ偏重で描いた「エルヴィス」と同じような物足りなさを覚えた。

エイミー・ワインハウスのドキュメンタリー映画も2本(2015年の「AMY エイミー」と2018年の「Amy Winehouse: Back to Black」)作られているようなので、近いうちに観てみたい。

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高森郁哉

4.5 とても良かった

2025年8月25日
iPhoneアプリから投稿

演技がすごい
エイミーそのもの

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承太郎

4.0 27歳という天才の岐路

2025年7月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

興奮

世界的ヒット「バック・トゥ・ブラック」が席巻した時、声にオーラを感じ圧倒的存在感だったエイミー・ワインハウスの短い自伝的映画。

天性に恵まれた人しかわからない苦悩というか個性が破滅へと向かっていく悲しいストーリー。人によっては自業自得なのかもしれないが、それは凡人から見た世界感だからきっと理解できない世界。

恋愛におぼれ自暴自棄になってしまうパワーがあってこその才能なんだろう。
27歳で亡くなったと聞いた時、21世紀になっても音楽の神様は27歳という岐路で天国に連れて行ってしまうんだと思った。

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Soulman

2.0 稀代のミュージシャンを教えてくれたことに感謝しつつも、、、、

2025年7月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

2024年公開、アメリカ・イギリス映画。

【監督】:サム・テイラー=ジョンソン
【脚本】:マット・グリーンハルシュ

主な配役
【エイミー・ワインハウス】:マリサ・アベラ
【ブレイク・フィルダー=シビル】:ジャック・オコンネル

1.エイミー・ワインハウス

実はこの作品を観るまで、彼女のことは知らなかった。

タイトルにもなっている、
アルバム『Back to black』が大ヒットし、グラミー賞5部門受賞という栄誉を得ている。

私の好きなアメリカの女性シンガー、
エル・キングも、エイミーの影響をかなり受けているように思う。

一方で、私生活も波乱に満ちており、
年中、パパラッチに追いかけ回されていたようだ。

2011年に27歳の若さで、亡くなった。
急性アルコール中毒だったとのこと。

オリバー・ストーン監督の『ドアーズ』を思い出した。

2.音楽伝記映画

公式サイト(日本)によると、音楽伝記映画ということだ。
要所要所で彼女の歌唱がインサートされる。
確かに惹きつけられる。

主役のマリサ・アベラ、ブレイク役のジャック・オコンネルの熱演も胸を打つ。

家族(父と祖母)との関わりにも触れられている。

3.まとめ

『Back to black』は素晴らしい一曲。
繰り返し聴いている。

作品は一貫して暗く感じる。
マリサ・アベラの気合い入りすぎた顔もまあまあ怖い。
稀代のミュージシャンを教えてくれたことに感謝しつつも、、、、
☆2.0

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Haihai