胴鳴りのレビュー・感想・評価
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なんかあの映画を連想する、あれ、あの映画。
SAABが117クーペで車シーン多いせいかな。
演出家が脚本家だった事とか、Hで始まるとか
なんかわざと出来事をザクザク編集したみたいな所も、、、話は親子の絆で、タイトルの付けかたも気が利いてると思う。話はむしろこちらの方が好きかも。
幽霊イメージは面白かったが、長いと辛いね、目が泳いでるの気になった。
あとこれは、あの映画見た時も思ったんだけど、きつい条件のなか大変だとは思うが日本映画は絵が悪い!もう少しアジアの映画見習おう。
色々力不足を前半凄く感じてしまった。
次回作に期待します。
これは面白い。こういう当たりがあるから、レイトショーで一日一回しか...
これは面白い。こういう当たりがあるから、レイトショーで一日一回しかやらない様な作品にもつい足を運んでしまう。
どうにも説明が難しい映画。多面的で多層的で、見る人によって受け取り方が変わるような映画。先の展開が読めないので、頭でエンタテインしながらもうじっと観入るしかない映画。
乾いたユーモアとシリアスさとを併せ持つ語り口で、どこかの解説にあるような「静謐なタッチ」の映画では全然ない (と思う)。全体のトーンや変なズームのシーンなどに、少し 濱口竜介 監督の影響を感じたりもする。
ちょっと仕事を舐めてる売れっ子脚本家を演じる 古屋隆太 が良い。長い手足を持て余すように思春期を持て余す娘を 三谷菜々美 が好演。本作はロードムービーでもある。ラスト、もう一人の主役である黄色いいすゞクーペは何処へ向かうのか。
岡田斗司夫の「歳をとることの利点は『孤独』が気にならなくなること」という言葉を思い出す。
タイトルの「胴鳴り」は、劇中でちゃんと聞ける。そういえば本作、環境音や音楽も面白い。冒頭のベッドシーンの背後で鳴り続けるあの音は一体何だったのだろう?
イビキとかも凄いし (でもコレは「胴鳴り」じゃないと思う)。カラオケで歌われる「さよならの向こう側」で『花腐し』を思い出す。
23時過ぎの終映後からトークセッションあり。登壇は、楫野裕 監督とスクリプトドクター 三宅隆太 氏。周知の通り三宅氏の話は解像度が高くて面白い。前作『阿吽』からの監督の進化を分析。こちらも観てみたくなった。
パンフ ¥1000 はコンパクトながら読み応えあり。しかも、劇中登場するあるプリント写真が挟まれているので買って損は無いと思う。
製作者の意図とは違う楽しみ方をしたのだろうか?
何だろう、わざと外して作られた映画なのだろうか。小説の朗読の様なセリフを頑張ってスムーズに読もうとする演者さん達、唐突な物語の展開、よく分からない時代設定、そもそも外れているのに外した映画を作ろうとして理解不能なものになっているのだろうか?謎のホラー場面、若者だからクラブで飲酒、マリファナ、セックスなのか?何故、部屋でラジカセ?カセット流行ってるから?足滑らせて死ぬ笹峯さん?居心地の悪さ全快で映画秘宝的な楽しみ方をするしかなかった。まあ笑いました。
自分が好きな人
母親と新潟で暮らす18歳の少女と、彼女が産まれる前に母親と別れ、それまで会ったことのなかった月9ドラマの脚本家の父親の話。
DVDボックスの発売イベントか、父親のトークショーにやって来て、サインをもらう際に素性を明かす娘という流れで再開し始まって行くストーリー。
始まって早々にキャストの演技力不足を感じ、そして今度は演出の物足りなさを感じ、更にはストーリーも古臭い?
一応現代劇ではあるけれど、何から何まで1980年代の映画を観ている気になるし、これってロードムービーですか?
大磯ドライブも唐突で、あらすじ読んでいないと良くわからんし、その後の流れもなんかムダにタラタラ。
プロポーズからの流れはまさかのオカルト風味だし…。
そして終盤、父親が娘を認知していなかった理由なんかも、わざわざ序盤で説明したのになんだか途中でなかったことになってます?
まあ、内容的にはわからなくはないし悪くもないけれど、これをこのつくりで今観せられてもという感じで魅せられるものはなかった。
巨大な渦と人間
淡々と、静かに、でも饒舌で、不穏で、美しくもある家族のドラマ。観てすぐに伝わって帰りの電車の中で忘れるような作品ではなくて、あれはなんだったんだろう?ってずっと心にひっかかり続けるような、そういう作品だと思いました。もちろんエンタメに徹した楽しい作品も自分は好きなんですが、こういうひっかかりを与えてくれる作品をずっと噛み締め続けるのもぼくは好きです。役者さんの話す言葉、表情、そして風景や音を頼りに、紐解いていく。何か大きなうねりのようなものが渦巻く世界で、誰かに何か大切ことを伝えられなくて必死にもがいている人間たち、そういう印象を自分はこの作品から受けました。
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