「117、しかも角目」胴鳴り ひろちゃんのカレシさんの映画レビュー(感想・評価)
117、しかも角目
二人の父親達は、後ろめたさから腰が引けていたり、不器用すぎて無神経にみえたりするので、光はいやでも母親に頼らざるを得ないのだが、その母親を失ったあと彼らが(意外にも)彼女にアイデンティティを与えたように感じさせる。
鑑賞者の思考ポイントへの絶妙なずらし方がジワるのだが、そのずらし方が、光と親達との間の求める事と「よかれ」と思う事とのずれと重なって面白かった。
年頃の娘に振り回されるのは、ひょっとしたら世のおとーさん達の夢かも。
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