「春が来るたびに想い出す、そんな作品です」春の香り はるたさんの映画レビュー(感想・評価)
春が来るたびに想い出す、そんな作品です
ある少女と家族の闘病を描いた作品ですが、監督と脚本家が辛いだけのノンフィクションとせず、闘病の少女に初恋をプレゼントしたいとあえてノンフィクションの部分を入れたとのことでした。
初恋の部分があることで、観る側も、彼女に少しでも楽しくキラキラした想いがあったのではと期待する気持ちをもちつつ、病気と向き合い闘う姿を目を逸らさずに観ることができました。主役の美咲姫さんを筆頭に、ご家族の力強い演技と、初恋相手の佐藤新さんの反した屈託のない柔らかい演技に引き込まれてました。
アーティストとして見ていた佐藤新さんの演技が素晴らしく、セリフのないシーンでもその場面に込める唇や腕の力強さでの表現に圧倒されました。
3回観ましたが、もう一度観に行こうと思っています。
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