「主人公タラの心の機微の描き方が秀逸」HOW TO HAVE SEX ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
主人公タラの心の機微の描き方が秀逸
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卒業旅行のリゾート地で、主人公タラが初体験への期待をしつつ
出会いを求めてパーティーに繰り出す的な話なのですが、
タラの心の機微の描き方が秀逸だと思いました。
タラは結構お調子ものというか、リゾート地に着くなり
めっちゃはしゃいでいるんですよね。キャッキャキャッキャしているわけです。
で、ちょっといいなと思うホテルの隣室の男バジャー。
ただ、こいつもお調子に乗っちゃって、プールサイドのパーティーで
タラがドン引きするようなことをやってしまうわけです。アホですね。
で、別に気にもとめていなかった男パディとビーチで初体験を迎えてしまうのです。
これも同意とはいえ、タラは複雑な心境だったのでしょうね。
初体験を迎えたいけど、別に好きな奴じゃない。むしろ軽薄な奴というのもわかっているわけだけど
初体験への気持ちが勝ってしまったのでしょうね。
それから、後半でバジャーとはチャンスがあったものの、いい感じにはならず、
またしても、タラが寝ている隣にパディが来て、今度は同意なく無理やり・・・という
これで完全に心に傷を負ったタラでした。
ラストは友人エムへの気遣いに恐らくは感謝しつつ
前を向いて自宅へ帰るタラ。
大人になった卒業旅行でしたね。
主役のミア・マッケンナ=ブルースは、素晴らしい演技でした。特に表情が素晴らしいですね。
他の方も書いていらっしゃいましたが、どことなくフローレンス・ピューに似ています。
今後に期待したい俳優さんです。
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