劇場公開日 2024年11月29日

雨の中の慾情のレビュー・感想・評価

全113件中、101~113件目を表示

5.0総督府エレジー

2024年11月29日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

萌える

朝鮮総督府時代から朝鮮戦争と台湾総督府の面影のあるロケ地で昭和エレジーを見事に彷彿させた。
台湾だからあの明るさと開放感があり、日本的な面影もあり韓国とも違う軽さがあり心地よかった。

ストーリーは、まるでクリストファー・ノーランのように、場面がピースパズルの様に時系列を超えて、夢と妄想を織り交ぜながら大日本帝国による激動に翻弄された敗戦者の儚いファンタジーに仕上がっているが、本当はエレジーだよね。

最高のロケ地とカメラアングル。
そして、義男を成田凌、福子を中村映里子、伊守を森田剛、尾弥次の竹中直人は実に見応えのある演技だった。

それにしても映里子さんの妖艶さには恐れ入りました。特にダンスが素敵でした。

惜しむらくは、映画の題名が日活ポルノのようで恥ずいです。

( ^ω^ )

雨の中の慾情
劇場公開日:2024年11月29日 132分

「さがす」「岬の兄妹」の片山慎三が監督・脚本を手がけ、漫画家・つげ義春の同名短編を独創性あふれるラブストーリーとして映画化。

ほぼ全編台湾でロケを敢行し、2人の男と1人の女の切なくも激しい性愛と情愛を描き出す。

貧しい北町に住む売れない漫画家の義男は、アパート経営のほかに怪しい商売をしている大家の尾弥次から、自称小説家の伊守とともに引っ越しの手伝いに駆り出される。
そこで離婚したばかりの福子と出会った義男は艶めかしい魅力をたたえた彼女にひかれるが、彼女にはすでに恋人がいる様子。伊守は自作の小説を掲載するため、裕福な南町で流行っているPR誌を真似て北町のPR誌を企画し、義男がその広告営業を手伝うことに。
やがて福子と伊守が義男の家に転がり込んできて、3人の奇妙な共同生活が始まる。

義男を成田凌、福子を中村映里子、伊守を森田剛が演じた。

「ドライブ・マイ・カー」の脚本家でドラマ「ガンニバル」でも片山監督と組んだ大江崇允が脚本協力。

2024年・第37回東京国際映画祭コンペティション部門出品。

雨の中の慾情
劇場公開日:2024年11月29日 132分

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カール@山口三

3.0長い…

2024年11月29日
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つげ義春原作だからまぁ意味不明な映画で尺も長いから睡魔に襲われないよう覚悟して鑑賞したけど案外睡魔に襲われずに観れた、最近の成田凌は『スマホ』の犯人役のイメージつきすぎて他の役もやれるんだと感心した。物語自体はどこまで現実かこのシーンは夢か多少理解に苦しむがラストで付箋回収、ただ長すぎる。

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ハニ

3.0「夢」が効果を上げているようには思えない

2024年11月29日
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tomato

4.5往年の日活なら85分で仕上げただろう。

2024年11月29日
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台湾で撮影したという情報しか知らない作品。なんかポスタービジュアルが昭和のB級スリラー映画や日活ロマンポルノの雰囲気がある。ので、ジャケ買いで鑑賞。
で、観たら後者だった。というより、つげ義春が『エロ漫画』を描かねば食えないと、描きためて「夜行」に発表した表題作だそうだ。冒頭のバス停のエピソードが、まさにソレ。となると、ロマンポルノ的なる代物になるのは必定。現実と空想の虚実が交錯し、倒錯し、主人公は一種の解脱へ向かって精神的失踪をするクライマックス。なかなか拾い物である。関係ないけど成田亮が妻夫木聡に見える瞬間があった。

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t2law

4.0夢現

2024年11月29日
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鑑賞方法:映画館

現実逃避で見る夢は悪夢
その中に微かな希望を見つけ掴もうとしても暗闇に引き摺り込まれる
やがて現実と夢の境目が曖昧になっていく

なんのシーンかは言えないけど、ちょっと笑ってしまった
片山監督だなあという感じ
ところどころ鈴木清順っぽさもあり
エロくてグロくて美しくて、とても面白かった
役者さんも皆さん素晴らしかった
原作未読でとても気になるので明日買いに行きます

追記
昨日、原作短編集を買って読んでみたら、雨の中の慾情は冒頭のシーンだけで、他の短編も組み合わせていた
オリジナルも混ざっている様子
ドライブマイカーもそうだったよなと思ったら同じ人が脚本だった
お見事

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m m

3.5不思議な苦痛を味わう

2024年11月29日
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時系列もバラバラで、なんだなんだ?と意味がわからないままエロティシズムな幻想に付き合わされながらも、不思議と置いてけぼり感がない映画。台湾との合作と知ってなるほど、と腑に落ちました。日本とは違う世界観だからこそ幻想空間への誘いが自然だったような気がします。主人公の義男(成田凌)が戦争のさなかに片腕を失ったり、恐怖や苦痛で意識を失い狭間で見ている夢の中のお話、、だと思います(合ってる?)肉片が飛び散る現実を目の当たりにしながら、自己防御のために夢の中では恋愛だったり、エロだったり、ドラマティックな罪を何度も犯してしまう気持ちはわからんでもない。ちょっと二回観ようとは思えないけど(^^;成田凌さん含めて森田剛、竹中直人さんなど役者陣たちの濃厚で贅沢に選びぬかれた珍味な陳列シーンの数々を堪能できるのは、この映画ならではのような気がします。

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ゆうき

3.0個人の感想ですよ

2024年11月29日
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見たり読んだり聞いたりして脳にインプットされた様々な断片が無秩序に結びついて出来上がった混乱したストーリーが反復するという、多層的な夢オチの連続がめちゃくちゃ面白いのだが、終盤にかけてある種の主義主張みたいなのが表面化してきてちょっと残念。不条理劇のまま押し切ってほしかった。

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ひろちゃんのカレシ

3.0三重構造の果てにあるのは、悲観的な自己否定と当時の絶望が入り混じっている

2024年11月29日
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悲しい

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Dr.Hawk

3.0微妙!長いし、後半タイムループしすぎてよく分からん

2024年11月27日
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興奮

難しい

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ノブ様

3.5そーでしたか。

2024年11月27日
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Oyster Boy

5.0めくるめくつげワールド

2024年11月4日
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楽しい

知的

エロス、カオス、うおー、原作を読んだときと同じ感覚・・・だった気がするだけで、実際はどうなのかは怪しいです─というのも原作なんて覚えていないので─でも、わっけわかんね、けどいい・・・いいと思ったのは若かりし格好付けたような思いとかではなく、ホントに良かったんだなぁと、この映画を見てあらためて思った次第。
変な世界をインモラルにぐるぐる回るこの話なんて、まぁ嫌になる人も結構いるんだろうなぁと思いながら見てました、正直・・・何せ出だしからああですからねー。
決して楽しい内容でもないし、出てくる人はみんな嫌な感じだし、行いも色々問題あるし─。それでも、原作で感じる少し色あせた地味な感じとは違って、結構カラフルな印象の映画だった気がします、いい悪いは別として─。
何気に主演の成田凌がハマっていた気がしました。巡っていく世界の中でも、それぞれ役柄がしっかりと変化があって、混乱しそうになるところを、彼の演技で見やすくなっていたような─。他の脇の方々も、台詞回しとか雰囲気とか、見事に世界観に合わせたような感じで、同じように素晴らしかったのですが、その代表者が成田凌だったというところです。
原作を大胆に脚色しながら、原作の良さを失っていないような作品なのかもしれません、といっても、原作の記憶が希薄なので憶測にすぎませんが─。
率直に楽しく見ることができたました。

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SH

3.0夢の中の月並みな幸福(しあわせ)

2024年11月3日
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鏡と目。そして、誰かが始めた良からぬことに唆されて、主体性なく後乗り(戦争などでも言えることか?)。別れは、自分の中でその人を殺すこと。ならば、夢の中で逢えたら別れなくていい。性欲から始まった恋も、やがて愛に帰結するのだろうか?市井の人々からこぼれ落ちて、普通の生活ができない人がいること(=そこに一貫した作家主義を感じる)。あるいは、そういう時代が確かにあったこと。
地続きの奇妙ヘンテコさに、テーマなど掘り下げて考え始めると頭の中の理解が追っつかない。この作品で何を伝えたいのだろうか?衝撃のオープニングシーンから、正直全くもってオーディエンスフレンドリーな内容ではないので、観客ウケは悪そう。監督の作品はその否定しようのない力強さと鑑賞後に感情や理解の処理に困る作品ばかりの厄介なフィルモグラフィーで、本作もまた見終わった後にああでもないこうでもないと考えてしまうが、今までのそれとは毛色が違うことは確か。

監督だけの予定だった舞台挨拶にサプライズ成田凌!台湾ロケありきの企画だったとは。

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とぽとぽ

3.0何処までが夢?現実?

2024年10月30日
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binn