ビューティフル・マインドのレビュー・感想・評価
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わりかし面白かったです。
題材的には「イミテーション・ゲーム」に近い感じでしたがそれよりも面白かったです。ただ主人公が学者の割にガタイが良すぎるような気がします。
ミステリー映画みたい
2002年のアカデミー作品賞。2001年のアカデミー作品賞は「グラディエーター」だったので、ラッセルクロウは2年連続でアカデミー作品賞に主演したことになるって、すごい。前半はミステリータッチで展開するが、実話に基づいた話だったというから驚き。天才数学者も妻の助けがなければ、ノーベル賞は受賞できなかったようですね。
この映画は2001年の製作。本人はこの映画をどう見たかはわからないが、残念なことに2015年交通事故で夫婦とも亡くなっている。
忍耐力
20年ほど前、公開時に映画館で観た時から、幻覚であることを自らの頭で理解したことに感服して深く記憶に残っており、そのシーンをもう一度観たくてアマプラを視聴。昔は家族や友人の献身には何も感じなかったが、今観ると、幻覚と認識した以降の時間こそが素晴らしいと思える。幻覚の認識は出発点で、その先の成功は、幻覚を無視し、名声を求める気持ちや没頭する欲求を抑え続ける本人と、見守る周囲の忍耐力の賜物なのだとわかるようになった。
伝記なのにある意味斬新
幸いネタバレされてなかったので、途中で驚いたし、「そっちも?!」と翻弄されてよいお客さんに。
元がナンパ術とは。
『グラディエーター』の後のはずだが、体もだいぶ絞って、ちゃんとマッチョから知性派にクラスチェンジ済。
撮影はディーキンスねフムフム。
天才数学者J・ナッシュ
ノーベル賞を受賞した天才数学者、ジョン・ナッシュ(ラッセル・クロウ)の半生記。
精神分裂症を患い、頭の中に別人が数人住み込んでいるようだ。
素晴らしい伴侶(ジェニファー・コネリー)を得て、意志の力で治そうとする。
天才であるがゆえに、失っているものもあるようだ。
アカデミーを狙う気満々
最初の立食パーティーのシーンが秀逸。ラッセルクロウが凄すぎる。どんでん返しが真ん中にあって前半と,後半のボリュームが半々くらいなのがいい。星のシーン、ハートのシーン、夢の部分ではなく、話の主軸を愛に置いたところも個人的にはよかった。
オーソドックスにいい
上品に淡々と話が進んで盛り上がらないと思ってたら、後半いきなりサスペンスになって、一旦収まったと思ったらまたサスペンス始まって、最終的には大河ドラマでした。最後もよし。
主役の二人、難しい役で超絶上手い。クロウ君は前年にオスカー取ったから損した。
ハリス君、こういう役では余人を以て代えがたい。安定の演技。
最後まで見入った
天才数学者の栄光の話かと思いきや、後半は幻覚を伴う統合失調症の治療と戦う夫婦の姿を丁寧に描き、圧倒された。栄光の裏には過度なプレッシャーによる精神異常がセットなのだろうか。天才がゆえの苦悩、孤独がもたらす悲劇。だが幸運にも妻アリシアが見捨てずに支えたお陰で再び教鞭を振るうまでに再起し、晩年にはノーベル経済学賞を受賞するまでに輝かしい栄光を再び手にする。
小さい子どもを育てながら、精神疾患を抱える旦那を支える妻の荷の重さは想像しただけでこちらも参りそうで、言われた通りに薬を飲まないことで子どもに危険をもたらした事など、誰しも縁を切ると決意するのではというような事件だが、妻は夫を再度入院させるのではなく、病気とともに社会復帰することを後押しする。病気を抱えた異常者として冷やかしを受け、恥を晒しながらもプリンストン大学に通い、かつての生活と同じ環境で心を落ち着けていく。
最後にノーベル賞ノミネートの話を受けているカフェにて敬意を払われ周囲の学者達からペンを一本、また一本と贈呈されるシーンは1番グッと来た。
ただ唯一、映画としての見応えを増す演出ではあるが、敵国(ロシア)の暗号を読み解く極秘任務を遂行する中で描かれた銃撃シーンなど、見応えのある部分が、のちに全て頭の中での妄想であり実在しない事だということが、夢オチのようであり、すんなり受け取れなかった。暗号を読み解く過程がまさに天才の仕事ぶりのようであったので、そこが妄想であるとしたら、仕事ぶりで評価される所の描かれ方が少ないので、晩年のつらいシーンの方が重みを増し、ちょっとバランスが悪い気がした。
実話とだいぶ違うみたい
映画を見たあとちょっと実際のナッシュについて読んでみたが
実際とは結構違う部分があるみたい。
実在人物、しかも近年まで存命だった人の話であれば、
映画で描きたい人物像と離れていても描くべきではないかと思う。
それはさておき、映画はどうかと言うと、
ナッシュが統合失調に悩まされる話が中心で
ノーベル賞を貰うまでに到る彼の天才的頭脳がほとんど描かれていない。
ナッシュが才能を一番発揮したシーン、政府から依頼された暗号解読だった。
結局それは幻覚だったため、ただの想像レベルであり実績ではないのだから
彼の凄さは伝わってこないわけだ。
なのにラスト近く唐突にノーベル賞のか言われても
え?なんかやってたの?みたいな感じになっちゃう。
その辺ナッシュの凄さがもっと描かれていたら
もっと面白くなったと思うんだよな。
美しくしさも狂気ゆえ
二度目の鑑賞。以前どこかでレビューした気がする。がどんな内容だったか忘れた。気を取り直しもう一度◎
ショーンコネリーの娘がズバッとくるしラッセルクロウが痩せている。暗号解読は数学的だが、この世は唯識により成り立つ。全ては脳が引き起こす🧠ブレインパニック🤯人間という生き物はストラグルフォープラウドなの?
インシュリンショック療法とは…?
Netflixにて鑑賞。
ドリームワークス製作の良心的ヒューマンドラマ。
数学の天才の視界を再現したことが当時話題になっていたように思う。
ずいぶん経った今になってようやく観た。こういうことだったのね。。
探偵や学者など、頭脳の天才が出てくる作品ではその天才ぶりをいかにポップに表現するかが鍵になりがちけど、この作品はきっとエポックメイキングとなり、ある時期大層擦られたんだろうなという気がした。「シャーロック」とか観てるとそんな感じ。
というより、前半のスパイアクションパートの盛り上がりっぷり。
トップシーンからガッチリと掴まれ、15分を過ぎる頃に私は、観終わる頃にはきっと心揺さぶられる感動を味わっているのではないかという予感に襲われた。
まるで石油王と出会ったハーレクインロマンスの主人公のように「あ、落ちる…」という感覚を覚えた。
それくらい細やかな役者の演技、シナリオ、映像の見せ方、すべてに無駄がなく圧倒的な安定感。何のひっかかりもなく気づいたら没入してる。さすがは名匠、さすがドリームワークス、と言いたくもなるような、娯楽映画の教科書みたいな作品。
その予感はあながち間違ってはいなかったが。
だだラストシーン、感動しながら自分も善人になったような不思議な高揚感を覚えてることに気づいた。イヤイヤイヤ、そんな訳ないじゃん。2時間座って映画観てただけだよ?
もしかしたら、この手の映画の最大の効能は、こういう心ある物語に心動かされる自分もまた心あるっぽい人間だと確認するためにあるのかも知れないなぁ。
正直、前半部の異様な盛り上がりに比べると、着地のハードルの低さは否めない。きっと現実はこんなにビューティフルじゃない。ヒロインの現実離れした美しさがそれを示唆している。なんなら美人局じゃ、と疑ってたくらい。
想定の範囲内で最大限よくできた予定調和。だからこんな疑念を抱いてしまったのかも知れない。
そもそもインシュリンショック療法ってナニ…? 名前を聞くだけでおそろしいんですけど。昔の精神治療こええ案件はよくあるが、これでも戦後の話っていう。
そしてあれほど強烈な病態を自力で克服って…普通の人にはまずできないだろう。そんなに意志強ナツ子先生なのはやっぱり天才たるゆえんですか?
確かにこの物語はすばらしい。作り手の手腕もけなすところが見つからない。でも、そのぶんだけ危険な作品だと思える。
私は途中何度か「イミテーション・ゲーム」のラストシーンを思い浮かべてしまった。
あっちはこんなに端正じゃない、いくぶん不恰好な作品ではあったけど、あのラストだけはいつまでも忘れることができない。
これを観てすばらしい奇跡だと涙し、それっきり忘れられる立場の人はいい。しょせんは他人事。でも現在進行形で病に苦しむ人はこれを見てどう思うだろう? 手放しで感動した、勇気づけられた、と言ってくれるだろうか。
確かにそう受け止められる人もいるだろう、しかし…
そういう疑問がある限り、危険な作品であり続けると思う。
ラッセル・クロウ様の演技力!!
彼は孤独じゃなかった、彼を見ている人は必ずいるんだな
彼の見ている世界は真実では無かったとしても嘘ではない
あらすじ知らなくてポスターでラブストーリーだと思ってたけど全然違う、もっと深くて芯のある物語
こんな人がノーベル賞取るのか〜凄いな〜
特にラストのペンのシーンは予想はついてたけどこんなに心揺さぶられるとは!
この映画に出てくる人、人間が出来すぎているので見習いたい
天才ならではの恐怖
ラッセルクロウ扮するジョンナッシュは、カーネギー奨学金をもらってプリンストン大学に入った。ジョンは人と接する事は苦手で、古い理論など相手にせず新しい理論を探した。しかし、教授からは成果の無いジョンを何処にも紹介出来ないと言われた。ジョンは、結果を出そうと焦った。ジョンは、アダムスミスは間違っていると言って150年の経済学を否定する理論を書き出し、教授に認められウイラー研究所に入り教授になった。ジョンは、ロシアの暗号解読を行いスパイにさせられた。ジェニファーコネリー扮する女子学生アリシアがジョンをパーティーに誘い出した。ジョンは、星を使ってアリシアと触れ合い結婚した。ところが、ジョンはある日ジョンの仕事がバレて銃撃された。家に帰ってもアリシアには言えない。どんどん精神的に追い詰められていく。果たしてジョンの運命や如何に? 天才ならではの恐怖。なかなか恐い話だったよ。あまり頭が良すぎて国家の機密に関わるとえらい事になるね。ジェニファーコネリーが、くじけない麗しい妻を演じて素晴らしかったよ。
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