エイリアン ロムルスのレビュー・感想・評価
全559件中、521~540件目を表示
理想的続編でサービス精神いっぱい
基本的な展開は1作目準拠。
主演女優を入れ替えたリメイクと言われても通じます。
ある意味で1作目の本当に理想的続編。
時代劇なんかと同じ「様式美」であり、事件は繰り返されるけども、さまざまな相違点・工夫を入れて飽きさせない。
古くからのファンにはちゃんとオマージュやくすぐりが入っていて、『2』〜『4』の演出や設定にも、『プロメテウス』『コヴィナント』の内容にもちょっぴり触れているサービスぶり。
AIのOS起動音が、『1』の舞台だった貨物船ノストロモ号のシステム「マザー」と同じだったとか、細かい部分に配慮が行き届いていました。
しかも、さすが盲目の老人を怪物に変貌させた『ドント・ブリーズ』のフェデ・アルバレス監督。
僅かな音に反応するフェイスハガーと、暗闇から静かに忍びよるゼノモーフは、もはや盲目の老人ノーマンが、巨大ち○このお面をかぶって硫酸をぶっかけようとしてるようにさえ見えました。
これが『エイリアン』初体験でも、『プロメテウス』『コヴィナント』でガッカリしたオールドファンにも、楽しめるかと思います。
ただ、過去にテレビの洋画劇場や配信で『1』〜『2』くらいは見たことあるなぁくらいのライト層だと、「またこのパターンかよ」と飽きることも予想されます。
ヒットの後は『ライフ』とかの、リスペクトというかモロパクな作品も含めて、あちこちに影響を与えて、目新しく映らないだろうし。
賛否両論で、洋画低調の昨今の傾向もあり、レビューサイトなどの点数も低めになりそうと予測。
ハイスペックなラージフォーマットで観たい人は、1~2週で終わりそうな予感がしたんで、初週で観た方が良さそう。
特に、9/13以降はDolbyCinema&DolbyAtomosが『ルックバック』に、9/20以降はIMAXが『トランスフォーマー ONE』にとられそう。
もっとも、初代『エイリアン』の純粋な続編という設定の映画だったから、初代と同じ「シネマスコープ」(2.35:1)気分で、通常のスクリーン比率で観たほうが、昔からのファンにはかえって楽しめるかもしれません。
【エイリアン第一作の後日譚を描く。劣悪な植民地で働く若者達が遠方の惑星を目指す為に乗り込んだ宇宙ステーションに居たモノ。H・R・ギーガーによるエイリアンの様々な形態は矢張りグロテスクで怖いです。】
■2142年頃。劣悪な環境のウェイランド・ユタニ社が支配するジャクソン星の鉱山で働くレイン(ケイリー・スピーニー)は、仲間のタイラー(アーチ―・ルノー)の誘いで、遠方のユヴァーガ星を目指す計画に乗る。
その中には、レインの指示通りに動くアンドロイド、アンディ(デビッド・ジョンソン)も居た。
◆感想
・この作品の時代は、宇宙に漂うノストロモ号の廃船の如き状況を見ても、彼の惨劇から数十年後だろうと思う。
そして、今作の主人公はウェイランド・ユタニ社が支配するジャクソン星の鉱山で働いていたレインである。
第二のリプリー誕生か!と期待しながら鑑賞する。
・レインたちが廃棄された宇宙ステーションの中で冷凍休眠装置を探している時に徐々に表れるすばしっこい小型エイリアン(ゼノモーフ)が不気味である。
・リドリー・スコットが制作に加わっているだけあり、宇宙空間に漂う宇宙船の内装や様々なSFガジェットの出来も良い。
・親父ギャグを繰り出す気弱なアンディが、ウェイランド・ユタニ社のチップを入れる事で、ユタニ社製の宇宙船のドアを開ける権利を得たり、序でにレインを護るために非情な行動に出る所も、このシリーズの軸である人間とアンドロイドの関係を引き継いでいる様で、良い。
更には廃宇宙ステーションの中に遺されていた下半身が無いアンドロイドの姿も、何となく第二作のビショップを思い出す。
・小型エイリアン(ゼノモーフ&ハガー)が、跳梁跋扈する中で、ナヴァロは身体にハガーによりチェストバスターを産み付けられ、ビヨンも殺される中、レインとタイラーは身重のケイを守りながら防戦するシークエンスがハラハラドキドキである。
・そんな中、到頭エイリアンの完成系が現れ、タイラーを捕らえ彼は強酸性のエイリアンの血液により絶命し、ケイも連れ去られる。グロテスクだなあ、怖いなあ・・。
■そんな中、レインとアンディは、重力装置を使いエイリアンと対峙するのである。取分け、撃ち殺したエイリアンたちの血液が無重力空間に浮遊する中、巧みに避けるシーンなどはナカナカであり、レインはその中で、徐々に逞しく成長していくのである。
・身重のケイを取り戻し、冷凍休眠装置に入れた時に、彼女の胎内から出て来た禍々しきモノの姿は、嫌だったなあ。ホント、エイリアンシリーズって、SFホラーである。
<漸く、エイリアンたちを振り切りレインとアンディはユヴァーガ星を目指すのである。さて、続編は作られるのか?レインを演じたケイリー・スピーニーは、第二のシガニー・ウィーバーに成れるのか?
それは、全てこの作品がヒットするかどうかに掛かっているのである。>
エイリアンシリーズへの愛が凄まじい大傑作
私がエイリアンと出会ったのは物心ついて間もない頃だったと思う、レンタルVHSだったかテレビ放送だったかは忘れてしまったが初めて見たエイリアンは2だった。衝撃的な内容にそれ以来シリーズの虜になりプロメテウスシリーズを含め何度も見返している。子供の頃は胃の調子が悪くなるとお腹の中にエイリアンが居るのでは無いかと心配になる程だった。2012年にリブートを果たしたプロメテウスは個人的に大好きな作品だが世間の評価は賛否両論だったと思う。しかし、今作ロムルスはシリーズのファン程楽しめる大傑作に仕上がっている。シリーズ未見の人間であれば何故あれほど文明が進んだ世界で重苦しいブラウン管のモニターやガチャガチャと五月蝿そうな物理キーが満載なのかと疑問に感じるだろうが、ファンにとってはこれこそエイリアンの世界だと沸き立つ筈だ。SF作品は長らくブレードランナーのようにごちゃごちゃと情報量の多い世界観が主流だったが、近年の作品では極力無駄を削ぎ落とした"スマート"に荒廃した造形に変化しつつある。そんな潮流に逆らうかの如く雑多で重苦しく未来世界であるにも関わらずどこかノスタルジーを感じる世界を提示された瞬間今回のエイリアンはかなり面白くなると確信した。劇中はエイリアン1〜4を彷彿とさせる場面が数々登場する。この手法は旧作に媚を売っていると取る人もいるだろうし、実際私も沢山のリブート作品でその感覚を味わい劇場でがっかりとさせられたが、本作ではシリーズへのリスペクトを存分に感じられ旧作オマージュを殆どすべて前向きに捉える事が出来た。私はエイリアンシリーズの肝を"生命に対する根源的な不安"だと思っている。嫌な表現をするが生き物は気持ち悪い、どんな生物も不安定な面があり不完全さが不安を掻き立てる。これも偏見なのかもしれないが、男である私は一年近く自らの体内で生命を育み産むという行為が出来る女性という存在に、男は絶対に敵わないのだと考えてしまう事がある。エイリアンシリーズには間違いなく女性の強さというテーマが内包されている。それと同時に女性にしか出来ない出産という行為に対する未知の恐怖も存分に描かれているのが今作だ。終わったと思ったのに終わっていない展開をサービスしてくれるのがシリーズのお決まりであるが、終盤の"アレ"は生命という存在に対する未知の恐怖を具現化していたと思う。エイリアンシリーズは4以降、エイリアンでも人間でも無い様々な何かを表現してきたが、そんな不完全な存在と"完璧"な存在であるゼノモーフを二度味わう事が出来る上、シリーズに欠かせない普遍的なテーマや、陰鬱な宇宙船の造形など、画でも楽しむ事が出来る豪勢な作品に仕上がったのがエイリアン・ロムルスだ。
ヒヤヒヤしました
素晴らしい! 傑作揃いの奇跡のSFシリーズにまた新たなる傑作が誕生!!
IMAXの画角で撮られた作品ということでIMAXで観ました、とにかく凄い!最高です!
フェデ・アルバレス監督のプレッシャーは並大抵のものではなかったでしょう
なにせ半世紀に渡って製作されてきた1作め入れて6本の作品が全て面白いという奇跡のSFシリーズの続編に挑もうというのだから、ぶっちゃけ正気じゃない
しかも世界レベルでシリーズ中の人気ランキングで必ず1位と2位になる1作目と2作目の間の話を撮ろうというのだから信じられない勇気
でもやるだけある、自信があったんでしょうね、旧作のファンも満足するであろう素晴らしい作品に仕上がっていました、もう尊敬しかありません
とにかくストーリーが面白く、テンポが良くて全編、息をのむ緊張感とド迫力映像に圧倒される、最高にエキサイティングなドライブ感を堪能できます、これはジェームズ・キャメロン監督の手掛けた『エイリアン2(1986)』に似ているかもしれません、ビークルや宇宙船なんかの雰囲気とスピード感のある編集などを見ていてそう思いました
そんな作り手の素晴らしさもさることながら、個人的には本作の主人公でシリーズ4人目の“エイリアンと闘う女戦士”レインを演じたケイリー・スピーニーさんが最高に良かった!
今年の春に『プリシラ(2024)』でエルヴィス・プレスリーさんの奥さんプリシラを演じたとっても綺麗で若々しいケイリーさんを見て、「え、この子が今度エイリアンと死闘を繰り広げるの?無理じゃない?」と思ってましたが、美人は変わらないけど別人のようになっていて、メチャクチャかっこ良くてイケてました
怒涛の様に次々に襲いかかる危機に対し立ち向かう“面構えと目つき”が最高、アクションがこんなに似合う若手女優さんは久しぶりじゃないかな、今後がすごく楽しみです
そして今作でも登場するアンドロイドのアンディを演じるデヴィッド・ジョンソンさんも良かったですね、ファームウェアを入れ替えることで2通りのキャラクターを演じ分けており見事でした
そして今回も新しい描写に興奮しました
エイリアンが酸をピュッピュッと飛ばして攻撃してくる所、怖かったですね
そして無重力状態の中でレインが銃でエイリアンの群れを撃ちまくって酸が飛び散って浮遊する所など、なかなかの新アイデアに唸りました
ちょっとだけ思うことがあったのはラストに出てくる新種のエイリアンですかね、あれだとモンスターものやゾンビもののテイストと変わらないので、もうちょっと違う描き方がよかったかもとは思いました
『エイリアン4(1998)』で切ない最期を遂げた“ニューボーン”をさらに越えるエイリアンと人類のハイブリッド種、しかも白塗りな所が『プロメテウス(2012)』や『エイリアン:コヴェナント(2019)』のエンジニアもちょっと入ってますかね
ま、でもそんな所も楽しんじゃうぐらい、総じて大満足、全く期待を裏切られなかった傑作の誕生に立ち会えて最高にエキサイティングな気分です!
最恐の恐怖が寄生する
期待した映画がしっかり面白いっていいね〜!!
エイリアンシリーズは一作目しか見ておらず、その内容もあまり覚えていないという状況でしたが、そんな状況でもとても楽しむことができました。
圧倒的な恐怖と絶望が付き纏う2時間で1作目の作風をしっかりと引き継がれた特撮とCGを上手く使った映像表現も大事にしてる作りと展開で面白すぎた…!!!
最初の会話などは少し退屈していて、「大丈夫?」って思っていました。
最初の20分くらいが終わったらそこからは、期待していたエイリアンとのスリル満点の死闘をじっくり見せてくれたので、とても満足。
メインのエイリアンとの戦いが終わって、「もう終わりかな」って思っていたんですが、そのあとの人型のエイリアンが出てくるのは予想していなくて、興奮しました🤩🤩🤩🤩🤩🤩🤩🤩🤩🤩
自分が期待していたものに、さらに面白いものを見せてくれたので大満足です。
また中盤においては、主人公たちにとって、エイリアンはもちろん敵なのですが、アンディもモジュールを変えたせいでケイを見捨てたりして、アンディも脅威になりつつあるのも面白かった!
また、今作の監督は「ドントブリーズ」のフェデアルバレス監督ですが、途中、エイリアンまみれの部屋で、室温を体温と同じにして音を立てないで部屋を通るというシーンがありますが、そこではさすがドントプリーズの監督だけあって、沈黙の恐怖がじわじわと伝わりました。
また、画や音楽(BGM)がかっこいいところがあって、緊張感や興奮を多く感じることができた。
あと、終始ケイがかわいそうだった😢
面白かったけど、仕方がないよね
1作目リスペクト
迫力はあります
シリーズの正式な続編とのことで期待して観に行ったけどイマイチ。 序...
シリーズの正式な続編とのことで期待して観に行ったけどイマイチ。
序盤のお粗末説明ドラマが長過ぎてウトウトしてしまった。
あとアンディ、アンドロイドのくせに表情ありすぎ。表情筋動かすメカどうなってるん?
途中ちょっと泣いてなかったか?笑
ゼノモーフの造形はさすがのギーガー先生、エログロで良い。
びっくりドッキリお化け屋敷的SFドタバタアクション。
緊迫感を失わない構成は上手い
エイリアンシリーズはVSプレデター含め全作を
観たが今作は話の流れが基本的に一作目と同じ。
そこにエイリアン2〜4までのテイストを散りばめた
という感じになっている。
なので何処かで観たような場面が続くが、それにも
関わらず緊迫感のある作りになっているのは素直に
監督の腕を認めて良いと思う。
主演のケイリー・スピーニーは如何にもデキる女と
いう雰囲気だったシガニー・ウィーバー演じる
リプリーとは違い機転とド根性でピンチを切り抜け
るお姉ちゃんという感じで上手くキャラが立ってい
たのも良い。
不満としてはエイリアンのデザインが一作目のよう
な妖艶さも感じさせるフォルムではなく、2以降の
見るからにモンスターという感じの造形だった事と
ラストに登場する色白のオッサンクリーチャーは
もう少し何とかならなかったかなという事。
シリーズ未鑑賞なら星4つ、シリーズに詳しい人なら
星3.5という評価。
怖さやスリルは、エイリアンシリーズの中で最高かも
甘めの80点。
かなり期待したが結構ガッカリ、まあ良かったって感じで、なんかビミョー(笑)
評価は、甘めの80点。
エイリアンは、1と2とプロメテウスとコヴェナントが良作かな…
本作は1と2の間の話で、劇中に“プロメテウス”って単語も出てくるけど、2もプロメテウスも観てなくても大丈夫。
ただ、1だけでも観ておいた方が意味が分かるし、より楽しめると思います。
ドント・ブリーズの監督って事で、静寂の中で息を潜めるような原点回帰な感じかと思ったら、けっこう派手でした。
もっと息を殺しハラハラするのが観たかったですね…
そして、ゲームのラスト・オブ・アス2をプレイした人は驚いたであろう嬉しいキャスティング、ラスト・オブ・アス2でレブ役を演じた彼女が出てます♪
インパクトあったし、いい演技してた♪
IMAXで観賞したけど、美しい宇宙空間や大きな宇宙船が画面いっぱいに広がるIMAXがオススメです。
既視感
エイリアンシリーズの待望の新作
わくわく楽しみに視聴してしばらく経ち
なんだか見たことあるなコレとなった
貨物船、仲間のアンドロイド、エイリアンの研究所…
話は進み人類の進化の特効薬をエイリアンのDNAから抽出したと…おやおや?
映し出される特効薬を注入された
ネズミからなにやらエイリアンが出てくる…
そしてラスト人間から生み出される新エイリアン…
あーこれエイリアン4や…
なんなら倒し方もエイリアンとエイリアン4のハイブリッドみたいな倒し方
めっちゃ見たことある…のままエンディング
目新しさは感じれませんでした
リドリー・スコットの薫陶を受けた監督のエイリアン4って感じです
エイリアン4はまだプロメテウスの企画もない時なのでああいった感じでしたが
この作品はプロメテウス、コヴェナントを受けて設定を刷新したエイリアン4です
ストーリーラインもほぼ一緒です
もう少し新しい物が見れると期待していたのですが少し残念でした
とはいえエイリアンなのでそれなりに面白いですがほんとそれなりです
劇中で銃を手にした時に酸で穴が空くから撃てないがエイリアンが警戒してくれると
説明が入りますがエイリアン君達はほんとにその通りに警戒してくれて数は多いのに全然襲ってきません
完全生物なのだからそんなに警戒しなくてもってなります
数でゴリ押せばなんとかなるんちゃうん?ってなるんで緊迫感が足りません
青少年達が主人公なので今までのゴリゴリ海兵隊員ではないので銃もオート銃です
勝手に照準が合います
あれこれって2より昔の話よね2でこの銃出たら無敵やんってなりました
実際2のセントリーガンは強かったです
最後にこの作品前情報見なくても見れるよとのことでした
実際視聴して…いやゴリゴリ前情報いるやん!てなりました
確かにストーリーは単純なので気軽に見れますが
少なくともエイリアンとプロメテウス、コヴェナントは見てたほうがいいかもです
これならコヴェナントの続編が観たかったなーというのが正直な感想ですねー
これだけ本国でヒットしたのであれば
コヴェナントの続編やってくれませんかねお願いします
エイリアン一作目を愛してる人たちへ
全559件中、521~540件目を表示